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【鎌倉殿の13人】第47話あらすじ感想~ある朝敵、ある演説|義時をも救う政子の大演説

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尼将軍となり、実衣を救った政子。

出家した実衣をそばに置き、政の手伝いをさせることに。

私のことを殺そうとしたでしょと義時に問う実衣。

言ってないとたじろぐ義時。

過ぎたことは過ぎたこととし、兄弟手を取り合って前に進もうと言う政子。

彼らの前に大きな試練が再び訪れようとしていた…。

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目次

【鎌倉殿の13人】第47話 あらすじ

収まったかに見えた義時と後鳥羽上皇の対立が、再び燃え上がる。

その火は、どちらかを焼くまで消えぬほどの勢いとなる。

決戦が近い。

―オープニングナレーション引用

後鳥羽上皇の計略

1219年7月、源氏の末流・源頼茂が、次の鎌倉殿が三寅に決まったことを不服とし謀反を起こします。

しかし、後鳥羽上皇の命に従った在京の武士らによって追討され、内裏に火を放ち自刃に追いやられることになります。

内裏は燃え、宝物とともに消失してしまいました。

この一件が承久の乱への引き金となったんですね。



後鳥羽上皇は内裏再建のための費用を、御家人たちに出すよう命じます。

恐らく義時が従わないのはおりこみ済み。

御家人たちとの関係に亀裂が生じることを目的とした、後鳥羽上皇の計略でした。

鎌倉なしでは今や日本は治まらないと言う慈円に、後鳥羽上皇は鎌倉を決して許さないと断固とした態度です。

朝廷も一枚岩ではなくなってきたもようです。


後鳥羽上皇からの命を無視する義時。

上皇様と争うのは神仏を畏れぬに等しいことと意見する泰時に、神仏など畏れぬときっぱり言います。

広元が尼将軍に決めてもらおうと提案。

政子は、火事の多い鎌倉の立て直しがすんでから、都を助けようと取りまとめました。

神仏など畏れぬと言った父に、泰時は以前義時から譲り受けた、頼朝が肌身離さず持っていた観音像を返します。

必ず、守ってくれるであろうと。

反発しあう父子だけど、父を守りたいという泰時の気持ちに泣けてきます。


上皇とはもめたくないと言う御家人たちが、御所に詰めよります。

上皇の狙いが義時と御家人たちの間を裂こうとしていることに気づいた泰時です。


三浦館で長沼宗政が義村に不満をぶつけると…。

弟・胤義に、上皇様に取り入るようにと言ってあると。

北条が我らを大事にしないのなら、高く買ってくれる相手を見つけるまでだと言います。

義村は三浦が存続する事のみを考えています。どちらに転んでもいいように弟を上皇につけたと考えられます。

義時追討の院宣

後鳥羽上皇は義時を調伏するための祈とう(呪詛)を行わせます。

機が熟したころ、三浦胤義に京都守護である義時の義兄・伊賀光季を討ち取らせるよう命じます。

伊賀光季はのえのお兄さんです。このことが義時とのえの間に大きな亀裂を生じさせてしまうようです。

1221年5月15日、挙兵した後鳥羽上皇の招へいを拒んだとして、伊賀光季が襲撃され自害しました。




「これをもって北条討伐ののろしといたす」


数日後、三浦館を後鳥羽上皇の使者が訪れ、義時追討を命ずる院宣が義村に手渡されます。


その日、三浦館には義時に不満を抱く長沼宗政の姿が。

院宣の話をすると、自分もすでに受け取っていると言います。

自分より先に宗政が受け取っていたことに不満げな義村です。



討ち取られる前に出された光季からの文により、後鳥羽上皇の挙兵を知った義時は驚きます。

政子、泰時、時房、広元らが御所に集まり、義村、宗政も加わり対策を練ることに。

大江広元が、上皇様は力ある御家人に院宣を出しているはずだと考えを述べると…

三浦義村が院宣を差し出し言います。


「三浦義村、あくまでも北条殿に忠誠を尽くす所存」


あわてて長沼宗政も出すことに。



他にも院宣を受け取った御家人がいるはずだと読む広元。

使者を調べると8通の院宣が出されていることがわかりました。


「この院宣をよく見ろ。これは鎌倉に攻め込むためのものではない。私を追討せよという院宣だ」


自分のために鎌倉を戦場にすることはできないと考える義時。

泰時たちに鎌倉を託し、政子に会いに行きます。

部屋の外で話を聞いていたのえは、出てきた義時の姿を見て泣きじゃくります。

しかし、その顔は恨みがましい顔となっていくのでした。


執権としての最後の役目を果たすために京へ行こうと言う義時。

もう一度考え直してと言う政子に言います。


「私を討伐するため兵を差し向けようとされる。平相国清盛、源九郎判官義経、征夷大将軍源頼朝と並んだのです。北条四郎の小せがれが。面白き人生でございました」


かっこいいままでは終わらせぬと決意する政子でした。

尼将軍の大演説

義時の招集により、御所に御家人たちが集まります。

義時が皆の前で後鳥羽上皇との経緯を話そうとした時、毅然とした態度で現れる政子や実衣たち。

政子は鎌倉で最高権力を持った尼将軍として義時を下がらせ、紙を出して読み上げます。


「源頼朝様が朝敵を討ち果たし、関東を治めてこのかた、その恩は山よりも高く、海よりも…」


朝廷が仕掛けてきた戦により、鎌倉が危機に迫っていると御家人たちの心に響くように広元が書いた文章です。

