これまで伊東祐親とはどのような人物なのか。
伊東家と北条家が敵対するようになった理由などを書いてきました。
これからの物語に重要となってくる、「鎌倉殿の13人」について13人とは誰なのか、そもそも鎌倉殿って何なのかをしっかりおさえておきたいと思います。
これから次々と重要人物が出てくる前におさらいの意味で読んでいただけたらと思います。
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【鎌倉殿の13人】鎌倉殿とは何?
鎌倉殿(かまくらどの)は、鎌倉幕府の棟梁、また、そこから転じて鎌倉幕府そのものを指すこともある。源為義あるいはその子の義朝以降は清和源氏(武家)の棟梁を鎌倉家、鎌倉殿、鎌倉流とも呼ぶようにもなった。「平家物語」では「鎌倉殿」とは頼朝を指し、歴史的には源頼朝と強く結びついた言葉である。~なお、「鎌倉殿」の地位を公的に担保するのは征夷大将軍ではなく、
引用元 Wikipedia
日本国惣追捕使(にほんこくそうついぶし、惣追捕使(後の守護)の任免権を持つ)
日本国惣地頭(地頭の任免権を持つ)
の二つの地位である、とする説もある(この二つの地位は、どちらも1190年に頼朝が得たもので、これらの地位は鎌倉殿に受け継がれる)。
鎌倉殿とは鎌倉幕府の棟梁のことを指し、転じて鎌倉幕府そのものを指すようになりました。
初代鎌倉殿とは源頼朝ということになります。
*注 桓武平氏良文流の氏族である「鎌倉氏」とは異なります。 引用元 Wikipedia |
歴代の鎌倉殿
- 源頼朝(みなもとのよりとも)…鎌倉幕府の初代征夷大将軍
- 源頼家(みなもとのよりいえ)…鎌倉幕府の第2代征夷大将軍(頼朝の嫡男、母は北条政子)
- 源実朝(みなもとのさねとも)…鎌倉幕府の第3代征夷大将軍(頼家の弟)
- 藤原頼経(ふじわらのよりつね)…鎌倉幕府の第4代征夷大将軍(摂政関白を歴任した九条道家の三男、前3代とは遠縁にあたる)
- 藤原頼嗣(ふじわらのよりつぐ)…鎌倉幕府の第5代征夷大将軍(頼経の子)
- 宗尊親王(むねたかしんのう)…鎌倉幕府の第6代征夷大将軍(皇族で初めての征夷大将軍、後嵯峨天皇の第一皇子)
- 惟康親王(これやすしんのう)…鎌倉幕府の第7代征夷大将軍(宗尊親王の嫡男)
- 久明親王(ひさあきしんのう)…鎌倉幕府の第8代征夷大将軍(後深草天皇の第六皇子)
- 守邦親王(もりくにしんのう)…鎌倉幕府の第9代征夷大将軍(久明親王と、7代将軍惟康親王の娘の間の子)
私はすごい勘違いをしていました。
鎌倉幕府の征夷大将軍は3代で終わり、あとは執権として北条家が牛耳っていたのかと思っていました。(知識のなさにお恥ずかしいばかりです(>_<))
名ばかりでも第9代まで鎌倉幕府の征夷大将軍はいたのですね^^;
上記9人が鎌倉殿ということです。
鎌倉殿の13人とは誰のこと?
鎌倉殿が鎌倉幕府の棟梁のこと(鎌倉幕府そのもの)だとわかりました。
では鎌倉殿の13人とはいったい誰の事でしょうか。
鎌倉殿の13人とは
頼朝の死後鎌倉殿の地位に就いた若き頼家が、偉大な父である頼朝のような独裁的権力をふるう事を古くから仕えてきた御家人たちが見過ごすことはできません。
よって13人の宿老による合議体制を作り、頼家の政治を補佐させるという「13人の合議制」が敷かれました。この合議制に名を連ねた13人のことです。
鎌倉殿の13人の内部権力闘争の話
鎌倉殿の13人
- 北条時政(坂東彌十郎)
- 北条義時(小栗旬)
- 三善康信(小林隆)
- 三浦義澄(佐藤B作)
- 和田義盛(横田栄司)
- 比企能員(佐藤二朗)
- 安達盛長(野添義弘)
- 梶原景時(中村獅童)
- 足立遠元(大野泰広)
- 大江広元(栗原英雄)
- 中原親能(川島潤哉)
- 二階堂行政(野仲イサオ)
- 八田知家(市原隼人)
頼朝の死後、この13人による権力闘争が繰り広げられていくわけです。
主人公が北条義時であることから、権力争いに勝ち上がっていくのが彼であることは容易にわかります。
この『鎌倉殿の13人』は、北条義時の権力闘争を勝ち残ってきた成り上がりサクセスストーリーと言えるかもしれません。
鎌倉幕府成立前の最大のみどころ源平合戦
鎌倉幕府内の権力闘争の前にドラマでは大きな山場があります。
木曾義仲や源義経が活躍する源平合戦です。
第5回は口火となる「石橋山の戦い」が描かれるでしょう。
後に13人に加わる梶原景時(中村獅童)も敵将として登場します。
敵将である人間がどのようにして鎌倉幕府の中枢に入ることになったのでしょうか。
これからの中盤にむけての、1つの山場が見られることでしょう。
【鎌倉殿の13人】鎌倉殿とは?13人とは誰?まとめ
今回は「鎌倉殿」と「鎌倉殿を補佐するために選ばれた13人」について調べた内容です。
これからこの人物たちがどのように平家を倒していくのか、権力闘争によって誰がどのように滅びていくのか、また、頼朝はなぜ義経を討たねばならなかったのか...
三谷幸喜さんがどのような捉え方をし、どのように視聴者を楽しませる脚色をしてくれるのか。非常に楽しみでなりません。
歴史を学ぶことは非常に楽しいです。
この記事を読んでいる方が、これからも大河ドラマを楽しんでいただけたらと思います。
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