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【どうする家康】第5話あらすじ・感想考察~瀬名奪還作戦|ミッションインポッシブル!

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清須で信長(岡田准一)と同盟を結び、今川と戦う決意をした元康(松本潤)。

目下の懸案は駿府に人質となっている瀬名(有村架純)と子供たちを救出することだが…。

第5話の史実的背景は…

  • 織田信長と清須同盟を結ぶ。完全に今川と対立する(1562年)
  • 人質となっていた瀬名と子供たちを今川から取り戻す(1562年)
  • 長崎でキリスト教の布教が開始される(1562年)

織田との同盟を結び岡崎へ戻った元康が、新しい仲間を加え瀬名と子供たちを取り戻そうと奮闘する話になります。

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目次

【どうする家康】第5話 あらすじ

元康が岡崎に戻ってしばらくすると、於大(松嶋菜々子)が夫の久松長家(リリー•フランキー)と6人の子供たちを連れて転居してきました。

於大の強気発言

「元康殿、思う存分、今川領を切り取りなされ!わが夫も大いに働きますぞ!」


まずは今川方の鵜殿長照(野間口徹)が守る上ノ郷城から攻めるべきだとせかす於大ですが、今川で人質となっている瀬名と子供が気が気でならない元康は気もそぞろです。

於大は戦国の中でも、そうとう強い女性として描かれてますね



なんとか今川と戦になる前に救出できないものかと、思案するのですが、

左衛門尉(大森南朋)ら重臣たちも黙り込んでしまいます。

氏真(溝端淳平)は談判に応じようとしないし、駿府に攻め入るにしても、猛将たちが守る城を次々と落とさなければならないためです。

すると大久保忠世(小手伸也)が、家臣の中に誰も思いつかないような奇策を思いつく者がいると言います。

その名は本多正信(松山ケンイチ)。

かつて盗賊を一網打尽にしたという。

だが、その名を聞いた重臣たちは、ならぬならぬと一斉に声を上げたのでした。


「あれはイカサマ師じゃ!」

「わっぱの頃から悪知恵ばかり働くやつで」


口々にこきおろし、三河武士の恥とまで言うのです。

しかし今は役を解かれて鶏の世話をしているという男に、元康は興味を抱いたのでした。

参考記事

本多正信登場

元康の前にやってきた正信は、自分に任せてくれれば、瀬名たちを必ず取り戻すと豪語します。



そしてまずは銭をくれと言うのです。

家臣たちがどのように助け出すのか聞いても、正信は答えません。

今川に通じている者がいるかもしれないと。

家臣の中から裏切り者が出るかもしれない。後にこの伏線が何回かいきてきます。



ずけずけものを言う正信に対し、重臣たちは激怒するが、元康は皆を外して正信の話を聞くのでした。


「お方様とお子様方を、駿府からこっそり盗み出すのです」


忍びの服部党に銭を与えて、駿府に送り込むという考えです。




頭目の服部半三は伊賀者で、京で将軍に仕えていたこともあり、祖父・松平清康が召し抱え、父の代まで忍びとして働いていたらしい。


あとで左衛門尉に話を聞くと、半三はすでに亡く、今は息子が継いで半蔵と名乗っているという。

しかし、今は形ばかりで百姓同様。

配下の伊賀者たちもちりぢりばらばらだというのです。

やはりイカサマ師なのでは…不安になる元康です。

服部半蔵登場

正信は服部党のトップ半蔵(山田孝之)に会いに行きました。




「ええ話じゃろ?服部党を復活させるんじゃ。首尾よくやり遂げれば父親の汚名もそそげよう。すぐに伊賀者を集めてくれ」

「嫌じゃ、俺は忍びじゃない、俺は武士だ」




この暮らしではどうにもならないだろ、金はたくさんあるという正信に対し、バカにするな武士は金のために働くんじゃねえと反発する半蔵です。


帰り際、お金を落とす正信。

それに反応した半蔵を見逃さなかった正信は、わざとたくさんお金を落とします。

そのお金を半蔵の懐に入れ、武士としてやれと言うのです。

仲間を呼ぶことになった半蔵は、服部党にだけ伝わる方法で仲間を集めるのでした。

仲間を集める方法が特殊で見応えあったね!

