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【どうする家康】第29話あらすじ・感想考察「伊賀を超えろ!」|後に盟友となる本多正信との再会

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本能寺で信長を討ち取った明智光秀は、嫡男・信忠をも襲撃し自刃に追い込みます。

織田家重臣たちは皆遠方におり、明智にとって目下の敵は家康ただ一人。

光秀は家康の首を取れと号令をかけたのでした。

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目次

【どうする家康】第29話 あらすじ

茶屋四郎次郎に危険を知らされた家康たちは、穴山梅雪と別れ堺から三河を目指してひた走っていました。

三河へ逃げろ

逃げても逃げてもきりがない。

それでも、家康、左衛門尉、数正、平八郎、小平太、万千代らは走り続けました。

するとそこへ、半蔵と大鼠ら服部党が駆けつけてきたのです。

服部半蔵正成

殿、こちらへ!

家康

半蔵に続けー!

家康は号令をかけながら走ります。

なんとか野伏せりたちを退け村に入ったが、茶屋に渡された金も底をつき、半蔵たちが農家から奪ってきた大根を皆で分け合って食べる始末です。

服部半蔵正成

…殿、伊賀越えで参りましょう。それが一番早うござる。

石川数正

大丈夫なのか?あそこは、織田様との戦でひどいありさまと聞いておる。

数正は眉をひそめます。

しかし、半蔵は伊賀の国は服部党の故郷、伊賀に入れば安心だと自信ありげに請け合います。

榊原小平太康政

途中、夜を過ごせるところはあるか?

服部半蔵正成

この先に小川城が。

城主の多羅尾光俊(きたろう)は甲賀忍者の親玉で、徳川は過去に何度か戦を手伝ってもらったことがあるのです。

だが、今や落ち武者同然の家康たちを受け入れてくれるかどうか…

本多平八郎忠勝

今度も力を貸すとは限らん。

半蔵はいつになく真剣に、甲賀と伊賀は忍び同士、困った時は助け合うのだと反論します。

家康

…頼るしかない。

家康は覚悟を決めて立ち上がったのでした。

左衛門尉と数正、おとりに

それでも心配は消えません。

左衛門尉と数正は家康の前へ進み出ます。

酒井左衛門尉忠次

殿、追っ手を欺くため三手に分かれましょう…私は信楽から近江路を。

石川数正

私は、桜峠を。

半蔵が危のうござると口を挟むが、二人はそれでよいと押し切るのです。

家康

お前たち、おとりになる気か?

二人がおとりになる覚悟だとわかり、平八郎が身を乗り出します。

本多平八郎忠勝

おとりならば、俺と小平太が。

榊原小平太康政

左様、左衛門尉と数正殿はなくてはならんお方、殿のおそばに。

小平太も続きますが、二人の決意は固いのでした。

石川数正

…我らはもうお前たちほど速く山中を走り抜くことはできん…足手まといになろう。

酒井左衛門尉忠次

半蔵、お前たちが頼りじゃ。服部党、一世一代の大仕事と心得よ。

半蔵は頷きます。

酒井左衛門尉忠次

殿、どうかご無事で。

石川数正

これまで長い間、殿のおそばで…

家康

そんなことは言うな!死んだら許さんぞ!伊勢、白子の浜で待つ!必ずや落ち合おうぞ!

それぞれの家来たちを率いて立ち去る左衛門尉と数正を見送りながら、大鼠が半蔵にそっとつぶやきます。

これが…俺の最後の仕事と心得る。

半蔵もまた覚悟を決めるのでした。

小川城での噂

ようおいでなさった!どうぞ城にてお休みくだされ!どうぞぉー!

小川城主の多羅尾は、武将というより盗賊の親玉という感じの風貌です。

わざわざ城から出てきて、満面の笑みで歓迎するのが、どうもうさんくさく感じられます。

本多平八郎忠勝

うさんくさい、罠だ。

榊原小平太康政

引き揚げたほうがよいでしょう。

平八郎と小平太が警戒していたその時、城から食料を抱えた者たちが出てきました。

先頭に出てきた者に大鼠が目を見張ります。

上ノ郷城攻めでともに戦った、甲賀衆の伴与七郎だったのです。

ご案じなさるなー!炊きたての赤飯でございますぞー!さあ、冷めないうちに!

最初は警戒していたが、半蔵たちが毒見をし、なんともないとわかると皆、夢中で貪り食うのでした。

えらい目に遭いましたな。今宵はぐっすりお休みくだされ。

家康

かたじけない

しかし、いかがなもんじゃろうなぁ…

多羅尾は伊賀越えに難色を示します。

伊賀は昔から守護が国を支配できず、土豪たちが自衛している修羅の地だと言うのです。

しかも、頼りの半蔵と服部党は、誰一人伊賀に行ったことがないという始末。

さらに伊賀の者は国をめちゃくちゃにした織田を心底憎んでいて腕利きの軍師を雇って戦にそなえていると…。

…そんな中に、織田様のお仲間である徳川様が入り込めばどうなるか…

服部半蔵正成

わが殿は、伊賀から逃れた伊賀者を数多く匿いなさった。その御恩があるはず。

伊賀に御恩などという言葉があるのかと、多羅尾も伴も懐疑的です。

実際、信長が討たれたと知ったとたん、皆ちりじりに逃げてしまっていたのです。

多羅尾は伊賀を避けて信楽を目指すほうが安全だと言い、山伏の装束を用意し護衛まで申し出てくれたのでした。

半蔵の意見

その夜、一抹の不安を抱えまんじりともせず広間で休んでいる家康たち。

家康は、半蔵を招き聞きます。

家康

どう思う?

