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【鎌倉殿の13人】第31話あらすじ感想~諦めの悪い男|比企の乱

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1203年7月、頼家の病は父・頼朝と同じような病状で回復は期待できそうもない。

比企能員は娘のせつが産んだ一幡を次の鎌倉殿に就かせるため、朝廷との手続きを進めようとします。

義時は異を唱え、文官たちは当面見守ることにしたが……。

まさかの医者が佐々木のじいさんの孫とは!康すおんさん再登場にほっこりしました。

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目次

【鎌倉殿の13人】第31話 あらすじ

初代よりはるかに若くして二代目は倒れた。

御家人同士の対立も、またはるかに大きい。

鎌倉に戦の匂いが、漂い始めている。

―オープニングナレーション引用

刃をむける比企

頼朝は、源氏の血筋である、頼家の正妻つつじが産んだ子(善哉)を後継者に望んでいました。

しかし、証明する文書がありません。

義村さん、偽の文書を自分で何通も書いてたけど本気なのかジョークなのかいまいちつかめませんね。



他に源氏嫡流の血を引くのは、頼家の弟・千幡がいます。

一幡には比企、善哉には三浦、千幡には北条が乳母父としてついています。

もはや、後継者争いというより、御家人たちの権力闘争となってきました。


「鎌倉が二つに割れてしまう」


義時は危機感を募らせます。


そんな中、京の寺で修行中の全成の子・頼全が父の陰謀に加担したとして、源仲章生田斗真の手の者によって誅殺されました。

比企の指図であることは明白です。

比企が先に仕掛けてきたわけだが、受けて立てば大きな戦になってしまいます。

義時は一幡が後継になるのを阻み、北条が擁する千幡を推す策を取るのです。


「千幡様は元服してもよいお年。御家人たちも納得する。それがかなわなかった時、初めて兵を用いる」

比企の抵抗は予想できるので、この時点で義時は挙兵する覚悟はできていますね。

義時の提案

義時は千幡の擁立を宿老たちに訴え、地図を広げて意表をつく提案をします。

鎌倉殿の役目を二つに分け、関東28か国の御家人は一幡に、関西38か国の御家人を千幡に仕えさせると。




「鎌倉殿は一幡様ただお一人!」




腹を立てた能員は、地図を引きちぎり出て行ってしまいました。

義時は宿老たちに、拒んだのは向こうだと念を押します。

部屋を出た義時が泰時に告げます。


「これで大義名分が立った。比企を滅ぼす」

初めてみずから戦をしかける義時です。顔つきがいちだんと険しくなってきましたね。

頼朝の教え

義時の決意に政子は、一幡の命は助けてと孫の命乞いをします。


「一幡様は仏門に入っていただきます」

義時は出家させるとは言っていない。仏門に入る=死の意味だったんですね。




政子の部屋を出た義時は泰時に非情の命を下します。


「戦になったら、真っ先に一幡様を殺せ。生きていれば必ず災いの種となる。母親ともども…」


敵を容赦しない。それこそが頼朝の教えだったのでした。

なおらん

義時は平家に命を助けられた頼朝が、平家を滅ぼしたのを間近で見ています。禍根を残してはいけないというのは、頼朝自身から学んだことだったのです。

交渉決裂

比企館へ赴き比企尼らと談笑する比奈。

帰り際一室の前で聞き耳を立てています。

帰宅して耳にしたことを文にしたため、義時に伝えます。

義時はその文を読み、泰時に渡すのでした。


「比企は三浦に手を伸ばしているらしい」


泰時は義母上までも利用する父のやり方に憤りを覚えたのでした。 

前回比奈を呼んで義時が話をしようとしたとき、比奈はとうに覚悟はできていると言ってましたね。比奈は覚悟を持って納得してやっているということです。




千幡はまだ幼く政はできません。鎌倉は北条が率いていかなければならないのです。

義時は父・時政に覚悟はあるのか尋ねます。


「ある!この先は北条を守り抜いてみせる」

