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【光る君へ】第4話感想考察・あらすじ「五節の舞姫」|ネットを沸かした強烈過ぎる花山天皇

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三郎(道長)の誤認逮捕以来、再び会うことができたまひろと道長。

再会の場の散楽で演じていた女形は、放免に追われ、月夜にまひろの家まで三郎の無事を伝えてくれた男だった。

まひろと道長の間であやしく動くこの謎の男はいったい誰なのか…。

第4回人物相関図

引用元 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie
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目次

互いに身分を偽ってきたまひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)。まひろは素性を明かす。一方、兼家(段田安則)の悲願が成就し、花山天皇(本郷奏多)が即位するが…

 光る君へ公式ページより

謎の男

散楽は終わり、役者たちが去ろうとすると、まひろ(吉高由里子)は面が外れた女形の役者を呼び止めて、道長(柄本佑)に謝るように迫ります。

この人はあなたに間違えられて、獄に入れられたのよ。

男は直秀(毎熊克哉)と名乗りますが、自分は何も悪いことはしていないと開き直り去ってしまいました。

まひろは不思議に思います。

あの人はなぜ、三郎が許されたことを知っていたのかしら?なぜ私に知らせに来たんだろう…

「光る君へ」 公式Xより

まひろと道長は二人きりで話をします。

まひろは藤原為時(岸谷五朗)の娘だと身分を明かしました。

道長も自分の正体を話そうとしたとき、為時の友・藤原宣孝(佐々木蔵之介)が通りかかり、話が途中になってしまいました。

下人のような身なりの道長を宣孝が怪しんだため、まひろは自分の履物を拾ってくれたのだとごまかし、宣孝とともに去ることにします。

今日ね、散楽ってものを見たんだけど、大層おもしろかったから、次もまた行こうと思うの。

まひろは宣孝に話すふりでわざと大声を張り上げ、道長にまた散楽の日に会おうと伝えるのでした。



道長が、東三条殿に帰ろうとしていると、塀の上に直秀が現れます。

「光る君へ」 公式Xより

もう散楽には来るな。娘の心をもてあそぶのはよせ。右大臣家の横暴は、内裏の中だけにしろ。

一方的に言い残し、直秀は姿を消してしまいました。

円融天皇の譲位

安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)の占いにより、円融天皇(坂東巳之助)の譲位と次の天皇の即位日が決まります。

そして藤原詮子(吉田羊)の子・懐仁親王(石塚陸翔)が東宮となることも決定し、内裏では兼家(段田安則)に祝いの挨拶をしようと公卿たちが列をなします。

道隆(井浦新)、道兼(玉置玲央)、道長の三兄弟もそろい父に祝いを述べようと東三条殿にそろいました。

しかし、この日は散楽の上演日で、道長はまひろに会いにいこうとしたが、道隆から宴に出るように命じられ出かけられませんでした。


詮子が円融天皇を訪ね、退位に際しての挨拶を述べると、天皇は自分に毒を盛ったのは、お前と兼家かと詰問します。

懐仁が東宮となるために朕は引く。されどお前のことは、生涯許さぬ。二度と顔を見せるな。

身に覚えがない詮子に向かって、円融天皇は檜扇を投げつけます。

人のごとく血なぞ流すでない!鬼めが!