家康が意見を求めていると、平八郎も寄ってきます。

服部半蔵正成

どうも親切が過ぎるかと。

半蔵は疑っているようです。

本多平八郎忠勝

というと…罠だと?

服部半蔵正成

…道中に明智方の手勢が待ち受けておるものと。山伏の装束は目印。

本多平八郎忠勝

本当にただの親切かも…。

服部半蔵正成

忍びという連中のことは、わしが一番よう知っとります。…長居は無用。

いつになく忍びらしいことを言う半蔵です。

半蔵の言葉を信じ、多羅尾に感状を残して、家康一行は朝を待たずにそそくさと城を出たのでした。

家康、危うし!

翌日、伊賀に入った家康たちは忍者装束の者たちに襲われます。

一人、二人と服部党が斬られ倒れていきます。

服部半蔵正成

待て!よう聞け!わしは服部家の者じゃ!…待て!…わしは服部半蔵…聞け!服部半蔵正成…聞け!服部じゃ!

呼びかけもむなしく、忍者たちは容赦なく襲ってきます。

殿を守ろうと必死に応戦するも、結局彼らは網にからめ取られ捕まってしまいました。

わしゃこの伊賀の頭領、百地丹波ってもんだ。

憎き織田信長を討ってくれた明智光秀に、家康の首をくれてやろうと言うのです。

服部半蔵正成

百地殿、わしは服部家の者じゃ。

知らんという百地(嶋田久作)。

そばにいる服部家の者も知らないと言います。

徳川様はな、ここから逃げた伊賀者を大勢匿ってくださったんだ。

大鼠が助け舟を出すも、それがどうしたとけんもほろろです。

手下に命じて家康を牢から引きずり出し、刀を抜こうとすると、半蔵たちがこぞって自分が家康だと名乗り出ます。

しかし、家康は死を覚悟して言います。

家康

わしの首をやる…。だから他の者は見逃せ。

その時、後方から男がふらりと現れました。

再会

おお、軍師殿、ようやく見えられたか。見てみい、徳川家康をとっ捕まえた。いい金になるぞ。

丹波が親し気に話しかける男の顔を見て、半蔵や大鼠は言葉も出ないほど驚きます。

男はうなだれた家康の前に立ちます。

本多正信

こりゃ驚いた、本当に家康だ。こんなところで会おうとは。…みじめな姿じゃのう。

家康

本多…正信…

軍師というのは、かつて家康の家臣だった本多正信でした。

正信は妙な噂を聞いたと言います。

信長の首が出ていない、生きているかもしれないと。

あんたはどう思う?信長は生きとると思うか?

丹波は家康に訊ねます。

家康

死んでいると思う。

家康は少し間を置いて答えます。

家康

だが、首が出ていないのは確か。だから織田の家臣らが信長は生き延びたという噂をさかんにふりまいとるんじゃろう。…明智は何としてでも信長の首を取らねばならなかった。奴はしくじったんじゃ。天下は取れぬと思う。

家康の言葉には正信と違う重みがあり、丹波は聞き入ります。

家康

わしに明智を討たせよ。わしに恩を売れ。おそらくそれがおぬしにとって最も利となることじゃ。

賢い物言いじゃ。軍師殿がほれ込むだけのことはある。その口車に乗ってやる。おぬしにかける。

丹波の手にかかる寸前、イカサマ師と皆に嫌われていた正信の機転により、命拾いした家康でした。

家康

正信、なぜわしを助けた?

本多正信

身をもって伊賀者を助けようとする殿様などはじめて見ました。…なかなかの主になられたようじゃ。

別の場所に捕らえられていた平八郎たちとも合流し、家康たちは危険な目に遭いながらも、へとへとになって伊勢の白子浜にたどり着いたのでした。

酒井左衛門尉忠次

待ちくたびれましたぞ、殿。

左衛門尉と数正は敵にも遭わず、ここまですんなりこれたと言います。

本多平八郎忠勝

半蔵、やはり多羅尾はただの親切だったのでは。

榊原小平太康政

これでは我らがおとりになったようなもの。

本多正信

まあ、よいではござらぬか。こうして皆、無事に生き延びることができたのですから。

小平太と半蔵の間に正信が入ってとりなします。

酒井左衛門尉忠次

正信!

石川数正

お、お前…なにゆえ…!

