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【どうする家康】第28話あらすじ・感想考察「本能寺の変」|最期まで家康の名を呼び続ける信長の想いに圧倒

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本能寺で信長を討つ。

そう覚悟した家康は、一足先に京へ入ります。

信長が本能寺に入ったと入れ違うように、家康は堺へと向かいます。

1582年6月の出来事

  • 本能寺の変で織田信長が死去
  • 信長討ち死ににより、家康決死の伊賀超え
  • 山崎の戦いで秀吉が明智光秀に勝利
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目次

【どうする家康】第28話 あらすじ

「時は今 天(あめ)が下知る 五月かな」

信長、信忠、家康が一同に京に集まる時。

明智光秀もまた、なにやら思いにふけるのでした。

堺の会合衆との茶会

堺は、南蛮船が行き来する日本最大の貿易都市。

家康はこの地で数多くの有力者たちと精力的に親交を深めていきます。

今日は大商人の津田宗及を訪ね、堺代官の松井友閑とともに茶の湯を楽しんでいます。

いずれも天下に名だたる茶人です。

酒井忠次ら家臣たちは離れに控え、茶室の様子を見ていました。

津田や今井宗久など我が国有数の豪商からなる堺の会合衆と懇意になれば、人、物、金、鉄砲を手に入れたも同然なのです。

石川数正

殿はおやりになる気じゃ。力ずくでもお止めするべきでは。

本多平八郎忠勝

殿のご決断に従うと決めたはず。

榊原小平太康政

平八郎…我らはお方様に言われたはずじゃ、殿を頼むと。

小平太はそう言うが、平八郎は瀬名の言いつけに従ったことをずっと悔いているのでした。

信長を討てばよかったと…。

市との再会

次は今井宗久殿とお会いし、鉄砲の買い付けの算段を…

家臣たちと話しながら歩いていると、信長の妹・お市と出会ったのでした。

家康が堺に来ていると聞いて、そぞろ歩いていたと言う市です。

家康が宿にしている寺で、二人は十年ぶりに語り合います。

市は今、信長の嫡男・信忠が城主の岐阜城に身を寄せているのだが、娘たちの見聞を広めるために堺に出てきたと言うのです。

お市

本当は、私が遊びたくてこちらに。

いたずらっぽくほほ笑むも、その美貌は色あせず、ますます美しさを増したようです。

浅井長政が信長によって滅ぼされて以来、市は再婚せずにいます。

家康ももう、正室を迎えるつもりはありません。

それを聞いた市は少し寂しそうに…。

お市

兄を恨んでおいででしょう。

家康

…とんでもない。

市の真意がわからぬ家康です。

市の揺さぶり

お市

私は恨んでおります。もっとも、兄ほど恨みを買っている者は、この世におりますまい。…でも、あなた様は安泰。

信長は家康には決して手を出さない。なぜなら…

お市

あなた様は、兄のたった一人の友ですもの。

家康

友…?

皆から恐れられ、心を許すたった一人の友には憎まれている。

あれほど孤独で哀れな人はいないと市は憐れむのでした。

お市

たまに思うことがあります。いずれ誰かに討たれるのなら、あなた様に討たれたい、兄はそう思っているのではないかと。

自分が失ったものを持ち続けている家康のことを、信長は羨ましいのだと言うのです。

市の口から出る言葉は、考えもしなかったことばかりなので、家康はどう答えていいかわかりません。

市は家康の心を揺さぶって帰っていきました。

その夜、家康は木彫りの兎を見つめて考え続け葛藤するのでした。


家康

情けないが…決断できぬ。ここまで精一杯の用意をしてきたが、今のわしには…とうてい成し遂げられん。

無謀なことで、家臣たちを危険にさらすことはできないという家康です。

家康

すべては…我が未熟さ…すまぬ。

本多平八郎忠勝

いずれ必ずその時は来る。

榊原小平太康政

そうじゃ、いずれ必ず。

井伊直政

いずれ必ず!

本多平八郎忠勝

いずれ必ず…天下を取りましょうぞ!

信長、本能寺にて死す

織田信長、本能寺にて死す。

家康一行が京に向けて出立しようとしていた時に、その一報が入ってきました。

毛利征伐の秀吉の援軍として向かったはずの、明智光秀に討たれたと言うのです。

しかし、知らせを持ってきた茶屋四郎次郎にも、確かなことは分からないのでした。

茶屋四郎次郎

殿…すぐにお逃げくだされ…殿は狙われております。

家康の首を取れと、明智が号令をかけたと言うのです。

安土城の一件で、明智は家康を憎んでいます。

追っ手の中には、家康が主の信長を殺めた下手人だと勘違いしている者もいるようです。

茶屋四郎次郎

明智の兵、名を挙げたい浪人、褒美目当ての民百姓。四方、敵だらけとおぼしめせ!

