許嫁であった源義高が、助命嘆願も間に合わず殺されてしまったことで心を閉ざす大姫。
心配する政子や実衣が頼みにしたのが八重でした。
近所の子達を集め面倒を見ている八重は、大姫の心を開こうと奮闘します。
八重さん、渾身のヒゲ芸。大姫ノーリアクション。#鎌倉殿の13人 #八重#大姫#ガッキー pic.twitter.com/0wZtHAQ3GR
— 大河タロウ@鎌倉殿の13人 (@otakaraaaaa) May 8, 2022
かとちゃんぺっ!なみの黒ひげ芸も実らず、大姫の心は固く閉じたままだったのです。
ドラマは源平合戦クライマックスへと進んでいくのでした。
【鎌倉殿の13人】第18話あらすじ
都に足掛かりを築いた源氏に対して、平家は瀬戸内海を抑え、最後の抵抗を繰り広げる。
最終決戦が、目の前に迫っていた。
―オープニングナレーション引用
源平合戦クライマックス
平家を挟み撃ちにする範頼と義経~屋島の戦い
一の谷の戦いで敗れ四国屋島へ逃げた平家。
頼朝の命で義経には四国を範頼には九州を攻めさせ、逃げ道をふさぐ戦略をたてます。
だけど、範頼は船を集められず、九州に渡れないでいるよ。
兵糧が届かず腹をすかす兵士たち。和田殿も鎌倉へ帰ろうと言い出してしまうありさまだったね。
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) May 8, 2022
元歴2年(1185)1月12日条
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平家を攻めるため、周防国から赤間関(現在の山口県下関市)に到着した源範頼軍。しかし、兵糧が絶え、船もないため逗留(とうりゅう)は数日に及び、和田義盛ほどの男でさえもひそかに鎌倉へ帰参しようとしていたようです。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/2RZtszWBJh
ここで頼りになる男三浦義村の登場です。豊後の水軍を味方につける事に成功させ、ようやく九州へ渡ることができたのです。
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) May 8, 2022
元歴2年(1185)1月12日条
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豊後国の臼杵惟隆とその弟・緒方惟栄が源氏に対する思いを持っているという情報が入ったため、彼らを味方に付けて九州に渡り、平家に攻勢をかけるという評定がなされました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/dpHfajEUn2
九州に渡った範頼たちは筑前へ攻め込み、平家の逃げ道を絶つことに成功しました。
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) May 8, 2022
元歴2年(1185)2月1日条
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源範頼軍が豊後国に渡り、北条義時らが最初に上陸しました。そして、葦屋浦(現在の福岡県遠賀郡芦屋町の西浜町・白浜町・幸町一帯の港湾)にて、原田種直らと交戦しました。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/bA8o5GW82d
主演の小栗旬さんは砂場で戦えたことが印象的だったと言っていました。
一方、暴風雨で船を出せないで摂津国に足止めをくらっている義経たち。
梶原景時が逃げるための策を考えていると、義経はバカじゃないかと反論するのです。
イノシシ武者だ、ニワトリ武者だと言いあっていたけど景時は結局、九郎殿の申される通りと言って納得するんだね。
猪🐗鶏🐔鼠🐭猫🐱猿🐵
— 弾正 (@naoejou) May 8, 2022
今日の台詞は動物ランドだったな😄
あと獅子もいた🦁#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/8a1R0HSUt8
納得してもらえた時点で景時に信頼をおく義経だけど、危険なことは承知してるので、自分の手勢だけで先に行くことにするんだ。
自らの手勢だけで海を渡るという義経を止めない景時。
畠山重忠にあれだけの武人をここで失ってもいいのかという問いに、「九郎義経が神に選ばれた男なら必ず成し遂げる」と言って義経を信じ、また試すのです。
「私のことを一番分かっているのはお前だ平三」
— 石田三成 (@zibumitunari) May 8, 2022
このセリフを義経に言わせるドラマがあるとは……。
#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/rFzzyO1i1G
結果、義経の奇襲は成功し、平家は屋島を捨てさらに九州長門彦島へと落ち延びていくのでした。
/#吾妻鏡
— 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 (@nhk_kamakura13) May 8, 2022
元歴2年(1185)2月22日条
\
