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【どうする家康】第40話あらすじ・感想考察「天下人家康」|狸となる覚悟

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名もなき民から天下人へと上り詰めた太閤秀吉は、ついにその波乱の人生を閉じたのでした。

泥沼と化した朝鮮出兵を放っぽりだして…

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目次

【どうする家康】第40話 あらすじ

今後の備えに集まったのは、石田三成、徳善院(前田玄以)、浅野長政、増田長盛、長束正家ら五奉行と、強大な力を持つ大大名たち、前田利家、毛利輝元、上杉景勝、宇喜多秀家、そして徳川家康ら五大老の、いわゆる十人衆です。

合議制のゆくえ

石田三成

殿下のご遺言、しかと実行することがわれらの使命。われら十人衆が一つとなって物事を進めることこそ、なにより肝要。

家康

無論、異論はない。再び天下が乱れることあってはならん。ご一同も異論ござらんな。

意気込みを持って話す三成に、家康も加担します。

目下の難題は、一にも二にも朝鮮のこと…。

殿下がみまかられたこと、しばらくは公にはせぬがよろしかろう。

三成が長年描いていた、皆で意見を出し合い話し合う合議がなされました。

しかし、すべてが順調にいっているとは言えませんでした。

…気をつけられたほうがよいかと存ずるが。

毛利輝元(吹越満)や上杉景勝(津田寛治)は、諸大名中最大の250万石を領有する家康を警戒しています。

飛びぬけた力を持つ者がいれば、その者の考え一つで物事が決められてしまうことになると言うのです。

人の心には裏と表があるものぞ。

徳川殿は、狸と心得ておくがよい。

二人は三成に警告します。

三成に家康に対する疑念が芽生え始めるのでした。

失言

慶長3年(1598年)11月、朝鮮からの撤退が始まります。

博多の港に次々と軍船が帰港し、加藤清正(渕上泰史)や黒田長政(阿部進之介)らも戻ったが、その顔には悲壮感が漂っていました。

三成は彼らをねぎらおうと声をかけます。

石田三成

とりあえず体を休ませるがよかろう。戦のしくじりの責めは不問といたしますゆえ。…京に帰ったら盛大な茶会を開いて…

しくじり…?しくじりだと?

三成の言葉に顔色を変える長政。

奉行衆の無策のせいで、どれだけの兵が死んだと…。

茶会とはなんだ!皆にはわしが粥を振る舞う!


涙を流し、訴える清正。

三成は、戦地で辛酸をなめて戦った諸将の不満や怒りを、まったく理解できていなかったのです。

そのうえ、秀吉の死を隠蔽された屈辱は耐え難く、加藤たちは伏見城に出向き、三成に戦の責めを負わせるよう家康と利家に直訴するのでした。

前田利家

治部らに任せたのは殿下のご遺志。軽挙妄動することあらば、この前田利家が許さん。よいな!

家康も不満があればいつでも聞くと彼らをなだめると、武将たちはしぶしぶ帰っていきました。

風前の灯火

石田三成

なにゆえ私が?