茶屋がいち早く知らせてくれていなければ、今頃家康の命はなかったのかもしれないのでした。

信長討ち死にの知らせは秀吉の元にも届きます。

秀吉

ああ、なんちゅうこっちゃぁ…上様…上様……今から毛利と和議を結べ。

泣いたかと思ったら、すぐに秀長に指示を出す秀吉です。

秀吉

直ちに引き返す。この猿が仇を討ったるがや。この猿が徳川家康の首をとったろまい。

違うんだわ…やったのは徳川でなく明智だわ。

光秀にも信長を討ち取ったと知らせが…。

明智光秀

残るは家康だけ!断じて逃すな!できれば生け捕りにせえ。あのくそたわけの口に腐った魚を詰めて殺してやる。

伊賀越えへ

五十人ほどの供を従え、山中を懸命に走る家康の脳裏に、信長とのさまざまな思い出が浮かんでは消えます。

しかし、兎は狼にいたぶられるばかりで、楽しかった思い出など一つもないのでした。

しかし、野伏せりたちに襲撃され、敵を倒しながら、家康は思います。

臆病な自分がこれまで生き延びてこれたのは、信長がいたからこそだと。

家康

皆の者、誰も死ぬな!生き延びるぞ!

家康たちは再び、三河に向かって走り出したのでした。

さらば、狼…ありがとう、我が友…

つづく…

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【どうする家康】第28話 感想考察

「本能寺の変」

天才脚本家というのは、いつでも私の思考のさらに上をいくんです😣

死を前にしても家康の名を呼び続ける信長の愛って…
そして信長の死を知り、逃げる最中も信長とのことを思い出し絶叫する家康って…
誰がこんな悲しい愛の物語を想像したでしょうか。

はっきり言います。

私は途中から口が半開きのまま見てました😆(良くも悪くもです)

私たちは信長の死までいったい何を見せられていたのかと😅

炎の中に消えて行く信長と、さらば狼と心の中で語りかける家康は、まるで一つの恋が終わったようです。

とは言っても、かつてないほどの血まみれの信長の描写は圧巻。

信長との相撲を思い出しながら逃げる最中に、当時信長にかけた締め技をするあたりの演出がまた憎いですねぇ。

秀吉はとことんゲスくて清々しいほどでしたし、光秀が謀反を起こす動機も鯉の一件と毛利攻めへ飛ばされたこと以外は大して描かれていません。

このことからも古沢さんが信長の死を通して、家康と信長の想い、友情をクローズアップさせたかったという意図がくみとれます。

あなた様は、兄のたった一人の友ですもの。

家康が信長を討つことができないとは、史実上から見てもわかっていたことでした。
だけど、あれだけ覚悟していた家康がどのようにして諦めるのかというところが気になっていました。

ここでお市を登場させ、たった一言で家康を揺さぶるとは…
お市の言葉は、家康の心を揺さぶるのには十分でした。
小さな頃から信長のそばで家康との関係を見てきた市ですものね。

信長がどんなに家康のことが好きだったか、そして自分も家康のことを好きだったんですからね。

いずれ誰かに討たれるのなら、あなた様に討たれたい、兄はそう思っているのではないかと。

まるで演歌の歌詞のようですやん。
天城越えで似たような歌詞なかったっけ?

それほどまでに信長は家康のことを熱烈に想っているってことよね。
市にもわかるほどに…

そして、想えば想うほど遠ざかる家康の気持ち…
もう完全に悲恋物語ですやん。

いずれ必ず…天下を取りましょうぞ!

信長を討ち取ることができなかった家康に、後に徳川四天王と呼ばれる者たちが一同にかける言葉です。
この場面、泣けましたねぇ😭

家臣たちを自分の恨みつらみで危険にさらすことはできないと思う家康と、いずれ必ず天下を取ろうと誓う家臣たちの間に新たに強い絆ができた瞬間です。

信長が羨ましがったであろう家臣との絆が、家康にはしっかりと根を張っているのです。
こういう対比が実に上手いところです。

残るは家康だけ!断じて逃すな!できれば生け捕りにせえ。あのくそたわけの口に腐った魚を詰めて殺してやる。

いやいや、安土城での饗宴の一件をこんなにも恨んでいたんですね😱

信長と家康を討ち取る理由をこの一件だけにしたところに潔ささえ感じます😆

明智光秀に一点の同情も感じさせない設定にし、酒向芳さんをキャスティングした理由が最後の最後まで生きてくるようです。

皆の者、誰も死ぬな!生き延びるぞ!

これですよ、家康の本当の強さは。

今までもこれからも家康は、一人きりでは何も成し遂げられないってのがわかっているのです。
信長とは正反対なのです。

家臣を大事にする主に、死ぬな生き延びようと声をかけられたら、そりゃついていきますよ。

皆で生き延びて、皆の力で天下を取り直すという覚悟が家康だけでなく、家臣たちにもできたのではないでしょうか。



本能寺の変はいろんな説が飛び交う謎多き事変です。
しかし、どうする家康ではそんなことよりも、信長と家康の想いと家康と家臣たちの想いに絞って描いたあたりが素敵でした。

信長のこの熱すぎる想いはいったい何?って戸惑うこともありましたが、それも幼少期のトラウマで納得。
そして、家康はいろんな思いを背負って家臣と共に天下統一に向かっていくのです。

弱き兎が己の弱さを知り、自分を慕う家臣たちと束になったらどれだけ強くなるのか。
今後の見どころです。

次週は家康三大危機の一つ伊賀越えです。
私が大河ドラマの中で一番好きなのが、真田丸での伊賀越え。
これを超える伊賀越えは困難でしょうけど、ちょっぴり期待しちゃいます😁

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なおらん

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