源義経に背後から攻められた平宗盛らは海上に逃れ、屋島から撤退。この日、梶原景時をはじめとする坂東武者たちが、百四十余艘の船で屋島の磯に到着したようです。#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/uKiciR5DoI
義経の強さを懸念する鎌倉殿
義経の勝利の報せが鎌倉へ届きます。
鎌倉殿は義経の強さに懸念を抱くようになります。
このまま勝ち進めば次の鎌倉殿は自分だと言い出しかねないと…。
そこで鎌倉殿は総大将は平三(梶原景時)にし、九郎(義経)は戦に出すなと文を出すのです。
実の兄弟に対してもそのような考えを抱くとは、とことん疑心暗鬼になってたんだね。鎌倉がダークなのはやっぱり、全部大泉のせいなんだね(≧▽≦)
義経と景時のひと芝居
鎌倉殿から総大将は平三にという文を受け取った梶原景時。
総大将は九郎殿という流れに持っていくために2人でひと芝居始めます。
最後は比企能員の一言で総大将は義経と決まります。
景時さん有能過ぎる😆#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/CKL5ATWAza
— 弾正 (@naoejou) May 8, 2022
ここで景時は義経から漕ぎ手を狙う策を聞くのですが、何も返答せずに次のシーンへと移ります。
今までの景時だったら、戦の習わしに反すると言ってたしなめるはずなんだけど、なんか思案している顔だったね。
壇ノ浦の戦い
漕ぎ手を撃ち殺せと命じる義経。畠山重忠が「殺してはなりませぬ、末代までの笑いものになりますぞ」と言うのも聞かず、「笑わせておけ」と意に介しません。
次々と漕ぎ手に矢を放ちます。
押され気味だった形勢もじょじょに逆転していきます。
義経の八艘飛びもかっこよかったな~
八艘飛びキターッ⛵️🤾#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/n14Nda0RZU
— 弾正 (@naoejou) May 8, 2022
すると、三種の神器や安徳天皇とともに海へ身を投げる平家の女たち。
#鎌倉殿の13人
— YASUDA (@Yasuda9432) May 8, 2022
母の日に平時子が安徳天皇を抱えて入水するという鬼畜回 pic.twitter.com/dXSWQiMGic
この時ばかりは義経もやめろーと叫ぶのでした。
九郎殿と同じ叫びしてます😢#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/2UFqjCs6hN
— 弾正 (@naoejou) May 8, 2022
いつもは犬猿の仲のような和田殿と畠山殿の二人だけが手を合わせて同じしぐさで拝んでいるのを見て、結局仲がいいんじゃんと思えたところがほほえましかったですね。
波の下にも都はございます
— かかまつ (@kakamatsukk) May 8, 2022
二位甘が言ったかどうか
幼き安徳天皇が
三種の神器とともに海に沈む
「嘘だろ…」
まさかの出来事に
義経さえも呆然とする中で
真っ先に手を合わせるのが
沖で畠山重忠
陸で和田義盛
いつも真逆なはずの二人であった#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/ptkQmDaGwf
戦に勝ったとはいえ、義経の多くの犠牲を払う勝ち方に相容れぬ思いを持つ義時。
壇ノ浦の戦いが終わった後の海岸シーン
— 弾正 (@naoejou) May 12, 2022
三谷脚本
「浜辺を1人歩いて来る義時」
↓
吉田演出
「勝利の美酒に酔うこともなく、彷徨うように歩く北条義時」
〜三谷幸喜コラムより〜
義高の最期といい、吉田演出はこれからも注目👀#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/c2kVBZ3ukU
義経は勝たねば意味がない、これまでに討ち死にしたものの命が無駄になるという思いを持っています。
死んだ漕ぎ手は丁重に葬ってやれと言います。
戦う事だけにしか自分を見出せなかった軍神義経の、人間らしさを垣間見た一瞬でした。
壇ノ浦の戦いのシーンでヴィヴァルディ作曲『四季』の『冬』を使うところなんか今までの歴史ドラマとは違ってある意味見ごたえのあるシーンになっていました。
#鎌倉殿の13人
— Saitoh Masaya (@MS3110) May 8, 2022
第1回、クライマックスではドヴォルザーク『新世界より』。
第18回、壇ノ浦の戦いではヴィヴァルディ『四季』の『冬』。
有名なクラシック曲のフレーズを大胆に取り入れて劇的な効果を高めている。
今後もあるかしら。期待。
「義仲も死に、平家も滅んだ。この先私は誰と戦えばよいのか。私は戦場でしか役に立たぬ。」
戦うために生まれてきた男、義経の戦人としての最後を見ているようで悲しい場面でした。
鎌倉では
頼朝の心情
帝をお救いする事が出来ず、三種の神器の宝剣まで失ってしまって、家人たちの前では素直に戦に勝ったことが喜べぬ頼朝。
九郎のやつ𠮟りつけてやると言う頼朝も、政子の前では平家が滅んだこと、九郎がやってくれたことを泣いて喜ぶのでした。
なんだかんだと義経に感謝してるんだな😢#鎌倉殿の13人 pic.twitter.com/mk51tatfPE
— 弾正 (@naoejou) May 8, 2022
梶原景時の報告
一足先に鎌倉へ戻った梶原景時は、戦場での義経の行動や都での評判などを逐一鎌倉殿に報告します。そうです、義経にとっては悪い報告ばかりです。
