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【光る君へ】第10話感想考察・あらすじ「月夜の陰謀」|すれ違う思いと抑えられぬ感情で重なる月夜の二人

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衝撃的な直秀と散楽一座の皆の死から、深い悲しみを共有したまひろと直秀。

離れようとすると引き合わされてしまう、因果な運命ー

その一方で、帝を玉座から引き下ろそうと画策する兼家と晴明。

若い二人の気持ちをよそに、事態は一気に陰謀へと向かっていく…。

光る君へ 公式Xより

第10回人物相関図

引用元 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie
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目次

兼家(段田安則)は道長(柄本佑)たち一族を巻き込んで、秘密裏に花山天皇(本郷奏多)を退位させ、孫の懐仁親王(高木波瑠)を擁立する計画を進め始める。
その頃まひろ(吉高由里子)は、家に帰ってこない為時(岸谷五朗)を案じ、妾の家を訪ねてみる。
そこには身寄りもなく最期を迎えようとしている妾の看病をする為時の姿があった。
帰宅したまひろのもとに道長からの恋文が届く。まひろは道長への文をしたため始めるが・・・

光る君へ公式ページより

光る君へ 公式Xより

兼家と晴明(ユースケ・サンタマリア)は、花山天皇を出家させ懐仁親王を即位させようと計画を立てました。

晴明から6月23日の丑の刻から寅の刻(午前1時から午前5時頃)までが運気の良い時で、この機を逃せば災いが降りかかると告げられた兼家は、道隆(井浦新)ら三兄弟と外腹の子・道綱(上地雄輔)を呼び寄せ、密かに花山天皇を連れ出し出家させる計画を明かします。


晴明から忯子(井上咲楽)の御霊を成仏させるには、帝が出家するしかないと言われた花山天皇は、出家する覚悟を決めます。

花山天皇の信頼を得ることに成功した道兼は、自分もともに出家すると伝え、忯子にとって最良の日は6月23日だと告げて、この日の出家を決心させたのでした。

道長は、こらえきれない恋心を古今和歌集の歌を用いまひろに文を送ります。

しかし、まひろは返歌ではなく漢詩を返しました。

『既自以心為形役 奚惆悵而獨悲』
(これまで、すでに自分の心を肉体の奴隷としてきたのだから、どうして失望してひとり嘆き悲しむことがあろうか)

道長にはまひろの真意がわかりません。

その後も二度、会いたいという想いを歌に込めて送ったが、まひろからの返事はいずれも漢詩でした。

戸惑う道長は藤原行成(渡辺大知)に相談します。

和歌は人の心を、見るもの聞くものに託して言葉で表しています。翻って漢詩は、『詩経』によると志を言葉に表しております。つまり、漢詩を送るということは、送り手はなんらかの志を託しているのではないでしょうか。