豊臣家中を一つにまとめるのも役目であると、寧々は三成に一同に詫びを入れるように助言します。

しかし三成は、間違ったことはしていないと譲りません。

…あの子はまっすぐすぎる。世の中は歪んでおるものなのに。

三成が去ると、寧々がため息混じりにもらします。

家康

この騒ぎを収めるのは誰がやっても難しいことでござる。

治部がうまくできなければ…その時は力ある者にやってもらうほかないと、私は思うておる。

徳川家中が望んでいることを、寧々もまた口にします。

屋敷に戻り諸国の様子を聞くと、伊達政宗などは再び乱世を望んでおり、あちこちで不穏な動きがあるというのです。

家康

治部は苦しいじゃろうな。

本多平八郎忠勝

治部殿の手には負えんでしょう。

平八郎は、家康が表に立つべきだと建言します。

一方、正信は目立って危険を冒すより、今はまだ裏で伊達や加藤らの動きを封じる程度にしておいたほうがよいと意見します。

本多正信

どのみち豊臣の天下は、ぽろぽろと崩れてゆくでしょう。

掟破り

慶長4年(1599年)秀吉の遺言により、秀頼は大坂城へ居を移しました。

そんな折、家康が伊達、福島正則(深水元基)、蜂須賀家政(武田幸三)との縁組みを進めているという噂の審議のため、五奉行が家康を除く四人の大老を呼び集めます。

事実であれば、勝手に婚姻を結ぶことを禁じた秀吉の置目を破ることになるのです。

そのうえ、家康は奉行衆と敵対している者を屋敷に招き、親交を深めているとも言われ…。

言わんこっちゃないな治部、これは天下簒奪の野心ありと見るほかないぞ。

鬼の首を取ったかのように言い立てる毛利や上杉。

利家だけは家康をかばったが、三成は家康に謹慎を申し渡す決断をしたのでした。

こじれる関係

早速、家康のもとに糾問使が向けられます。

家康

いや、すまなんだ。ほんの行き違い。改めて皆様にお伝え申し上げる。

あくまで奉行衆を助けるためのもので、家康は秀吉の遺言に忠実であると正信も言い添えます。

さらに、もし家康に懲罰を課せば、血気盛んな徳川家中が黙っていないと暗に脅しもかけるのです。

恐れをなした糾問使たちはいったん引き上げました。

戦になる恐れを回避するために前田利家は、家康に一筆書けと三成に進言します。

石田三成

置目を破ったのは徳川だ。道理が通りませぬ。

前田利家

道理だけで政はできぬ!💢

納得できぬ三成は、その場を立ち去っていきました。



憂慮した家康はひそかに三成を屋敷に呼び、自分の浅慮を詫びます。

家康

だが誤解は解いておきたい。わしはそなたの味方である。

家康は、今の形の政は困難であること、政務を執る覚悟があること、これは天下太平のためのやむを得ぬ判断だと、自分の思いを伝えます。

家康

その類まれなる才覚で、わしの政を助けてもらえぬか。

しかし三成の目には、家康が己の保身と徳川のことしか頭にないと映ったようです。

石田三成

狸…皆が言うことが正しかったようでござる。天下簒奪の野心あり、と見てようございますな。

今や朝廷も家康の言いなり、家康は平気で嘘をつくといった茶々の讒言も、真面目過ぎるがゆえに信じてしまった三成です。


途方にくれた家康は病床の利家を訪ねます。

前田利家

皆、貴公が怖いのよ…

今川義元のもとで育ち、信長、信玄、勝頼、秀吉と渡り合ってきた家康は、多くの者にとって神話に出てくるオロチと同じ存在なのだと…。

利家は家康に腹を括るしかないと言います。

このひと月後、前田利家はこの世を去ります。

そのとたん、おもしが外れたかのように、世の中は騒がしくなっていくのでした。

決裂

その夜、三成が屋敷から出て潜んでいる伏見城を、加藤、福島らの軍勢が取り囲んでいると知らせが入ります。

家康は平八郎を遣わし加藤、福島らを屋敷へ呼び、言い分を聞きます。

しかし、もはや三成との関係修復は不可能に思われたのでした。

本多正信

ここらが潮時かもしれませんな。

本多平八郎忠勝

表舞台に立つべき時かと。

空を眺めながら、三成が語っていた夢を思う家康です。


三成はすべての政務から身を引き、所領である近江佐和山に隠居することになりました。

家康

ご納得いただき礼を申す。

石田三成

納得はしておりませぬ。私は間違ったことはしておりませぬ。

家康

佐和山を訪ねてもようござるか?また夜空を眺め、二人で星の話をしよう。

石田三成

…ご遠慮願いとうござる。私と家康殿は、違う星を見ていたようでございますゆえ。…もうお会いすることもございますまい。

去って行く三成を、家康は寂しそうに見送ります。

家康

やるからには後戻りはできぬ。あるいは修羅の道を行くことになるぞ。

本多平八郎忠勝

どこまでも…つきあいまする。



覚悟をもった家康は伏見城に入り、主座から一同を見渡し言います。

家康

天下の太平乱す者あらば、この徳川家康が放っておかぬよろしいな。

威厳に満ちた家康に、さまざまな思惑をはらんだ視線が注がれるのでした。

つづく…

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【どうする家康】第40話 感想考察

「天下人家康」

とうとう家康が大名たちを前にし主座に座ることになりましたね。
若き頃の泣き虫弱虫鼻水たれの殿に比べたら、まったく別人のようです。
老け顔メイクの顔のシミまでもが、殿の貫禄を増しているようで、着ている着物も秀吉のような派手さはないが、他とは別格感が出た風格を感じさせるものでした。

殿のカッコ良さはさておき、今回私が最も心を打たれたのは、加藤清正(渕上泰史)の涙でした。
一筋の涙を流しながらの「皆にはわしが粥を振る舞う」の一言に心を鷲掴みにされてしまったのです。
これだけで、朝鮮での戦がどれほど苦しいものだったのかが思いしれます。
このシーンを見てこの涙は演出ではなく、自然と出た涙なのではないかと感じました。
渕上さんが加藤清正という役を生き、清正と同化することで思わず溢れ出てしまったのだと思えてなりません。
(ドラマ「インフォーマ」で注目していた役者さんでしたが、好きが倍増されました💓)

そしてそれは、真っ直ぐすぎて人の心がわからない三成が引き出したものとも言えます。
それだけ今作の七之助さんの三成は、今までのどの三成よりも納得のいく三成像でした。
殿下一筋、殿下の期待に応えることがすべてで、周り(とりわけ家中の者)の心がわからない。
真面目すぎるがゆえの融通のなさは、人を寄せつけなくさせるものです。
(寧々の元で育った加藤や福島らとは、子供の頃から折りが合わなかったようです)
そんな三成の孤独感や心の機微を、七之助さんはきれいに演じてられました。
眉間がヒクヒク動く演技(⁉︎)には驚かされました😮
こんな細かいところまでやり抜くんだってね…

あと、やはり歌舞伎役者さんの動作の美しさには惚れ惚れさせられますね。
佐和山へ同行してくれる結城秀康に向きを変え礼を言う時の美しさたるや😍(何がどうとは言えないけど…😅ビシッとしてます)
歌舞伎では女形を演る七之助さんだけに、所作の美しさや声のわずかなビブラートで孤独感が非常によく現れていたのではないかと思います。


とうとう修羅の道になるかもしれない天下人への道に進む家康ですが、今回その狸っぷりをようやく見せ始めました。
最後に主座から皆に向け「豊臣家と秀頼様の御ため…」と言ってるけど、これはパフォーマンスですよね。
修羅の道になるかもしれないと腹を括ってる人間が、秀頼様のためなんて思いは毛頭ないはずです。
(オープニングでも白兎🐇が狸に変わってましたしね)

また、家康の狸っぷりの影には正信ありというのもまざまざと見せつけられました。
忠勝は殿が天下人になるためには命をかけてついていくのに対し、正信はとことん知恵とずる賢さで殿をバックアップするのです。
狸になった家康とそれを支える知恵と力を持った家臣たちが、今後どのような活躍をするのか楽しみです。

とりわけ、来週は忠臣・鳥居元忠との別れのシーンで号泣😭となりそうです。

みんなの感想

なおらん

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