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【光る君へ】第15話感想考察・あらすじ「おごれる者たち」|中関白家VS道長の序章のような弓比べ

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父・兼家の跡を継いだ道隆。

民のことを考えない政に、道長が意見しても聞く耳を持たない独裁者に。

そしてかつて例のない一帝四后という事態を押し通し、娘・定子を中宮にしてしまった。

道隆の暴走はいつまで続くのか…。

光る君へ 公式Xより

第15回人物相関図

引用元 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie
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目次
あらすじリスト
  • 道隆は詮子を内裏から追い出す
  • 道長の言葉が届き道兼が内裏に出仕する
  • 道隆のあけすけな身内びいきが始まる
  • 清少納言ついに誕生
  • まひろとさわが石山寺詣へ
  • 藤原寧子と偶然遭遇
  • まひろ、さわ、道綱三角関係⁉︎
  • 疫病がすぐ近くに
光る君へ 公式Xより

皇太后さまにおかれましては、内裏での長年のご苦労、まことおいたわりの言葉とてございません。

心にもないことを。

摂政・藤原道隆は、娘・定子を中宮に立てた三日後、妹で一条天皇の母である詮子を内裏の外にある職御曹司へと移らせます。

いたわるような言葉だが、自分を追い払おうとする道隆に詮子は激しい怒りを覚えるのでした。


仕事をしている道長の元へ公任がやってきて、道兼に屋敷に居座られていると助けを求められます。

道長が四条宮に出向くと、道兼はすさんだ様子で酒を飲んでおり、道長が連れ帰ろうとしてもいっこうに聞き入れません。

俺は父上に騙されて、ずっと己を殺して生きてきた。そして父にも妻にも子にも捨てられた。俺のことなぞ、もう忘れろ!

