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【どうする家康】第4話あらすじ・感想考察~清須でどうする!|元康、清須で覚醒!!

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敗戦につぐ敗戦の後、母・於大(松嶋菜々子)や忠臣たちの進言により、断腸の思いで今川を切る決断をした元康(松本潤)。

泣く泣く吉良義昭(矢島健一)の東条城を攻め落としたが、岡崎(元康)の寝返りを知った氏真(溝端淳平)は三河衆を捕らえ次々と処刑していく…

第4話の史実的背景は…

  • 元康、西三河を平定(1561年)
  • 武田信玄VS上杉謙信 第4次川中島の戦い(1561年)
  • 尾張・清須城での信長との会談(清須同盟)(1562年)

今川を切って織田との同盟を決断した元康が、清須城にて信長と再会した時の話です。

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目次

【どうする家康】第4話 あらすじ

吉良義昭(矢島健一)の城を攻め落とし、水野信元(寺島進)とともに信長(岡田准一)の待つ清須城へと行くことになった元康。

対等の同盟をくむために、家臣たちから、先に頭を下げても名乗ってもならぬと談判のレクチャーを受けて挑もうとするが…

心労と腹痛で憔悴しきっている元康だが、ここは行くしかないのであった…。

信長との再会

1562年1月、元康と家臣団は清須城に到着します。

清冽な城のたたずまいと、統制のとれた家来たちを目のあたりにし、皆息をのむのでした。

まるで紫禁城のような壮大さだったね!