しかし、政子は紙をしまい、後鳥羽上皇が狙っているのは、鎌倉ではなく、義時の首だと真実を語り始めるのです。


「鎌倉が守られるのならば、命を捨てようとこの人は言った。あなたたちのために、犠牲になろうと決めた」


義時が皆から憎まれてもしかたのない厳しい態度をとってきたのは、鎌倉を守るためだったと強調して言うのでした。


「すべてこの鎌倉を守るため。一度たりとも私欲に走ったことはありません」


それは私も知っていると実衣も援護します。

義時に殺されそうになった実衣ちゃん、よくぞ言ったね。全成さんの誰も恨んではいけないよが今ようやくわかったんですね。




「ここで上皇様に従って、未来永劫西の言いなりになるか。戦って坂東武者の世をつくるか…頼朝様の恩に今こそ応えるのです」


上皇様につきたいという者があれば、止めることはしないという政子。

泰時が立ち上がり言います。


「そのような者がここにいるはずがございません。今こそ一致団結し執権殿のもと敵を打ち払う。ここにいる者たちは皆その思いでいるはずです!違うか!」


政子の大演説と泰時の呼びかけに、御家人たちが雄たけびを上げて立ち上がります。

その光景を見て、ただただ涙を流す義時でした…。

つづく…

【鎌倉殿の13人】第47話 感想

「ある朝敵、ある演説」

ある朝敵とはもちろん義時のことです。

慈円が後鳥羽上皇と義時のことを以前、似た者同士と言っていましたが、だからこそ相容れないものも大きくなってしまうのでしょう。

義時は狙いは自分なのだとわかっていて、鎌倉のために死ぬことを覚悟するのですが、政子が許しません。

家族思いの政子です。実衣を助けたのと同様に、自分が得た最高権力を使って義時をも救おうとするのです。

尼将軍の本音で語った演説は御家人たちの心に響き、後鳥羽上皇と戦うことに一致団結させたのです。

政子の大演説によって義時だけを狙った院宣が、鎌倉そのものを朝敵としてしまいました。

ここに後鳥羽上皇の誤算があったのでしょう。

義時と御家人たちを裂くはずのものが、一枚岩とならせてしまったところに滑稽さを感じずにいられません(^^;

慈円の意見を取り入れていたら、違う道があったかもしれないのに遠ざけてしまった。相手を結束させてしまい、自分たちは分裂しているのです。

これではもはや勝負あったりです。こういう滑稽な役、松也さん上手いですね😊

政子が言う「向こうはあなたたちが戦をさけるために執権の首を差し出すと思っている。ばかにするな。そんな卑怯者はこの坂東には一人もいない!」は坂東の御家人たちの心に火をつけるのに十分でした。

極道の姉さんのような勇ましさは、とってもかっこよかった~❣
このセリフを「草燃える」で北条政子役だった岩下志麻さんが言ったらどうなるんだろうと想像したのは言うまでもありません(≧▽≦)

ある歴史学者が、当時の鎌倉幕府を広域暴力団関東源組と比喩してましたが、まさにその頂点に君臨する姉さんという感じで、涙とともに笑みがこぼれてしまいました笑笑
小池栄子さんの目力の強さにホレボレです😍


政子と泰時によって救われた義時の涙は、グッとくるものがありました。

生真面目で不器用な人間の辿ってきた道が哀れで…😭

真面目さでは泰時も負けないけど、泰時にはそれを側で指摘してくれる初さんがいるんですよね。(史実では離縁してるはずだけど、このドラマでは取り入れてないようです)

側で信頼できる妻がいるかどうかって重要のようです。

また、泰時には柔軟性を持ったオールラウンダーの時房が見本としていますしね。義時に比べたら恵まれた環境です。



のえさんが義時を殺すようなフラグがいくつか立ちましたけど、これももはやわかりません。

義時の覚悟を聞いて涙しているようですが、そのあとの恨みがましい顔はやはり跡継ぎは太郎なんだという絶望感と悔しさからくるものでしょう。

心の奥に秘めた思い(義時殺害を本気で考えているのかどうか)が見えてきませんが、我が子可愛さが勝つのでしょうかね。

ラストの義時の死がどのように描写されるのか、待ち遠しいところです。


三浦義村が弟・胤義を後鳥羽上皇に取り入らせ、自分は北条に忠誠をつくすところは、真田父子の「犬伏の別れ」を彷彿させます。

どちらもお家存続のためにとった手段。

義村はあくまでも三浦が存続させるために時勢をとらえ、三手四手先を読み行動するのみです。

でも表情からすると這い上がることをあきらめていないような。

最終回はのえさんと義村に注目したいと思います。


来週はとうとうラストです。

最後の副題は「報いの時」です。
これまでしてきた義時の業により報いを受けて死ぬともとれるし、政の表も裏もそばでずっと見せてきた泰時が、自分がなれなかった者となり報われる時がきたともとれます。
おそらくどちらの意味も含んでいることでしょう。

予告映像ではりくさんもいました。

最後の最後までワクワクさせてくれるドラマです😊

そういえば、運慶に造らせている自分に似せた仏像はまだ出てませんね。

どんな形で登場するのでしょうか。

最終話、盛りだくさん過ぎじゃないですか⁉(笑)

今回の私の注目点
なおらん

義村が義時に向かって立場は人を変えるなと言っていました。そんな時もあったと回想する義時の姿が黄昏時と相まってとても悲しく映りました。最後の死にざまを暗示させるような…。

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なおらん

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