第5次出演者発表があってから、これからの『鎌倉殿の13人』が楽しみ過ぎて眠れなくなりそうななおらんです。
イケメンで実力のある若手俳優さん達が演じるシーンを妄想するとワックワクしちゃうのよ(≧▽≦)
あとね、これだけ歌舞伎役者さんたちが多数出演する大河ドラマも珍しいんじゃないかな?
坂東彌十郎、片岡愛之助、中村獅童、市川猿之助、市川染五郎、尾上松也。
それだけで、ドラマ全体が引き締まってくるようなのよ。
彼らの所作は生の舞台で鍛え上げられている美しさというか、威厳というか、そんなのが感じられて好きなんだよね(≧▽≦)
背中がピシッとしてくるの。
そんな視点をもって1度ご覧になってみてください。
話は脱線してしまいましたが、今回は佐藤浩市さん演ずる上総広常についてです。
6話の最後にちらっと出てきた時は、くせ者感満載でしたね~。
これからの戦いを左右するなくてはならない人物登場です。
\ガイドブックがあるともっとドラマを楽しめるよ/
上総広常とはどんな人?
佐藤浩市さんが演ずるだけで、くせ者感がその身からあふれ出てくるようですが、上総広常とは一体どんな人だったのでしょうか。
上総広常の出自
上総氏は、坂東八平氏(千葉、上総、三浦、土肥、秩父、大庭、梶原、長尾の各氏)の流れを汲む一族です。
上総権介平常澄の八男(嫡男)で、上総介広常(かずさのすけひろつね)の呼称が広く用いられています。
八男で嫡男てことは父上はどんだけ側室がいたのよって話よね。
七男までは庶兄という事で、これが内部抗争に繋がってしまうわけです。
12世紀末、上総国の公領・庄園は上総氏がそのほとんどを所領化しており、広常は一族の家督、惣領として、かつ上総国衙最有力在庁である「権介」として、ほぼ一国規模で封建的軍事体制を確立しつつあった有力豪族でした。
引用元 Wikipedia
平治の乱~家督争い
平治の乱(1159年)で上総常澄、広常親子は源義朝の長男・源義平に従い活躍していましたが、平治の乱の敗戦後は、平家の探索をくぐって戦線離脱し、領国に戻っています。
義朝が敗れた後は平家に従っていましたが、父・常澄が亡くなると、嫡男である広常と庶兄の常景や常茂との間で家督を巡る内紛が起こり、この兄弟間の抗争は後の頼朝挙兵の頃まで続くのです。
平清盛との関係が悪化
1179年11月、平家の有力家人である伊藤忠清が上総介に任ぜられると、広常は国務を巡って忠清と対立し、平清盛に勘当されてしまいます。
このような屈辱を受けた広常にとって、源頼朝の挙兵は、案外平家に恨みを晴らすための渡りに船だったのかもしれませんね。
上総広常は敵か味方か⁉
第6話の最後で上総広常は頼朝から届いた文を読みもせずに握りつぶしてしまいました。
現代ならずっと未読無視しつづけるやなやつです(>_<)
頼朝の元に集まった坂東武士たちも、まさかこのような扱いをされているとは思ってもいないでしょう^^;
この時点では味方になるのか敵になるのかはわかりません。
そんなところへ和田義盛(横田栄司)と北条義時(小栗旬)が、説き伏せのために送り込まれるのです。
義時はさておき、血気盛んな和田さんが行くのは一抹の不安を抱いてしまうのですが。。。
大庭側の敵将梶原景時と鉢合わせ
上総広常の館に着くと先に大庭勢の敵将・梶原景時がいます。
両軍とも、2万の兵を率いる上総広常は喉から手が出るほどほしいところです。
上総広常は「俺は素直な男だ。素直な男は損得で動く。お前らに加勢して俺にどんな得があるのか」
と尋ねます。
そしてこの戦は自分が付いた方が勝つと豪語します。
梶原景時は大庭殿は左衛門尉を与えることも出来ると…。
義時は得なことはないかもしれないが、頼朝を担いで利用し、坂東武士の世を作ると暗にほのめかします。
頼朝は天に守られていて担ぐにふさわしい人物だと言うのです。
ここで梶原景時の顔が変わりましたね。
石橋山で頼朝を助けたのは、やはり彼は天から守られていると感じ、討ち取っては神仏に罰せられるのではないかという理由があったからだということが明らかになりました。