兄上はもう父上の操り人形ではありません。己の意思で好きになさいませ。

ならば道隆の首を取ると、道兼は息まきます。

摂政の首が取れたら、未練なく死ねる。浄土に行けずとも、この世とおさらばできる。

涙を流して言う道兼に、道長は懸命に思いを伝えます。

私は兄上に、この世で幸せになっていただきとうございます。兄上は変われます。変わって生き抜いてください。この道長がお支えします。

俺に生きる場所なぞあるとは思えぬ。

ありまする!しっかりなさいませ、もう父上はおられないのですから。

道長の言葉が道兼に響き、道兼は改心しその後は内裏の務めに励むようになりました。

光る君へ 公式Xより



まもなく、道隆は道兼に内大臣の地位を与えます。

次の年には伊周と道長を同じ権大納言に任命し、さらにその後、道綱と公任も参議となります。

道隆と懇意にしている公卿が66人も位をあげたため、道長は身内びいきがすぎると懸念するのでした。

大学寮で学ぶまひろの弟・惟規は難関試験に受かり、擬文章生という立場となります。

一家でこれを祝ったが、まひろは成長著しい弟に比べて前身できていない自分を情けなく感じるのでした。

光る君へ 公式Xより

一条天皇と定子は仲睦まじく過ごしていたが、高階貴子はそれだけでは不十分だと考えます。

後宮の長として揺るぎなく、ここに集うすべての者の心を引きつけ、輝かねばなりませんよ。

それが父・道隆の政を輝かせることになると貴子は説きます。

中宮様にふさわしい、漢詩や和歌の巧みな賢く美しい女房を増やします。そうだ、伊周のような若き公卿が集って語り合うような、華やかな後宮を作ってまいりましょう。

そう決めた貴子は、ききょうを女房として内裏に招き、定子の話し相手になるように命じました。

光る君へ 公式Xより



ききょうは大いに喜びます。

登華殿で定子と初めて対面した時にききょうは「清少納言」という名を与えられました。

この頃道隆は摂政から関白となります。

一条天皇を大人と認めることで、定子との皇子をはやくもうけるよう促すためでした。


道長は、定子の装束や調度をあつらえるために朝廷から多額の金が使われていることを知ります。

これを認めている道隆に苦言を呈したが、道隆は聞く耳を持ちませんでした。


その晩、道長は倫子の父・源雅信死去の知らせを受けます。

藤原氏全盛の世で、16年の長きにわたって左大臣を務めた雅信は、74歳で旅だったのでした。

光る君へ 公式Xより

父と継母に疎まわれているさわは、気晴らしに近江の石山寺に行くと言い、まひろを誘います。

まひろは父・為時の許しを得て、さわと旅立ちました。

石山寺へ着くと二人は局に入って誦経を始めます。

途中ヒソヒソ話していると、別の部屋から二人を叱る声がしました。

その人は藤原道綱の母・寧子でした。

幼い頃から『蜻蛉日記』を愛読していたまひろは、偶然の出会いに感激します。

兼家の妾であった寧子は、兼家との日々を書き記し公にすることで、妾としての痛みを癒していたと語るのでした。

そこに道綱が母を迎えにやってきました。

さわは道綱に一目惚れするが、道綱のほうはまひろに惹かれていくのでした。


その晩まひろとさわは同じ局で床につきます。

しかし寝つけぬまひろは廊下に出て月を眺めていました。

その間に、道綱はまひろたちの局に忍び、寝ているさわをまひろと間違えて近づくと、さわが目を覚ましました。

はれ?すまぬ。

まひろとさわを間違えてしまった道綱は、別の理由を咄嗟に言い慌てて逃げて行くのでした。

翌日、さわの顔から笑顔が消え、まひろへの態度も冷たくなりました。

帰る道すがらまひろが話しかけてもさわは返事もしません。

そうかと思えばいきなり感情を爆発させたりするのです。

私には才気もなく、殿御を引きつけるほどの見栄えもなく、家とて居場所がなく…もう死んでしまいたい。

さわは川のほうへとかけていき、まひろは慌てて後を追います。


川辺に着くと、二人は怯えて立ちつくします。

そこここに遺体がゴロゴロと転がっていたのです。

この頃から、京の近辺では疫病が流行り始めていたのでした。

つづく…

用語集 大河ドラマ「光る君へ」第15回

擬文章生(ぎもんじょうしょう)…大学寮で詩文や歴史を学び、寮試に及第した者。

職御曹司(しきのみぞうし)…中務省に属し、皇后・皇太后・太皇太后に関する事務を取り扱った庁舎。内裏の東北方に隣接した。

治部省(じぶしょう)…外交、雅楽、葬儀などを担当する機関。

大学寮(だいがくりょう)…式部省所轄の官人養成のための最高教育機関。

中宮大夫(ちゅうぐうだいぶ)…後宮の事務一切を担当する中宮職の長官。

登華(花)殿(とうかでん)…後宮の殿舎のひとつ。弘徽殿(こきでん)の北に建つ。

文章生(もんじょうしょう)…大学寮で詩文や歴史を学んで擬文章生(ぎもんじょうしょう)となり、さらに式部省の試験に合格した者。


引用元 大河ドラマ「光る君へ」公式ページ特集より

なおらん

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しかし、お祝いのためにまひろが弾く琵琶の音はどこか悲しげ…

次のシーンで一条天皇が吹く笛の音も淋しそうな音なんだよね。

雅楽器って日本特有の侘び寂びの音しか出ないのかしら🤔

縁の下の力持ち 策士・高階貴子

内裏で女房たちがヒソヒソと噂話をしているのを、その聡い耳でいち早くキャッチし、すぐに手を打つ高階貴子。
こういうところが、女にしておくのはもったいないと思わせてくれるのよね。

これまでも道隆を補佐し漢詩の会を提案したりと縁の下の力持ちとしてその力を発揮してきていたが、道隆はこの貴子なくして出世はなかったのではないかと思うのよ。

兼家は嫡男だから道隆を後継者として選んだのだろうけど、夫を支える貴子の力量も加味していたのではなかろうかと思うのです。
これぞ良妻賢母という典型的な人です。

そしてあくまでも自分の得意分野の漢詩や和歌の会を催してバックアップするところが、さりげなく、でしゃばることがなくていいところなんですよね。

漢詩の会でのききょうが印象に残り、定子の話し相手に抜擢する貴子は、自分と同じものをききょうに感じたのかもしれませんね。
キャリアウーマンだった自分をききょうに重ねて、定子の側に置くのは教養のある女性で明るい人がいいと思ったに違いありません。

清少納言誕生が、ききょうの元夫の官職を間違って伝わっていたとこから生まれるのがなんともおかしく、いきいきとしたファーストサマーウイカさんの演技と高畑充希さんの朗らかな笑顔と相まって楽しいシーンとなりました。

道隆と高階貴子は当時では珍しい恋愛婚のよう。
そのせいなのか、意思疎通がしっかりできているのが目で会話しているような描写からわかります。
道隆や定子を陰で支える高階貴子。
彼女がいなければ清少納言も誕生していなかったのかもしれませんね。

爪を見せ始める道長

登華殿の調度品や装束までも公費で賄う道隆に意見を言いに行く道長。
道綱はそんなことできなくて従ってしまうけど、道長は実の兄弟だから言えるっていう強みはあると思います。
自分しか意見できる者はいないってのもきっとわかってるのではないでしょうか。

しかし道隆は兄弟であるからこそ、そんな細かいことは言わないだろうと道長を中宮大夫にしたと言う。
この時の道長の顔が印象的でした。
あっけに取られた顔は、兄と自分の目指す政が違いすぎて話にならないと思っているようでした。