額に血のにじむ詮子にそう言うと、円融天皇は立ち去りました。


詮子は東三条殿の祝いの宴に乗り込み、円融天皇に毒を盛ったのかと兼家を問い詰めます。

兼家は白を切り通し、詮子は激高したままその場を去りました。


道長は自分の一族の恐ろしさを知らされ、一方道隆は父の企てを知った上で言います。

これで父上と我ら三兄弟の結束は増しました。何があろうと父上をお支えいたします。

花山天皇の即位

「光る君へ」 公式Xより

永禄2年(984年)8月、円融天皇の甥で東宮であった師貞親王が即位して花山天皇(本郷奏多)となり、藤原為光(阪田マサノブ)の娘・忯子(井上咲楽)が入内しました。

師貞親王に漢籍・漢文を指南していた為時にとって花山天皇の即位は出世のチャンスであり、これによって為時は12年ぶりに官職を得ることができたのでした。


花山天皇は、布や銅の値をみずから定めると言い出します。

そんなことをすれば世の乱れを招くと天皇に進言すべきだと、兼家は関白・藤原頼忠(橋爪淳)を責めます。

すると、花山天皇の伯父・藤原義懐(高橋光臣)が、帝の決定を遂行するのが関白、左大臣、右大臣の役目だと反論し、兼家は憤慨します。

兼家は、花山天皇が政に精を出し在位が長くなれば、娘・詮子が産んだ懐仁親王が天皇となり、自分が摂政になるという計画が遠ざかると焦りだすのでした。

五節の舞

「光る君へ」 公式Xより

まひろは宮中行事の五節の舞で、他家の姫たちと舞を舞うことになりました。

本来は倫子(黒木華)が舞うはずだったが、女好きで知られる花山天皇の目にとまることを恐れ、代理を頼まれたのです。

まひろは舞いながら、居並ぶ公卿たちの中に道長の姿を見つけました。

「光る君へ」 公式Xより



居眠りしている道長はまひろに気づかず、隣に座った公卿が道長をつついて注意しています。

その人物の顔を見てまひろは驚愕します。

彼こそが、まひろの母・ちやは(国仲涼子)を殺めた人物だったのです。

舞を終えたあと、まひろは姫たちの話から、三郎の正体は右大臣家の三男・道長であり、母を殺した男は道長の兄の道兼(玉置玲央)だと知ることに…。

あまりの衝撃的事実に、まひろはその場で気を失うのでした。

つづく…

用語集 大河ドラマ「光る君へ」第4回

五節の舞(ごせちのまい)…豊明節会(とよあかりのせちえ)の際に4~5人の未婚の舞姫が舞い、神にささげられる神事のこと。

『荀子』(じゅんし)…中国、戦国時代の思想書。全20巻。人間の性は本来悪のため、礼によってこれを改め社会秩序を保つべきという「性悪説」を主張し、孟子の「性善説」に反対した。

『竹取物語』(たけとりものがたり)…平安前期に成立した日本最古といわれる物語。作者は不明。

豊明節会(とよあかりのせちえ)…新嘗会(しんじょうえ)、大嘗会(だいじょうえ)のあとに行われる饗宴(きょうえん)。

『墨子』(ぼくし)…中国、戦国時代の思想家・墨子とその説を奉じる思想家集団・墨家(ぼっか)の著述。兼愛・非戦・節倹などの墨家的主張が述べられている。

『論語』(ろんご)
中国、春秋時代の思想家・孔子とその高弟の言行を、孔子の死後に弟子たちが記録した書物。儒教の代表的な経典。

引用元 大河ドラマ「光る君へ」公式ページ特集より

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このドラマの根底に流れている身分格差という大きな壁。
まひろは最初、下級と言えど貴族の姫である自分と庶民である三郎の間の身分格差に悩んでいましたが、まさか最後で逆転するとは思いもよらなかったでしょうね。
それも要らぬおまけ付きで🥲

道長という人物像

まひろに藤原為時の娘だと身分を明かされた時からの道長は、家へ帰ってからもずっと何かを考えているようでした。
身分違いがこの先、恋の障害となることは道長だってわかっています。
それも真剣になればなるほど。

私はここで、道長はある考えをうっすら描いていたのではないかと思うのです。
為時が官職も得ていないのなら官職を与え、身分を引き上げることはできないかと。
されど、今の自分ではそんな力はなく父との仲も良いとは言えない…ならば、自分がその力を得てまひろを妻と迎えられるような道筋なるものをぼんやりと頭に浮かべていたのではないかと。

道長は怒ることも争うことも嫌いな人物として描かれています。
そんな道長が、この世はすべて自分のもののようだと歌うほどの権力を手中にする、その原動力となったものの一つが、まひろとの身分格差をどうにかしたいという思いだったというのはじゅうぶん考えられることです。

史実上、道長とまひろは夫婦になることはありません。
「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」
道長の超有名な歌ですが、私はこの歌の中に、貴族の頂点に立った道長の虚無感を感じてしまいました。
権力すべてを得たが、若き日に最も愛した人を得ることができなかったという心の中にぽっかりとあいた空洞みたいな。
今、ドラマで描かれている道長🟰権力闘争には興味がなく、元来平和を好み、のほほんとした性格の「三郎」を見ていると、自分の心の中と真逆的な歌が、月を見ていて自虐的にふっと出てしまった、そんな感じを受けてしまいます。

私は道長の性格をのほほんとした人物と捉えましたが、それは物事を俯瞰して見ているからだと思います。
前回の感想で私は、三郎は散楽で演じられているものが自分の家のことだとわかってないんではないかと書きました。
しかし、今回直秀に「右大臣家の横暴は内裏の中だけにしろ」と言われた時に「そういうことは散楽の中だけで言え」と答えていたのを見ると、すべてわかっていて見ていたということがわかりました。
自分の家のことをも俯瞰で見ているから、自分の甥もどうなるかわからないぞと公任に言われた時に「毒を盛られるとか」って他人事のような言葉が出てくるんですよね。
権力を得るために何でもする父や兄に対する嫌気や皮肉も感じ取れます。

