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【鎌倉殿の13人】第48話•最終回あらすじ感想~報いの時|衝撃的な義時の死

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尼将軍・政子の大演説により、一枚岩となった坂東武者たち。

敵は後鳥羽上皇を筆頭とする朝廷・官軍。

鎌倉幕府創設以来の最大の危機が、今目の前に訪れようとしている…。

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目次

【鎌倉殿の13人】最終話 あらすじ

上皇は全国に、義時追討を命じた。

鎌倉は徹底抗戦を選ぶ。

この国の成り立ちを根こそぎ変える戦乱が、目の前に迫っている。

―オープニングナレーション引用

出陣~総大将は北条泰時

後鳥羽上皇が日本中に義時追討の院宣を出すと、徹底抗戦を決める鎌倉。

迎え撃つよりも即刻出撃することを勧める、大江広元や三善康信です。

義時は、総大将に泰時を据えすぐに出陣することに決めました。




「鎌倉の命運、お前に託した」


1221年5月22日、泰時はわずか17人の兵を率いて先陣を切り、東海道を京へと向かいます。

しかし、その途上で北条の覚悟に感じ入った周辺の御家人たちが、次々と兵に加わることに。

鎌倉勢は泰時出陣のあと、時房、朝時らが東山道と北陸道からも進撃し、総勢19万もの兵力まで膨れ上がることになりました。

三浦義村は寝返りを考えてるね。まだ北条に代わってトップに立つことをあきらめてないようです。

決戦・承久の乱

一方、後鳥羽上皇の近臣・藤原秀康率いる官軍はわずか1万9千の兵です。

鎌倉勢を都に入れまいとして宇治川で必死に戦いますが、兵力の差は歴然。

泰時の作戦も功を奏し、勝敗を決することになりました。

鶴丸が矢で討たれた時は、ここで死んでしまうのかと号泣したよ。

奇跡の復活で出てきた時はうれしさのあまりガッツポーズが出たね!鶴丸はいつも誰かに守られていると言ってたけど、今も八重さんに守られているんだと思いました。



勝ち戦に安堵したものの、その結果、朝廷を裁くという重責を担うことになった義時です。


「私が次の帝を決めるか、この私が」

承久の乱後の戦後処理

義時は大江広元と相談し、後鳥羽上皇を隠岐島に、その直系の順徳上皇、土御門上皇も各地に流罪としました。

さらに直孫である仲恭天皇を退位させ、後鳥羽上皇の甥である後堀河を新たな天皇として即位させました。

後鳥羽上皇が隠岐に流される時、死んだはずの文覚が現れました。これは幻ですね。逆輿の上から文覚に向かって叫んでる後鳥羽上皇の視線の先に文覚はいませんから。

武士が朝廷と戦い勝って上皇を裁いたり、天皇を退位させたり即位させたり、それまでの歴史では考えられないことを義時(鎌倉幕府)はやってのけたんです。

また、泰時と時房を六波羅探題として京に置き、朝廷の動きやさまざまな問題の対処に当たらせることとしました。

六波羅探題(ろくはらたんだい)は、鎌倉幕府の職名の一つ。承久3年(1221年)の承久の乱ののち、幕府がそれまでの京都守護を改組し京都六波羅の北と南に設置した出先機関。探題と呼ばれた初見が鎌倉末期であり、それまでは単に六波羅と呼ばれていた。