その後に続く弓比べで、伊周と勝負するハメになった道長ですが、最初は勝負なんてそこそこにこの場から早く去りたいという気持ちの現れのような負けるための弓を引きます。

しかし、伊周に煽られ願い事を言ってから弓を引くことになってからの道長はまったくの別人のようでした。
伊周が「我が家から帝が出る」と言って引いた矢は的の端のほうに当たるのに対し、同じことを言って的の真ん中を射抜く道長。
これを見た伊周と道隆の驚きの顔に、私はしてやったり!とほくそ笑んでしまいましたわ。

二射目では「我関白となる」と言い放った矢が的の外へ外れてしまった伊周に対し、また同じ言葉で射かけようとする道長に、たまらずやめよと言う道隆の小心者さが滑稽でした。
(こういうところなのよねぇ。三兄弟の中で誰よりも胆力があり権力者として相応しいのは道長なのよ。因みに大鏡では道長は矢を二本とも的中させたようです)

とうとう道長も驕りたかぶる道隆や伊周に多少カチンときてしまったのでしょうか、能ある鷹が隠していた爪を見せ始めて牽制しているようにも見えました。
(明子の前で、8歳も年下の甥にムキになってしまったことを恥じているようでしたが☺️)

中関白家VS藤原道長の幕開けのような弓比べは、これから迎える事態を彷彿とさせるようなヒリヒリ感があり見応え十分でした。
次は伊周をコテンパンにする場面を期待します😆

白居易の『琵琶行』

惟規が難関試験に合格しききょうも中宮・定子の女房として参内することを聞いて、自分だけが取り残されていくような気持ちになったまひろが読んだ漢文は、白居易の『琵琶行』第一段です。

これは白居易が左遷させられた翌年に客を送っていく船の中での状況を描写したもののようです。

酒を飲んで楽しい別れにしたかったのに、音曲もなく淋しい別れになってしまったと嘆いていると川面を流れる琵琶の音に気づき自分も客も帰ることを忘れてしまった。
いったい誰が弾いているのかと聞くと、琵琶の音は止み返事も戻ってこないというなんとも儚げで淋しい詩です。

この詩を読んだまひろの心にはやはり空虚なものが広がっていったのでしょう。
周りの人間は一歩ずつでも前進しているのに自分は何をしているのだろうという焦りと虚しさ。
惟規の祝いにと弾いた琵琶の音も必然と哀しげな音になるというものですね。
白居易の『琵琶行』を用いてこの時のシーンをも回収する大石脚本にゾクゾクさせられっぱなしです。

まひろの心に響く寧子の言葉

石山寺で思いもかけず推しの作家『蜻蛉日記』の著者・藤原寧子に会ったまひろの喜びの表情がいいじゃないですか。

鬱々とした気持ちもすっ飛んでいくようなワクワク感が滲み出ていて、「まひろちゃんよかったねぇ」とつい声に出てしまってました😆

幼い頃はわからなかった思いも今は痛いほどわかるというまひろ。
心と体は裏腹だという寧子の言葉を聞いて、道長との逢瀬を思い出してしまうまひろです。
心を突き抜ける寧子の言葉に、じわじわと悲しみも広がっていったのかもしれません。

自分は日記を書くことで己の悲しみを救ったという寧子の言葉に、まひろは一縷の光を見出したようです。

それでも妾とは淋しいもの。
できることなら、高望みせず嫡妻としてくれる人と結婚しろと助言してくれる寧子です。
実体験済みの寧子の言葉は、いろんな意味を持ってまひろの行く末に影響してくるのでしょうね。

嘘がつけない道綱

まひろに一目惚れしてしまい夜這いをかけようとして間違えてさわの床へ入ろうとする道綱。
(本来なら灯りも消した真っ暗な部屋では、顔などわかるわけもないんだけどなぁ、あの灯りは消さずに寝たのかなぁ、火事になったらどうすんだい危なかろうよと思うところは多々あるのだけれども…😓)

まひろと間違えたなどとは言わない優しさはあるんだけどさ、元来正直者な道綱は嘘がバレバレなのよ😂
さわをまひろと言ったり、さわの名前を間違えたりてんやわんやです😅

これが光源氏なら、相手が違ったとわかっても契ってしまうのでしょうね。
道綱はよく言えば純粋な心の持ち主、悪く言えば器の小さい男となるんでしょうか。
光源氏のような豪胆さは鼻からないようです🤣

(石山寺で1番気になった点→従者は局で休むことはできないのでしょうか。階で寝る乙丸とさわの従者がかわいそうでかわいそうで😭)



最後に疫病で死んだ民衆の姿が描かれてましたが、来週はまひろの体が疫病に侵されていくのでしょうか。
まひろを看病しているような道長や道長の心にもう一人誰かがいると察した倫子の姿が予告で出ました。
予告を見る限り、ある意味スリル満点の回となるのではと期待と鼻が膨らみます🤣
一週間が待ち遠しいですね。

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