正信は二代目服部半蔵(山田孝之)を伴い、服部党28人を集めたと自信満々で元康の元に現れます。

夜陰に紛れて瀬名たちを駿河の浜から船に乗せると言うが、肝心の半蔵はおどおどするばかりです。


「そなたも行け」


しくじりは許されぬと、数正(松重豊)は正信に命じます。

正信が、お役目御免と仕事を投げ出そうとしているのを見抜いていたのでした。

参考記事

元康からの文

駿河の関口家では、瀬名たちばかりか父の関口氏純(渡部篤郎)や、母・巴(真矢ミキ)までもが罪人扱いされていました。

屋敷を訪ねてくるのは、鵜殿長照(野間口徹)の妹で瀬名の幼なじみのお田鶴(関水渚)くらいなものです。



ある日、城下に買い物に出た侍女のたね(豊嶋花)が、干物売りに扮した服部党の大鼠(千葉哲也)にこっそり渡された元康からの文を持って帰ってきました。



そこには、翌日の丑の刻(午前1時~3時頃)に、松平の忍びの者が瀬名と子供たちを助け出しにくると書いています。

迷いのない瀬名はその夜、両親に岡崎へ行くことを打ち明けました。


「共に岡崎へ。関口家もろとも出奔いたすのです。ここにいても関口家に先はありませぬ!」


氏真に見限られ、今川に先はないと判断した氏純もともに岡崎へ行くと言ってくれたのでした。

奪還作戦失敗

後にたねが大鼠に渡した手紙に服部党は頭を抱えます。

救出する人数が5人も増えたのです。

無理だと言う半蔵に正信は、今川の一門衆の関口氏純を岡崎へお連れしたら褒美も増えると欲をかきたてるように言います。


「関口殿と家来は武士じゃ。護衛が増えたと思えばいい。服部党ならできるさ


不安な半蔵が皆に出来るか問うと、大鼠の返事が返ってきました。


「俺らできるかどうかは考えねえ。やれと言われたらやるだけさ」


翌日の深夜ー

服部党が館に忍び入ろうとしたとき、突如矢が降ってきました。

鵜殿長照の兵です。

弓矢をなんとか逃れた半蔵でしたが、槍で狙われると服部党のメンバーがかばってくれて死んでしまいました。

腰を抜かして動けなくなってしまった半蔵を大鼠がつかみ上げ、命からがら城下町まで逃げてきます。

大鼠は深い傷を負いながらも戦う覚悟を決めたのでした。



岡崎では、正信と半蔵は失敗するだろうと家臣たちは笑っています。

すると、元康は胸ぐらを掴んで激怒します。


「命懸けで働いてる者を笑うな!」

徳川家康の人格が表れていますね。天下人になるのも納得です。




どこから計画が漏れたのか、鵜殿兵たちで埋め尽くされた屋敷の中で、肩を寄せ合い抱き合いながら茫然とする瀬名たち。


「関口殿、曲者どもは退治いたした。ご安心めされ」


鵜殿長照がやってきて、氏純に言います。

瀬名はバレないように用心していたにもかかわらず、巴がうっかりお田鶴に口をすべらしてしまったのでした。



どうしても最期の別れを言いたかったためです。

鵜殿長照の妹の田鶴はどっぷり今川方の人間です。気心がしれていたとは言え、迂闊なことをした巴さんです。




「関口氏純、巴、瀬名、その子ら一同死罪とする」


非情な決断をくだす氏真。

瀬名たちは牢屋に入れられてしまったのでした。

作戦失敗後

奪還作戦失敗後、服部党で残っていたのは半蔵だけです。

大鼠に共に戦うと言った半蔵は、止められたのでした。

本多正信と半蔵は岡崎城へ報告に行きます。


「本多正信いかなる処分も受けまする」

「切腹をさせるべきかと思います」


石川数正(松重豊)が躊躇なく言います。


「その前に、今一度働かせていただきたく存じまする」




策があるという正信に、上之郷城攻めが始まるから遅いと言う左衛門尉(大森南朋)です。


「我らも上之郷城攻めに加えてください」


しかし、服部党は全滅したはず。

ここで半蔵が答えます。

「服部党はまだおります。全滅しておりません」


それまで黙っていた元康が口を開きました。


「策とは?」


「鵜殿長照とその二人の子、生捕りといたしまする」

鵜殿長照の息子2人が要所要所で出てきてたのは伏線だったのですね。




さあ、どうする?元康!