すべてを一歩引いたところから見ることのできる道長だからこそ、最高権力者となり得たのでしょう。
能ある鷹は爪を隠すですね。
きっと未来の道長とも対比的な三郎は、いろんなことを想像させられ、それは柄本佑さんの演技に引き込まれてしまうからの一言につきるのでしょう。

花山天皇の✖️✖️

今回SNSで大いに盛り上がった花山天皇の✖️✖️話。
NHKさんなりに頑張って入れ込みましたね〜😂

淫美な緊縛プレイが始まった時には、ドキドキしながら見入っちゃいましたよ😆
天皇の性癖を扱う挑戦的な国営放送にドキドキしたというか…笑
途中で場面変わった時には、やっぱそこまでよねって現実に戻されましたが。

天皇に即位する前、高御座に美しい女官を引き入れ、✖️✖️に及んだという話が有名ですが、映像にすることはできなくても、源雅信の口から言わせるあたりが視聴者としては嬉しい限り!
こんなぶっ飛んだエピソードをスルーすることなんてできませんよね🤣

自分の周りを親しい者で固めようとするところでは「鎌倉殿の13人」の源頼家を思い出されました。
ま、頼家は花山天皇ほどぶっ飛んでませんでしたが。
「鎌倉殿の13人」では髻を切られる恥辱場面があったけど、この時代は被り物を取られるだけで恥ずかしいことだったんですね。
花山天皇自身も即位式で王冠が重いと言って脱ぎ捨てたとあるから、よほど制度というものに反発心があったのではないでしょうか。
即位したとたん、俄然やる気を出す花山天皇ですが、彼自身がアナーキーなのでうまくいく道理がありませんよね。

生後10か月足らずで立太子した(させられた)という背景が、こんなはちゃめちゃな人物を作ったのかもしれないと思うと、実はかわいそうな人なのかなと思えてしまいます。

五節の舞とまひろ

五節の舞姫とは、どうやら当時は身分がそこそこ上位の家から選ばれていたようです。
まひろのような、官職を持たない父の家の娘などが出る幕ではなかったようです。(のちに身分はあまり関係なくなったようなので、まひろが舞を踊っていてもおかしくないという歴史考証を取り入れた感じがする。何にせよ曖昧な時代です😅)
それを願われたからといって、倫子の代役を買って出るまひろですが、やはり世間知らずなところがあるようですね。

かぐや姫の気持ちを述べる時も、まったく忖度せず、自分の思ったことをズバッと言ってしまい、倫子に突っ込まれてしまうありさまです。

倫子は冗談ぽく流してたけど、やんわりとまひろに社交場でのマナーみたいなものを教えてあげてるのでしょう。
(このお姫様もまだつかみどころのない、わからない姫様だわぁ)

まひろは、そんなことの積み重ねがあって、堂々と表では話せないことを物語に込めて執筆するようになったのではないかと考えられます。

五節の舞の代役をすることで、道長の正体と母を殺した道兼との関係を知ってしまったまひろ。
倒れてしまうほどの衝撃をうけたことでしょう。
これからの二人の恋の道はイバラだらけのようです。

謎の男・直秀

前回私は直秀のことを、帝の密命を受けた貴族の男子と推察したわけですよ。
そ、それが盗賊(義賊)の一味だなんて…😩
ま、盗賊姿はカッコよかったですよねー😊

その盗賊の直秀がどうしてまひろのことを気にかけるのか、いまいちわからないのだけれど(どこか見逃したかしら🤔)
まひろのことが好きなんだとしたら、道長との三角関係に発展するのか…
だとすると、どう転んでも身分格差という障害があって、誰も成就することのない恋で終わってしまい、それぞれの道を生きるしかないという着地点になるのか…それじゃつまらんのよねぇ。
きっと脚本家・大石静さんの考えるものはもっとセンセーショナルでロマンチックなものなのでしょうけど。
どんなに考察しても、この先が読めない、ほんとに謎の男だわぁ。

まるで石川五右衛門のような市民のヒーロー・散楽一座の一員で義賊の直秀。
これからも気になる男です🤭

三郎の正体を知ってしまったまひろ。権力闘争に巻き込まれそうな道長。まひろと道長に絡む盗賊の直秀。父や兄たちの悪事を知って、何としてでも懐仁親王を守ろうと決意する詮子。今回も見どころ満載となった回でしたが、次回からそれぞれの歯車がどのように動いていくのか、一瞬たりとも目が話せなくなってきた「光る君へ」です。
平安時代、超おもしろいじゃん‼️😸

なおらん

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