時政パパ、威勢はいいんだけど、いまいち信用できないんだよなぁ

だけど、大切なりくさんと家族を守る覚悟は確かに感じたね。




時政は最後にもう一度、義時の案を受け入れるかどうか、能員と交渉する役目を引き受けます。

能員に確かめるも断られます。

逆に能員は自分に有利な案を示すのです。

九州は千幡様、その他は一幡様でと。

時政も一喝で返答です。


「断る!」


時政と能員の交渉は決裂したのでした。

義時の罠

北条は比企の案を受け入れると、和議を申し入れます。

能員は時政を軽んじているので、丸腰で北条館へ向かいました。

丸腰のものを討てば末代までの恥となるので、討たれることはないだろうと考えていたのです。

ここは時政パパのほうが一枚上でしたね。



なおらん

丸腰で行くと言ったのに、ちゃっかり衣の下に鎧をつけていたのには、能員のしたたかさを感じましたね。



館には鎧で身を固めた時政ら北条勢が待ち構えています。

そればかりか、味方にしたはずの三浦義村も後詰めでいるのです。



義時の策略にはまった能員は、逃げ場を失い討ち取られてしまうのでした。


御所にいる政子に義時が報告します。


「比企能員、討ち取りました。これより館に攻め入ります」


まもなく、北条の軍勢が比企館を取り囲みます。

能員の妻・道は比企尼を逃がし、せつには一幡とともに生き延びよと言い含め立ち去らせます。


せつが廊下を逃げていくと泰時の率いる北条勢が立ちはだかり、善児とトウが飛び出してきました。

トウはためらいもなくせつを切り捨て、善児と泰時は侍女に抱かれた一幡をじっと見つめているのでした。

一幡を見つめる泰時と善児
一幡を見つめる泰時と善児




御所で政子と待つ義時に、時房がすべて決着したと報告します。

あとは千幡が鎌倉殿になる手はずを進めるだけになったのです。

頼家復活!

御所に時政、義時、広元らが集まります。

鎌倉殿の席には政子が。

時政が、比企一族を討ち取った旨を報告し、義時が続けて言います。


「残念ながら、一幡様はいまだ行方知れず。新たな鎌倉殿は千幡様にお願いすることになりました」


すると、廊下に足音がひびき、足立遠元がやってきて言います。


「一大事でございます。鎌倉殿が!」

義時や政子らが駆けつけると、意識を取り戻した頼家が布団の上に座っているのでした。




「すぐにも一幡に会いたい。せつを呼んでくれ」


臨終出家をさせられていた頼家は、頭をさすり啞然……。


義時と政子は愕然とするのでした……。

つづく…

【鎌倉殿の13人】第31話 感想

小栗旬さんはインタビューの中で義時の決断のスピードが上がってきていると言っていました。

比企を討つと決断してからの行動もそつがなく速やかになっています。

それゆえ義時の冷淡さが際立ってきています。泰時が反発するほどに。

序盤のころの義時の顔つきとはまったく違います。

そのスピードはすべて頼朝の元で体験し学んだものです。

上総介、伊東祐親、義高、義経、範頼、それらすべての死を頼朝のそばで見てきたのです。

鎌倉を守るためには先に動かなければならない。

どんなことをしようとも……。

心の葛藤も含め、ここまで丁寧に演じこられてきた小栗さんに感服します。

(三谷作品に出る役者さんて大変ですね。シリアスな場面とお笑い場面を同じ日に撮ったりすることもあるでしょうから^^;)

とうとう源仲章役生田斗真さんが出てきました!今回はほんのちょっとの出番でしたが。

史実を考えるとまた感情が……。(おっとこれ以上はやめときますね^^;)

来週はいよいよ頼家の苦難の回です。金子大地さんの演技に注目したいと思います。

今回の私の注目点
なおらん

諦めの悪い男とは義時のことだったんですね。比奈のためにもなんとか比企との戦を避けようといろんな案を出していたんでしょう。しかし人は変わるものです。比奈が言った言葉が重いですね。

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なおらん

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