引用元 Wikipedia




先帝を担ぎ出し、よからぬことを考えている者たちがいると噂を聞くと、これまでと同様亡き者にしようとたくらむ大江広元と義時。

義時以上に怖いフィクサー広元です。

これまでと同様、父の考えに反発する泰時です。


「都のことは私が決めます。父上は口出し無用!」


「新しい世を作るのは私です」


腹の立つ息子だと言いながらも、どこか嬉し気な表情の義時でした。

昏倒する義時

1224年6月、義時は鎌倉に戻っていた泰時や時房と積もる話をしていた時、不意に昏倒します。

大事に至ることはなかったのですが、のえが薬草を煎じて勧めてくれたものをしぶしぶと飲む義時です。

なんだかとっても怪しいのえさんです。

御成敗式目誕生

一方、戦の恩賞として、東国の御家人たちに西国の所領が与えられます。

しかし、慣習の違いなどから、西国の者が不満を募らせたり、先の天皇を担ぎ出そうという怪しい動きも出てきます。

泰時は「東国と西国を問わず、誰もが従うべき公平な決まりが必要だ」と考え、武士が守るべき定めを書き始めます。

数年後、泰時は江戸時代まで影響を及ぼした「御成敗式目」を制定することになりました。

義時の最期

義時が運慶に作らせた「私に似せた仏像」が完成し届きました。

しかし、その顔はくずれ、まるで邪鬼のようでした。

怒った義時は運慶を捕らえてしまいます。

そして、刀で像を打ち壊そうとしたところで、めまいを覚え倒れこんでしまいました。


見舞いにきた義村に、のえが煎じた薬草に酒を混ぜたものがおいしいからと飲ませようとします。

なんだかんだ言って飲まぬ義村に、飲めぬ理由でもあるのかと問う義時。

毒が入っているものだと分かっている義村が、腹を決めて飲んだものはただの酒でした。

負けを認め裏切りを告白する義村に、泰時への力添えを頼む義時です。


「これから先も北条は三浦が支える」


答える盟友・義村でした。

こう宣言した時の義村は襟をさわっていなかったから、心から発した言葉だったのでしょう。幼いころからの盟友としての仲が壊れなくてよかったですね。





義時の体調が悪化し、見舞いに訪れる政子です。


「あなたは上皇様を島流しにした大悪人。私は身内を追いやって尼将軍に上り詰めた希代の悪女」


頼朝様から鎌倉を受け継ぎ次へつないだ。これからは争いのない世がやってくるのだから、どう思われようと気にしないと言う政子です。

これまで血が流れ過ぎた、頼朝様が亡くなってから13人もの人が亡くなったと振り返る義時です。

その中に頼家の名があり、病死だと聞いていた政子は真実を知ることに…。

今日はすこぶる体調が悪い。薬を取ってくれ。まだ私にはやらなければならぬことがあるという義時。

まだ手を汚すかと問う政子に…。


「この世の怒りと呪いをすべて抱えて私は地獄へ持っていく。太郎のためです」


それを聞き、薬をこぼす政子…こぼれた薬を舐めてでも生きようとする義時の前で袖で拭ってしまうのです。


「太郎は賢い子。頼朝様やあなたができなかったことを、あの子が成し遂げてくれます」

「あれを…太郎に…」


それは頼朝が大切にしていた小さな観音像でした。


「姉上…」

「必ず渡します。ご苦労様でした、小四郎」


息の絶えた義時に寄り添い、すすり泣く政子でした…。



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【鎌倉殿の13人】最終話 感想

「報いの時」

最終回冒頭、吾妻鏡を読む誰か…。
ここで来年の大河「どうする家康」の主役・家康(松本潤)を登場させるところが憎い演出じゃないの~❤

確かに家康は源頼朝を尊敬していたと言われていて、吾妻鏡もよく読んだんだろうなぁ。
(1564年ということは三河を平定したころですね)



こんなドラマ内でのバトンタッチってかつてあったでしょうか?(私の記憶にはないんですけど…)
これは、小栗旬さんと松本潤さんのプライベートの仲の良さも関係してるのかな。
とにかくしょっぱなから度肝を抜かれる演出でした(≧▽≦)


やはり、義時の死にはのえ、義村、政子が関係していましたね。
予想は当たらずとも遠からずといったところです。

のえさんの悔しさが手に取るようにわかります。
政村を跡継ぎにしたいという気持ちはもちろんありますが、自分のことを見てもらえないという悔しさはそれ以上のものだったのかもしれません。

私は、最初からのえさんを嫌いになれなかったんですよね。
自分のことを欲が着物を着ているようなものだと言いながら、義時の前では妻として取り繕ってるところがけなげで。ちょいちょいボロを出すところなんかもかわいくて(^^;
女ってそんなもんでしょう?自分を見てくれない夫より子供のほうが大事になるのは当たり前よね。