義時が佐殿の元に来ませんかと声をかけると景時は「刀は斬り手によって名刀にもなればなまくらにもなる。決めるは斬り手の腕次第。」と言って立ち去ります。直後に和田義盛が「今のわかったか?」と言った時の2人のぽかんとした顔が印象的でした。実際私もこの場合どういう意味なのかわかりません^^;
夜襲の難を逃れる頼朝と試す広常
大庭が放った輩が夜襲をしかけるという知らせが上総広常の耳にも入ります。
義時はすぐに戻ろうとしますが、広常は引き止めます。
天に守られているのであれば、此度も死ぬことはないだろうと。
その運を試しているのです。
面白いことに女好きな頼朝は、浮気相手の女とその亭主によって難を逃れることになります。
なんともまあ、、、天に守られてる人って案外いい人に限らないってことなのかもしれないですね。
頼朝さん、強運の持ち主と認めざるを得ません^^;
2万の軍勢を引き連れて参上
頼朝への興味と、すでに千葉常胤(岡本信人)が頼朝に加勢を表明していることもあって広常は、2万の軍勢を率いて頼朝の元へ参上します。
しかーし、何を考えているのかわからないくせ者の広常さん。
頼朝のことをいまだ心底信じてはいないので、対面した時に棟梁としての器を感じなかったら、討ってしまおうと考えていたようです。
道中ひなたぼっこをしながら、のんびりと頼朝の元へ向かう広常。
これを見抜いてなのかどうかは定かではありませんが、頼朝は大軍を率いた広常の参向を喜ぶどころか、逆に〝遅い!帰れ!″と咎めるのです。
その態度に棟梁としての器を感じた広常は、頼朝に遅参を詫び和順することになります。。
つくづく頼朝って運のいい人だよなぁって思うわぁ。対応間違えたら殺されていたかもしれないんだよね。
御家人の中で横暴な態度をとる上総広常
上総広常や千葉常胤が加わり、坂東武者たちを大勢集める事ができたことによって、形勢は逆転していきます。
『吾妻鏡』では飛び抜けて大きな兵力を有する広常は無礼な振る舞いが多く、頼朝から与えられた水干のことで岡崎義実と殴り合いの喧嘩に及びそうにもなったこともあると書かれています。
なんか浩市さんぴったりの役ですよね。
『新選組!』の時の芹沢鴨を彷彿させられちゃうね。
三谷幸喜さんの中で、高飛車で高慢な役は佐藤浩市という構図ができているのかしら^^;
とにかく今回の大河ドラマはキャスティングがドンピシャでワクワクさせられっぱなしです(≧▽≦)
坂東彌十郎、竹財 輝之助、山本耕史、中村獅童、中川大志etc…
これから出演する若手俳優さん達にも自然と期待しちゃいます。
いけない、いけない。話がどんどんとそれていってしまっているわ^^;
こういった傍若無人な振る舞いが、己の立場を悪くしてしまうのです。
上総広常の最期
1183年12月、広常に謀反の疑いがかけられます。
頼朝は梶原景時に命じ広常を謀殺させます。
双六に興じている最中に背中からブスッと刺してしまうのです。
嫡男・上総能常は自害し、上総氏は所領を没収され千葉氏や三浦氏などに分配されます。
後日、広常の鎧から願文が見つかり、頼朝の武運を祈る文章だったことから、謀反の企てがなかったことがわかるのです。
頼朝はこれを知り非常に後悔し、千葉常胤預かりとなっていた一族を赦免したようです。
最期は謀反人という汚名を着せられ散ったわけですが、常日頃の傲慢な態度が引き寄せた結果かもしれませんね。
佐藤浩市演ずる上総広常 まとめ
18年前の『新選組!』の芹沢鴨以来の大河ドラマ出演となった佐藤浩市さん。
やはり、三谷作品にはなくてはならない存在でしたね。
ともすれば、笑いの方に重心が傾いてしまいがちな作品を、その存在感だけで観る者の心をグイっと引き寄せて芯のある作品に仕上げてしまう。
これからの戦いはくせ者浩市広常に注目です!
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