戦では心を通い合わせたようなそぶりだった景時が、義経が不利となるような証言ばかりをしていたのは、義経を貶めようとしていたことだったんだね。
時政父さんがいいこと言ってたね。九郎殿は2~3度戦に負けて痛い思いをすればもう少し大きくなれるんだがなと。
そう、義経は強すぎたのです。それで嫉妬され妬みを買い、貶められるはめになってしまったのです。
御家人の前では義経を酷評するが
— 若旦那 (@uot3105_2) May 8, 2022
政子の前では義経に感謝し涙する頼朝。
義経を評価しつつも
自分の参画する『鎌倉』の安定のために義経を除こうとする景時。
人の本音と建前を読み取ることを
ここまで強いるドラマも少ないような…。#鎌倉殿の13人
時政パパが義経を「2、3回戦に負けたりも経験しておけばもう一回り成長できたでしょうに」って評するとこめっちゃよかった、時政はちゃんとパパしてきたから義経を長い目で育てる気があり、でも頼朝はちゃんとパパしてないから育てる発想がない、「この瞬間信用できるか」だけ見てる#鎌倉殿の13人
— ヤミル・ヤーミール (@TB_ymym) May 8, 2022
すぐに呼び戻せと言う鎌倉殿であったが、検非違使という役目を授かった義経はすぐに都をはなれることができなかったのです。
鎌倉殿の叱責の文を携え義経に会いにいく義時。
どうして兄上の叱責を受けなければならないのかわからない義経に「一日も早く弁明に行くべきだ」と進言します。
これを受け入れ後白河法皇に直訴しに行く義経だったのです。
丹後局の案
義経が鎌倉へ戻ることに難色を示す後白河法皇だったが、丹後局が平宗盛を使ったらどうかと案を出します。
検非違使として罪人平宗盛を鎌倉へ連れて行くということにしようと言います。
条件は必ず宗盛を連れて帰る事。
こうして鎌倉へ戻る手はずが整うのでした。
不審がる鎌倉
検非違使の役職を解かず、さらに宗盛を連れて帰ると言う義経の行動が気に入らない頼朝。
大江広元と梶原景時は法皇と示し合わせた猿芝居であると見抜いています。
ここで景時は「よほど法皇様に気に入られているよう、これでは鎌倉殿の後を継ぐのは自分だと思われたとしても不思議ではない。九郎殿を鎌倉に入れてはなりません」と鎌倉殿に進言するのです。
義時がありえないと言っても聞き入れてもらえません。
鎌倉殿は義経が鎌倉へ入ることを許さず、腰越に留め置くことに決めたのです。
腰越状
鎌倉へ入れないとわかった義経は、困惑します。
そんな義経に文を書いたらいかがかと言う宗盛。
戦うことしか知らぬ義経が書けるわけがないと言うと、書いて進ぜようかと言います。
その言葉に乗ってしまったんだね。
その文を読んだ鎌倉殿は義経が書いたものではないと見破ります。
さらにそのような小細工をすることにも腹を立てるのです。
そして宗盛を連れてとっとと京へ帰るように命ずるのでした。
義経の決心
鎌倉殿の命を伝えに行った義時が、鎌倉殿に会ってきちんとお話しされるべきだと仲裁しようとするも、義経は腹を決めたもよう。
兄上が帰れと言うのなら、それに従うまでのことと言って退けます。
これからは法皇様を第一にして生きると。
義経は宗盛を連れて帰る前に息子と会わせ、一晩の親子の語らいを許すのでした。
そしてかつて世話になった村人たちへの恩返しに、大量の芋を持ってもてなすのでした。
ただ、ひたすらに愛されたいんだろうな…。
— マスターNayu Tee (@rose7crystal) May 9, 2022
正しくは愛し、愛されたいのだね。
戦に勝つことでしか自分の存在意義を示せないのかも。
神様に愛されているとは思う。
若く、才覚もあり、傲慢で、時にあどけなく、故に残酷な義経。
それでいて最期の時を前に親子に時間を与えるところに涙#鎌倉殿の13人
つづく…
\ガイドブックがあるともっとドラマを楽しめるよ/
【鎌倉殿の13人】第18話 感想
今回は源平合戦クライマックス壇ノ浦の戦いまでと、その後の義経と鎌倉殿の間が微妙にずれてしまっていった過程を、梶原景時の策略のように書いた点はとてもしっくりきました。
戦では並ぶことのできないほど秀でている義経への嫉妬や羨望からくる妬み。
そういう感情をうまく表現していた獅童さんにも脱帽です。とてもカッコよかった~!
また、戦うことに楽しみを見出しているような義経が、殺した漕ぎ手を手厚く葬るように指示したり、おそらく2人で語り合うのは最後の夜になるであろう平宗盛と息子に語り合う時間を設けてくれたり、世話になった村人たちへの恩返しをしたりと、とても人間らしい面を見せてくれました。
義経はただただ、兄上の喜ぶ姿が見たかっただけなんだろうな、家族愛に飢えていたんだろうなと感じ、泣けてくるシーンが満載でした。
次回からはいよいよ絡まった糸がほつれぬまま、対立していく頼朝と義経が描かれます。
法皇様に振り回される2人の行方をしかと見届けたいと思います。
#鎌倉殿の13人 5月第18回で派手な戦はほぼ終了。
— 🇲️EDSI🗝(コロナファイター) (@MEDSI) May 9, 2022
残り半年約30回、ずっと陰惨な粛清劇が続くわけか…
壇ノ浦の戦いが終わったあと、義経が院の御所へ行っている間の義時、和田、畠山、義村の4人の会話です。畠山が漕ぎ手を射殺す義経を「梶原殿はなぜ止めなかったんだろう」と言った時の義村の表情です。彼はわかってますね。
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