毒を盛ったのが自分だとバレてもすんなり認め、言いたいこと言っちゃうあたり、これぞのえさんと応援しそうになりましたよ(≧▽≦)
涙を流しながらも、去り際にしっかり毒を調達してくれたのが、あんたの親友三浦の平六だと言い捨てていくあたりゾクゾクしましたね。(片膝立ててスゴむお姿が素敵❣️さすがヤンキーのえさんです)
義時を一気に殺すこともできたであろうに、少しずつ弱らせていったのは義村の助言があったのかな?それとも最後に見せたのえさんの愛?
のえさんは、(義時の死後も伊賀氏の変で暗躍する)したたかな女だという描写が最後までしっかり書かれていてうれしかったです。菊地凛子さんサイコー❣

三浦義村が本音を暴露した点はおもしろかったですね。
毒が入っていることがわかっていても覚悟して飲んだのは、自分が調達したものだから即効性のあるものじゃないとわかっていたんでしょう。
または、小四郎が自分を殺すわけがないと信じていたか。
三浦家存続のために、三手四手先を考え今まで生きてきた人です。ここで死ぬ覚悟なんてあるわけないですよ。
毒に当たったふりをして本音を吐き出し、裏切りを認めるあたり、さすが義村です。
義時の性格を知っていてこうすりゃなんとかなるとわかっていた、幼なじみだからなせるわざです。

懐かしい人をちょこちょこ登場させ笑いをもってくるのも最終回ならではでした。

りくさんや、文覚まで登場するとは(≧▽≦)
りくさんは最後までブレないお方で、久しぶりの登場でも若返っているようで視聴者としては嬉しかったですね。
泰時の余計な一言をはさんで、しい様への思いを表すあたりの演出は秀逸です。
このあとりくは時政の13回忌を盛大に行うんですよね。

政子と実衣がお経を唱えてる時の実衣さんは、まるで全成さんが乗り移ったようだったし、トウが子供たちに武芸を教えてる様が、アサシン養成所のようで笑えたし…
さんざん今まで老齢の御家人をじいさん呼ばわりしていた平六が、戦略会議の場でじじい呼ばわりされてブチギレた場面なんて腹を抱えて笑いました。じじい発言したのが朝時ってのも妙にツボにはまってしまって😂(絶対日頃からウッセーじじいだなと思ってたってことだよね)
ほかにもたくさん笑いどころがあって、泣いたり笑ったり情緒はぶっ飛んでしまいがちですが。
最後の最後まで笑いを取り入れてくれる三谷脚本に感謝です。

最後の義時の死は、やはり政子が絡んでました。
政子は弟を、背負っている業から解き放つために、命の薬を渡さなかったのでしょう。
闇の中でもがき苦しみ、今なお泰時のためと言い鎌倉の暗黒面を一人で背負おうとしている弟を救い出したかったのだと思います。
そこに頼家を殺された恨みなどは微塵も感じられません。
後世希代の悪女と言われた政子は、最初から最後まで観音様のような慈悲に満ちた方だったのです。

義時は泰時のために悪い芽は摘んでおこうと父親として粛清をするのに対し、政子は泰時の力(戦のない世を作る力)を信じている。
自分と対比させて泰時を輝かせたい。親としてはわからなくもないが、子供の自力を信じることも大事なんだよ。
子供すべてを失った政子の方が何枚も上です。さすがお姉ちゃんです。


このあと、泰時は御成敗式目を作り、泰時が政を行う間は御家人の粛清が行われないという安定した世を作るのです。

義時は自分の業の報いを受けて死を迎え、死ぬことによって、とことん鍛え上げた泰時が、鎌倉の希望となり自分のなれなかったものになっていくという報われた時を迎えるのです。

三谷さんが最後はアガサクリスティのようだと言っていましたが、そして誰もいなくなった、オリエント急行殺人事件、カーテン等いくつかの作品にヒントを得ているようです。
私は読んだことがないのでわからないのですが…(^^;

一年を通して、私たちにとてつもないファミリーの変遷を見せてくれた大河ドラマ。
最初から最後まで北条ファミリーの物語だったのですね。
みごとにゴッドファーザーのようなドラマに仕上げてくれました。

書きたいことは山ほどあるのに最後を迎え、すべて浄化されてしまった感じで放心状態です。

来週はもうないんだと思うと、とてつもなく淋しさがこみあげてきます。
つたない文章力の記事でしたが、一年間私のレビュー記事におつきあいいただいた読者の皆様、まことにありがとうございました。
来年の大河ドラマ【どうする家康】でも記事を更新していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。


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なおらん

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