さすが行成だ。少しわかった。

光る君へ 公式Xより

道長はもう一度まひろに文を出します。

今度は和歌ではなく『我亦欲相見君』(あなたに再び会いたい)とだけ記しました。

ついにまひろの心は動き、二人は廃邸で会い互いへの想いを確かめ合います。

一緒に都を出よう。俺たちが寄り添って生きるにはそれしかない。

すべてを捨てて遠くの国へ行こうと言う道長に、まひろは幸せを感じながらも受け入れません。

あなたが偉くならなければ、直秀のような無残な死に方をする人はなくならないわ。

一度は道長と同じ思いを抱いたまひろだったが、二人で都を出ても、世の中は変わらないと思い直します。

道長様が好き。すごく好きです。でも、あなたの使命は、違うところにあると思います。

それでも、一緒に行こうと繰り返す道長をまひろは拒み、きっぱりと言います。

私は都であなたを見つめ続けます。誰よりもいとおしい道長様が、政によってこの国を変えてゆく様を、死ぬまで見つめ続けます。

強引にまひろを抱き寄せる道長。

まひろも想いがあふれ出し、二人はそのまま肌を重ねるのでした。

光る君へ 公式Xより

6月23日夜、道兼は花山天皇に袿を羽織らせ、内裏から連れ出します。

二人は牛車で元慶寺へと向かいました。


その頃道隆と道綱は、内裏の夜御殿で兼家に通じた者が運んできた剣璽を受け取り、懐仁親王がいる梅壺へと運び込みます。

光る君へ 公式Xより



道長はそれを確かめ、関白・藤原頼忠(橋爪淳)の屋敷・四条宮に馬で駆けつけ、花山天皇が退位し東宮が即位したと知らせました。


元慶寺で花山天皇が剃髪すると、道兼は約束などなかったように平然と立ち去ります。

謀だったとようやく気づく花山天皇ですが、もはやどうしようもできません。

藤原義懐(高橋光臣)は天皇の退位を知り、愕然となるのでした。

光る君へ 公式Xより

翌朝、藤原実資(秋山竜次)が出仕すると、為時の姿もあります。

そこへ兼家が道兼を伴い現れました。

昨夜、帝がにわかにご退位、そして東宮が践祚あそばされた。新しき帝の摂政はこの兼家である。さらにここに集いたる前の帝の蔵人はすべて、習いによりその任を解く。そして新しき蔵人頭は、藤原道兼である。皆々、よしなに頼むぞ。

茫然とする為時らを残し、颯爽と去る兼家でした。

つづく…

用語集 大河ドラマ「光る君へ」第10回

玄輝門(げんきもん)…内裏の内郭門のひとつ。北面中央の門。

歳星(さいせい)…木星のこと。

朔平門(さくへいもん)…内裏の外郭門のひとつ。北面の門。

氐宿(ていしゅく)…二十八宿の一つで、東方青龍七宿の第三宿。距星はてんびん座α星。

典侍(ないしのすけ)…内侍所(ないしどころ)の次官。

二十八宿(にじゅうはっしゅく)…天球を28のエリア(星宿)に不均等分割したもの。

藤原 安親(ふじわらのやすちか)…時姫の異母兄。

源 高明(みなもとのたかあきら)…60代・醍醐天皇の第十皇子。源俊賢と明子の父。

源 時通(みなもとのときみち)…源雅信の息子。倫子の同母弟。

夜御殿(よるのおとど)…内裏(だいり)・清涼殿(せいりょうでん)の天皇の寝所。

引用元 大河ドラマ「光る君へ」公式ページ特集より

なおらん

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前半最大の山場である寛和の変にまひろと道長の濃厚ラブシーンをぶつけてくるとは、大石静さんの脚本のえげつなさ(いい意味です😅)に舌を巻いてしまいましたわ。

癒しの太郎ちゃん(高杉真宙)の出演もなく、終始胸のドキドキが止まらない回となりました。
(いや、もう家族で見るのが小っ恥ずかしいたらありゃしない😆)

今は太郎ちゃんがいなくて淋しさを感じるいとさんと同じような気持ちです😢

まひろと道長の気持ちのズレ

まひろに会いたい気持ちを抑えられず、和歌をしたため送る道長。
それに対し、漢文で答えるまひろ。
完全に気持ちにズレが生じています。

直秀(毎熊克哉)の死は自分のせいだと泣いた道長ですが、家に帰れば花山天皇を玉座から引きずり下ろすとてつもない陰謀が待っています。
おまけに好きでもない姫との結婚話を、父からも姉の詮子からも持ちかけられている状況です。
道長の気持ちを考えると、逃げたくなる気持ちになるのもわからなくはないのです。
しかし、それでまひろにすがり一緒に遠くの国へ行こうと言うのには、ちょっとがっかりしてしまいました。
ただ、この現状から逃げたいだけなんじゃないかと…

まひろも自分のせいで殺されてしまったと思っている母の死を乗り越えて今があります。
母を殺したのが好きな人の兄だったという呪われた運命をさえも飲み込み、自分に与えられた使命を考えながら今を懸命に生きているのに、何度も会いたい会いたいと文を送る道長の女々しさに腹立たしさまで湧き上がってきました😤

直秀はまひろにとっても大切な友でした。
最後まで人として扱われなかった死を見て、悲しくないはずがありません。
だからこそ、最下級に暮らす庶民があのような酷い死に方をしないような世の中になってほしいと願うのです。
まひろが男だったら、少しでも世の中が良くなるようにと行動に移したことでしょう。
自分の周りでそれができるのは、高貴な身分で生まれてきた道長しかいないと考え志を託しているのに、自分のことばかり考えている道長が歯痒くてなりません。
まるで駄々っ子のようで…直秀のまひろに対する想いの方がよっぽど清く美しかったとさえ思いました🥹