驚きながらも、内心、正信との再会を喜ぶ左衛門尉と数正です。

本多正信

では、それがしはこのへんで。

その場を去ろうとする正信に、家康は言います。

家康

気が向いたら浜松へ来い。もう一度鶏の世話係からでよければな。

本多正信

鷹の世話あたりからなら、そのうち。

正信が去ったあと、家康は半蔵に声をかけます。

家康

半蔵、こたびのことは何より、そなたら服部党のおかげ。皆に褒美を取らす。半蔵、おぬしも今日から立派な武士じゃ。

服部半蔵正成

わしは元々武士でござる。

真顔で言う半蔵に、周りからは大きな笑い声が。



なにはともあれ、家康たちは無事に岡崎城に帰還したのでした。

秀吉、光秀を討つ

岡崎へ戻ると、穴山梅雪が討ち取られたと聞きます。

我こそは徳川家康なりと言い、家康の身代わりとなって死んだのでした。

石川数正

明智を討たねばなりませんな。

だが、家康が光秀を討ち信長の仇を取ることはかなわなかったのでした。


その頃、秀吉は備中高松から京に向けてすさまじい速さで舞い戻っていました。
しかも二万もの兵を連れてです。

13日、山城山崎の天王山で秀吉軍と光秀軍が激突します。

不利になった光秀は坂本城に逃げる途中、落ち武者狩りに遭い、命を落としました。

近江三井寺の秀吉の元に、光秀の首が持ち込まれます。

首実験をした秀吉は、首に向かって語りかけます。

秀吉

明智殿、今までで一番ええ顔しとるがね。

明智光秀が信長を討ってから、わずか11日後のことでした。

つづく…

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【どうする家康】第29話 感想考察

「伊賀を超えろ」

伊賀越えは、服部家が伊賀の出という半蔵が一番活躍する場面だったはずなのよ、私の知識では。

まんまと古沢さんの、巧妙なストーリー展開にしてやられました😆

半蔵のやることなすことがすべて裏目に出ていいとこなしですやん🤣

とことん忍者になりきれない武士のキャラ設定をくずさず、お笑いを絡めて、最後に家康に武士と認めさせる展開はすごいなぁと感心させられました。

忍者としてはまったく頼りない服部党でも、命を張って殿を守り、みんなが殿の身代わりになろうと必死だった姿が、家康の心に響いたのでしょうね。
服部党に褒美をあげた家康の株も爆上がりです⤴️

この結果、服部半蔵の活躍として言い伝えられたということになるんでしょうね。

忍びという連中のことは、わしが一番よう知っとります。…長居は無用。

待て!よう聞け!わしは服部家の者じゃ!…待て!…わしは服部半蔵…聞け!服部半蔵正成…聞け!服部じゃ!

百地殿、わしは服部家の者じゃ。

悲しいかな、これらの半蔵の発言すべてが、忍者失格ハットリくんの伏線となっているんですよねぇ。

半蔵が真面目な顔をして言うほど、滑稽に映るんですよ😂

そして、このドラマでの半蔵は、山田孝之さんじゃなければ成し得ないんだろうなとつくづく思うのです。

真面目な顔でお笑いがとれる、二枚目半を演じられる山田孝之くんでなければと☺️

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身をもって伊賀者を助けようとする殿様などはじめて見ました。…なかなかの主になられたようじゃ。

かつて三河一向一揆では、寺と敵対した家康に銃を放った正信です。

それほどまでに、当主としての家康の行動が許せなかったのです。

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三河を追放され、軍師として転々としていた時には家康の噂も入っていたことでしょう。

当然伊賀の者を大勢助けたこともです。

正信はもしかしたら、この話しを聞いて伊賀の百地丹波の軍師になったのかもしれませんね。
家康会いたさに…。

あの時の主君が成長して立派になった嬉しさや、命だけは取らずに逃してくれた優しさだけは残ったままでいてくれたことへの感謝など、正信の精一杯の感情のこもった言葉です。

上から目線なところが正信らしくて、視聴者としては懐かしさと嬉しさの感情が渦巻いていました。

瀬名や信長が去ってしまったあとの淋しさを埋めてくれる存在となりそうです☺️




私が大好きな真田丸での伊賀越えは、ズッコケ珍道中的に面白おかしく描かれていました。
情けない家康を内野聖陽さんが軽妙に演じていて、腹を抱えて笑ったものです。

どうする家康での伊賀越えはちょっと趣向を凝らしていて、お笑いの部分は服部党や家臣とのやりとりで描いていました。

そこへ、のちに家康の盟友となる本多正信との再会を重ねてくるところが辣腕古沢さんのすごさです。

家康を助けるための芝居は、丹波にもわかるほど家康への愛がダダ漏れで、信長亡き後の新しい恋の予感を感じさせるようです🤣
信長も正信も愛の表現には問題があり、家康には伝わりづらそうですが…😅

男が惚れてしまう家康。
松潤であることの意味がここにあったのかもしれないですね💕

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なおらん

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