「これが織田家か…」

「勝てんわけだ」


左衛門尉(大森南朋)のつぶやきに、平八郎(山田裕貴)が納得したように重ねて言います。

びくびくしながら進む彼らを待ち受けていたのは、ひげをたっぷりとたくわえた柴田勝家(吉原光夫)と名乗る武士。

彼に促され広間に入っていくと、奥の間に信長が座っています。

恐怖で全身から汗が噴き出るほどの元康だが、己を鼓舞し顔を上げると…

信長はじっと元康の目を見ています。

家臣の忠告通り、元康も目をそらさず必死に見返すが、射殺すような信長の眼力に負け、先に頭を下げてしまいました。


「松平蔵人佐…元康にござりまする」

「織田上総介信長である」


押し潰されるようにひれ伏す元康でした。

相撲大会

元康たちには、清須城下の真新しい屋敷が宿舎として用意されていました。

信長が元康と真剣に同盟を組もうとする表れですね。

勝家に「猿っ!」と呼ばれていた下男が、かごにみかんをたくさん入れてやってきます。




「ヘイヘイヘーイ!木下藤吉郎でごぜーます!」

尻を蹴られるのも仕事と割り切っている藤吉郎。狡猾さが垣間見れる場面でした。


氏真は、駿府に残っていた三河衆を処刑してしまった。

瀬名(有村架純)と子供たちを心配する元康は駿府の様子を探らせているが、数正の答えではまだ無事なもよう。

瀬名は重臣・関口家の姫。

幽閉されても手荒なことはすまいと考えています。


そこへ、藤吉郎(ムロツヨシ)がやってきて、城で相撲大会が開かれ、信長が待っていると言います。

相撲と言うより、竹網デスマッチのようです。



嫌々出向いた元康だが、本気で信長と組み合うも、軍配は信長に。

さらに、藤吉郎は、もう一人、元康と手合わせしたい者がいると言うのです。

元康にとっては、これ以上勘弁してよという気持でしょう。



木製の薙刀を手にした、小柄な仮面の武者です。

元康は稽古用の槍で応戦、白熱の攻防の末、仮面が外れ美しい顔の女が現れたのでした。


「覚えておるか?いつも俺のあとをくっついておった俺の妹、市よ」

「おひさしゅうございます、竹殿」


12年前、相撲や水練に交ざりたがって兄を困らせていた、男勝りの姫でした。

大高城での勝利の真相

お市(北川景子)が案内してくれた、高台から見下ろす清須の町は、元康の想像をはるかに超えて栄えていました。

さらに信長は、美濃を攻めて手に入れたら、次は西へ向かう計画だと市は言います。



元康には夢のような話だが、今は対等な立場で盟約を結ばなければならないのです。

いよいよ信長との談判。

信長は境川を国境とすることはあっさり認めたものの、今川への対応に関しては和議を望む元康を退けるのでした。




「今川は滅ぼせ、いいな」

情で和議を望む元康の甘さを一刀両断する信長です。


さらに信長は、お市を娶れと言い出します。




「私は…臣下の礼をとりに来たのではございませぬ…織田殿の軍門に屈してもおりませぬ」


元康たちは大高城への兵糧入れに成功し、むしろ織田軍に勝利したと思っているのです。

すると、控えていた藤吉郎が答えました。

大高城は義元をおびき出すためのエサだったと。


「…すべてが罠だったなど…う、嘘じゃ!」


苦笑する信長を前に、力なく立ち尽くすしかない元康でした。

1話で、織田軍が大高城を攻めずに引き返した伏線が回収されましたね。

元康の決意

その頃駿府の瀬名には厳しい状況が続きます。

氏真は、関口家の者を皆打ち首にしようとすることと引き換えに、瀬名を側女にしようとしていました。

家族のために氏真の思うままになろうとする瀬名だが、元康が彫った木の兎を大事に持っていることに激怒する氏真です。

瀬名と子らに咎がおよぶのを避けるため、離縁状を書こうとした時、大久保忠世(小手伸也)が氏真からの書状を携えて、岡崎から馬を飛ばしてきました。

今川に戻らなければ、関口家は皆殺しにするとあり、血で『たすけて せな』と書かれた紙と首のない木彫りの兎が添えられていました。

怒りに震えこぶしで床をたたいていると、事情を察したお市がやってきて、縁談を断ってきたのです。


「欲しいものは、力で奪い取るのです」




実は12年前に川で溺れたところを助けてもらってから、お市は元康に恋焦がれていたのでした。



元康は信長に言上します。

信長を兄と心得、今川領をことごとく切り取り、今川を滅ぼすと。

信長が差し出す刀の刃を握りしめ、力強く言い放ちます。


「そしてわが妻と子をこの手で取り返しまする!」




にらんでくる信長をにらみ返し、毅然とした態度で言い切った元康でした。


「これで気が済みました。兄上の申すところどこにでも嫁ぎます」

「三河を攻めて、奴を殺してやってもいいぞ」

「やっかいごとは白兎にやらせておくのがよいかと。兄上が信をおける方は、あの方だけかもしれませんから



元康たちの目の前に、今川との戦いが待ちかまえているのでした…

つづく…

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【どうする家康】第4話 感想・考察

「清須でどうする!」

尾張での人質時代に信長にとことんしごかれた元康は、清須での再会におびえています。
おもしろいことに、1983年の大河ドラマ「徳川家康」では、緊張した面持ちではあるが、元康の態度は堂々としています。松潤元康とは対照的です。

40年前に描かれた、家康の尾張での人質時代では、信長は竹千代を弟のようにかわいがっています。(地獄のような描写は皆無です)この時の信長は役所広司さんで、なんというはまり役なんだと思ったものです。
竹千代も信長に対し、一歩も引けを取らないで雄々しく描かれているのです。
誰も知ることのできない史実における人物の内面は、ひとそれぞれ捉え方が違っておもしろいものです。
当時においても、それまでと違った家康を描いたこと(背が高く美形な家康像を滝田栄さんが演じていました)で話題をよんでいました。
私はどちらかというと、古沢さんが描く兎のような家康のほうが好みです😊
時を超えた「徳川家康」を見比べてみるのもおもしろいですよ‼
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「清須でどうする!」ですが、信長と対等な同盟を組むにあたり、元康の目の前には困難ばかりが押し寄せてきます。
岡崎との雲泥の差を目の当たりにした清須の町、悪夢の相撲大会、信長からの難題(今川を滅ぼせ!)、氏真からの脅迫めいた書状…
同盟どころではありませんよね😅

弱虫泣き虫のままの元康では打開できそうもないことです。
しかし、元康は人生においてここぞという時に、人との縁によって覚醒していくようです。

大樹寺で榊原小平太によって教えてもらった「厭離穢土欣求浄土」の本当の意味。
母・於大や左衛門尉、数正たちの献言によって決めた今川を切る覚悟。
そして、今回は藤吉郎による大高城での戦いの真相、お市によるほしいものは力ずくで奪い取るものというアドバイス。
こうやって人から言われたことをないがしろにせず、聞く耳を持つ姿勢が次第に元康を強くしていくのです。
4話の最初と最後では顔つきがまったく違っていますね。
最後にはしっかりと自分の思いを告げ、信長との同盟関係を結んだのです。

ちなみに史実での清須同盟の子細な交渉役は、織田方からは滝川一益、松平方からは石川数正が当たったと言われています。
ザ・交渉人としての数正の手腕が発揮されたわけです。
今後も彼は交渉人として活躍していきます。
40年前の「徳川家康」では注目度ナンバーワンの武将でした(≧▽≦)

今回の注目の一つは、お市の元康への恋心。
自分の子供の頃からの想いを相手に告げることなく、初恋を終わらせる。
お市の気持ちを思うとかわいそうになりますが、元康の幸せを願っての結果です。
お市の強さと優しさを表すいいエピソードとなりましたね。
(お市の生年が不明で時代考証からすると、人質時代の元康とは出会うことはなかったという説が有力ですが、ここで元康に今川と戦う決心をさせるせつない恋を用いるとは見事な演出でした)

さらに、一族の命を救うために氏真の言いなりになろうとする瀬名の愛も悲しいものです。
手に木の兎を握りしめて夜伽に向かう姿は、涙なしでは見れませんでした😭

二人の女性に愛された、元康の人間性もわかるようです。

相撲大会での格闘場面の演出は岡田准一さん自ら手がけているそうです。
手持ちカメラで撮影した格闘シーンは、迫力満点で見応え十分でした。
これからもきっと力強いシーンが見られるに違いありません❗️

木下藤吉郎役のムロツヨシさんの演技もドキッとさせられました。
ムロさんは福田雄一監督作品に多く出演していて、見ている者を笑わせる演技に注目を浴びがちですが、今回の藤吉郎は飄々とした演技の中に、時折見せる真剣な眼差しが背筋をぞっとさせるものでした。
のちに天下人となる人の狡猾さが感じられました。
くしくも三英傑が揃った今回、それぞれの「性格・人格」の部分を感じとることができたら、ドラマ全体がおもしろくなると思います。

今回の紀行は松潤の出演がありませんでした(>_<)
たまにでいいので今後の出演を期待したいですね。
語りは松重さんでこのままいきそうですね。


来週はいよいよ、本多正信(松山ケンイチ)、服部半蔵(山田孝之)が初登場です。
私が待ち望むくせ者感満載のお二人!
だんだん揃っていく家臣団にも注目です。

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なおらん

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