庶民の貧しい生活などしたこともない道長が、同じ生活ができるなんて想像できないと言うまひろ。
女の方がよほど現実的でたくましいですね。

拒否し続けるまひろの気持ちを考えず、己の欲を押し通した道長にまひろは「人は幸せでも泣くし、悲しくてもなく」と言います。

幼い時から好きだった人に抱かれた幸せな気持ちもあったでしょう。
しかし、身分違いゆえに妻となることはできない悲しみや、それ以上に道長に自分の気持ちが伝わらない悔しさのほうが大きいように感じました。

道長はまた会おうと言いますが、まひろの心の中はこれが最初で最後の逢瀬と思っているように感じざるを得ません。

補足 : 違和感のあった道長とまひろのやりとりですが、檜尾健太さんのドラマ解釈でようやく腑に落ちました。まひろが送った漢詩を勘違いして受け取ったようですね😓

出典 現役俳優檜尾健太の演技部屋

一貫した兼家の考え

息子たちを呼び寄せ、花山天皇出家計画を話す兼家。

道綱(上地雄輔)に、剣璽を移し参らせるのを見た者がいれば後で始末せよと命じます。
言われた道綱は、かわいそうなほどうろたえてました。
高貴な者は自らで人を殺めぬと言っていた兼家が命じるのです。
道隆たちとの差を見せつけています。
外腹の道綱など道兼同様道具としか見ていない証拠です。

兼家は一族の繁栄を考えて、あらゆる策を講じようとしてますが、一貫しているのは嫡男である道隆が日の当たる場所を歩けるようにという考えです。

今回の陰謀では、失敗したら父の謀を関白に知らせお前だけは生き残れと道長に言います。
家を守るためであって、道長も駒の一つでしかないわけです。
しかし、生き残れたとしても謀反人の子に出世の道はないはずです。
兼家は失敗など許されないという思いで、道長に言っているのです。
そして、この謀の手柄は道隆のものとなると宣言し、弟たちに牽制しているのだと思います。

非情なまでの策を考え、嫡男以外は道具や駒としか考えていない兼家ですが、このような一貫した考えでなければ、政のトップに登りつめることはできないのかもしれませんね。

兼家の血を色濃く受け継ぐ詮子

兼家のやり方が気に入らない詮子は、父が失脚した時のために左大臣・源雅信(益岡徹)の他にもう一つの後ろ盾をつけようと考えて亡き源高明の姫・明子(瀧内公美)に近づきます。

そして、倫子(黒木華)と明子両方を道長の妻へと考えます。

詮子のやること考えることが父・兼家にそっくりです。
男だったらきっと、父のような策士になったんじゃないかしら。
(まひろのようにお前が男だったらと言われないのが、上流貴族ゆえんですね。姫君の場合、入内させ天皇の外戚になることが手っ取り早く出世する道ですからね)

息子たちの誰よりも兼家の血を色濃く受け継いだ娘・詮子。

この逞しさが、国母となってからのご活躍に通じるのでしょう。

哀れな花山天皇

愛する忯子の死を嘆いてるところへ、未だ成仏できていない忯子を成仏させるには帝が出家するしかないと言われてしまう花山天皇。
正常な判断ができないのも仕方のないことでしょう。

出家することに何の疑問ももたぬほど、それほどまでに忯子への愛は純粋だったんですね。
他の女を当てがおうと考える義懐(高橋光臣)たちを退け、唯一自分の気持ちをわかってくれている(フリをしている)道兼の話を鵜呑みにするあたりに、若さが出てしまっています。

御歳19歳の若き帝が、老獪な兼家や晴明の策に引っかかるのは無理もありません。

出家することを義懐に話したほうがいいかと道兼に尋ねた時には、思わず吹き出しそうになりましたわ😂
道兼もさぞ焦ったことでしょうね。(今回唯一のコントだったような…笑)

自分が剃髪したあとに、道兼に諮られたことを知った花山天皇ですが、剣璽も懐仁親王に移ってしまっては、もはやなすすべなしです。

二年という短かき在位でしたが、若いなりに政を頑張っていた花山天皇の退位事件(寛和の変)。
花山天皇が狼に睨まれた子犬のようで、痛ましく、かわいそうでなりません。

たった二時間のうちに出家させられてしまった哀れな天皇を、美しくそれでいて滑稽さを見せつつ見事に演じてくれた本郷奏多さん。素晴らしいの一言につきます。
これからは剃髪姿で出てくるのかな?
出家した後も色々と世を騒がせた花山天皇。
ますます楽しみですね❣️



来週からは道隆の嫡男・伊周(三浦翔平)も登場!
どんなシナリオが打ち出されるか、大石静さんの素晴らしい脚本に期待が増すばかりです😊

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