つづく…

\ガイドブックがあるともっとドラマを楽しめるよ/

【どうする家康】第5話 感想・考察

「瀬名奪還作戦」

今川を完全に敵とみなした元康ですが、瀬名と子供たちを取り戻すのは簡単にいきません。
しかし、元康はあきらめません。
正面から行くには戦うしかないのです。
その間の瀬名たちがどうなってしまうかもわからないのでうかつに動けない状態です。
於大は妻や子など捨てろと言うけど、そうしない元康の人間性が天下人への最初の一歩となっているのではないでしょうか。
人というものをないがしろにしないところが、家臣にとっては、命をかけて守るにふさわしい殿となっていくのでしょう。


そんな時に出てきたのが本多正信です。
いや~松山ケンイチさん、うさん臭いですね~(≧▽≦)
最初のセリフが「コケーッ」ですよ😂
鶏の鳴き声かと思ったら、字幕に正信と出ていたのでびっくりしました。
家臣たちからとことん嫌われていますが、これまでどんな悪知恵を使ってきたのでしょうね。

しかし、この本多正信という人物は後に家康の懐刀と言われた人です。
松永久秀は正信のことを、「徳川の侍を見ることは少なくないが、多くは武勇一辺倒の輩。しかしひとり正信は剛にあらず、柔にあらず、卑にあらず、非常の器である」と評したと言われています。
家臣の中で浮きながらも、家康の懐に入っていく、そんな役をどんな風に松ケンが演じてくれるのか。
平清盛を演じた松ケンとは真逆の松ケンを楽しみたいと思います。


そしてもう一人、うさん臭さといえばこの人と言っても過言ではない😂
山田孝之さんの服部半蔵正成。
忍びをしたくない。だけど服部党の人間なので忍びの者としか見られない二代目半蔵。俺は武士なんだという、憂いを帯びた葛藤がとてもよく表現されていました。
忍びではないと言いながらも、父(初代)がやってきたことへの憧れと誇りは失っていないので、武士として忍びの仕事もできたのでしょう。
これまでも役柄的に笑顔の少ないものが多かったですが、山田孝之さんの陰のある表情は心に残るんですよねぇ。忍び姿も意外とかっこよかったですね❣


大河ドラマの主演もしたことのある松ケンと、キャラの濃い役を演じることの多い山田孝之さんの二人の共演は大河ドラマファンとしても嬉しいことこの上ないです😊
ドラマの期待度が200%アップします❗️


氏真の視点に立ってみると、子供の頃から共に育ってきた元康が織田に寝返り裏切ったのです。
氏真にとっては、これ以上ない衝撃だったに違いありません。
親は討たれ、その後東で戦っている北条を助けなければならないので、三河まで兵を出せないでいたら、元康が信長と同盟を組むはめに。
泣きっ面にハチ、弱り目に祟り目とはこういうことですね😣
桶狭間で義元が討たれてからこの2年でそうとう精神的にも弱ったはずです。
溝端淳平さんの氏真は、精神が闇に落ちてしまったような表情が素晴らしい!
目の下のクマなどメイクでしょうけど、やつれた感が際立っていていいですね。
同じように次から次へと困難が押し寄せる元康と氏真の対比は、今後の状況と照らし合わせてみるとおもしろいと思います。


裏切りを知った時点で、瀬名たちは手打ちにされてもおかしくない時代。
(実際、三河家臣の妻たちはすぐ処刑されました)
今回そうせず牢屋に入れたのは、やはり幼いころから瀬名を好きだったからなのでしょう。
また、瀬名と子供を繋ぎ止めておくことで、元康が戻ってくるかもしれないという一縷の望みがあったのかもしれません。
未練がましい優柔不断な態度が、名将になれない所以なのだと思えてなりません。
源頼朝だったら速攻で処刑ですね😱(それが良いこととは思えませんが…)


せっかくの奪還作戦が巴のうかつな行動によって失敗に終わります。
巴は今川家に繋がる出自なので、お田鶴との別れを惜しむのもわかるけど、事の重大さがいまいちわかってないようですね。お田鶴もお田鶴で幼なじみのくせに瀬名の女心がわかってない!
松平を滅ぼしてほしいなんてこれっぽちも思ってないのにね。
瀬名は元康の妻として添い遂げたいだけなのに…🥲
瀬名たちの悲しむ顔を見て、事の重大さがわかるって…
後から寛大な処分を願っても後の祭りだってーの😡


くしくも前日、生田斗真さん主演で「大河ドラマが生まれた日」が放送されました。
これを見たあとの大河ドラマは格別です。(イッセー尾形さんも出演)
大河ドラマ創成期の裏側を知ると、ありがたみが増して集中して見るようになります。


今回のオープニングのタイトルバック。
こんな意味が隠れていたのね。ダブルミーニングに気づくとはすごい😃





瀬名奪還作戦は次回も続くもようです。
はたして正信の次の策は成功するのか、またも失敗して今度こそ切腹となるのか。
史実を知っていると楽しみ半減になると思う人がいるかも知れないけど、松ケンと山田孝之が良きバディのような演技でドラマを何倍もおもしろいものにしてくれています。
おそらく近いうちに三河一向一揆をやると思われますが、松ケン演じる本多正信に注目ですよ。

次回は女大鼠が登場‼
新服部党がどんな顔ぶれになるのかも楽しみです。


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なおらん

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