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【光る君へ】第35話感想考察・あらすじ「中宮の涙」|「お上、お慕いしております!」思わず出たあふれる想い

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吉野の金峯山で世の安寧と彰子の懐妊を祈願しようと決め、8月に嫡男・頼通と中宮権太夫・源俊賢を伴って京を出立した道長。

雨が降りしきり、前途多難な行程となりそうです。

引用元 光る君へ公式X

第35回人物相関図

引用元 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie
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目次
あらすじリスト
  • 命がけの金峯山詣
  • 伊周、道長暗殺失敗
  • 道長は物語の続き読み、まひろが不義の子を産んだことを知る
  • 悲しみに暮れるあかねにまひろは書くことを勧める
  • 惟規の斎院の女房・中将との恋愛が発覚
  • 彰子が自分と若紫を重ねて、まひろに思いを語る
  • お上に想いを伝えてはとまひろは彰子に助言
  • 彰子は初めて一条天皇にお慕いしてると伝え、初めて二人は結ばれる
引用元 光る君へ公式ページ

金峯山寺への参拝は、命がけの難行です。

運悪く何日も雨に打たれぬかるんだ道を歩き、危険な断崖を登らなければならないのです。

引用元 光る君へ公式 X


道長一行は険しい山道を旅し、京を出立してから九日目に金峯山寺の山上本堂に辿りつきました。

道長はそこでさまざまな仏事を催し、最後に本堂の蔵王権現にみずから書き写した経典を捧げて経塚に埋めました。

引用元 光る君へ公式ページ


伊周は金峰山詣の道中で道長を暗殺しようと企てます。

道長一行の帰り道に崖の上から矢を射かけようとするのです。

そこへ事前に伊周の計画を察知していた隆家が現れ、落石があったので注意せよと知らせてくれ、道長は難を逃れることができました。

お前はなぜ、俺の邪魔ばかりするんだ。

伊周は、止めるのも聞かず花山院の御車に矢を放った時から、何もかも狂い始めたのだと隆家に言います。

隆家、お前は俺の仇か?

兄上の行く末を阻んだのは、昔も今もすまないと思っている。それゆえ、憎まれても兄上を止めねばならぬと思ったのだ。これが俺にできるあの過ちの詫びなのだ。

隆家の機転で伊周も罪を犯すことなくすんだのでした。

引用元 光る君へ公式ページ

都へ戻った道長は藤壺にいるまひろを訪ねます。

旅の疲れが残る道長だが、まひろが「光る君」の物語を書き進めていると知り、その場で読み始めます。

そこには光る君の不義密通の話が描かれていました。

道長はどのような心づもりでこれを書いたのかまひろに問います。

わが身に起きたことにございます。我が身に起きたことはすべて物語の種にございますれば。

…恐ろしいことを申すのだな。お前は不義の子を産んだのか?

ひとたび物語になってしまえば、我が身に起きたことなぞ霧の彼方。まことのことかどうかも分からなくなってしまうのでございます。

物語を受け取り部屋を出た道長は、一瞬足を止め何かを察したのでした。

引用元 光る君へ公式X


この年の10月、あかねの想い人敦道親王が27歳という若さで亡くなりました。

私がお慕いした方は皆、私を置いて旅立ってしまわれます。

親王様と心を開いて歌を詠みあった日々を思い出し、もう会うことのできぬ淋しさを歌にしまひろに話すあかねです。

ものをのみ みだれてぞ思ふ誰にかは いまは嘆かむ むばたまの筋

あかね様、亡き親王様との日々を書き残されてはいかがでしょう。かつて書くことで己の悲しみを救ったとおっしゃった人がいました。…お書きになることで親王様のお姿を後々まで残せるのではないでしょうか。

兼家の妾としての悲しみを『蜻蛉日記』に記すことで昇華させていた藤原寧子の言葉を思い出し、あかねを悲しみから救おうとするまひろです。

引用元 光る君へ公式X


まひろの弟・惟規は、男が踏み入れてはならない斎院の塀を超えて捕まってしまいます。

懸想している斎院の女房の中将の君に会うためでした。

それで、どうやって解き放たれたの?

捕まった時、とっさに歌を詠んだんだ。「神垣は 木の丸殿にあらねども 名のりをせねば 人咎めけり」って。

すると、斎院の選子内親王様が惟規の歌を見て、良い歌だから許してやれとおっしゃったのだと言う。

姉上の弟ゆえ歌が上手いんだ。

もう斎院には近づかないことね。…そういうことをやってると、バチが当たって早死にするわよ。あなたもあなたの想い人も。

釘を刺すまひろだが、意に介さない惟規でした。

引用元 光る君へ公式X


後日、「光る君」の物語の続きを読んだ彰子は、登場人物の若紫はまるで自分のようだとまひろに告げます。

幼い頃に入内し内裏で育った彰子は、幼いうちに光る君に引き取られて育てられる若紫の姿に、自分と共通するものを感じるのでした。

この娘は、このあとどうなるのだ?

中宮様はどうなればよいとお思いでございますか。

……光る君の妻になるのがよい。妻になる。なれるであろうか。藤式部、なれるようにしておくれ。

その言葉には、一条天皇の真の妻になりたいという彰子の願いが込められていると、まひろは感じたのでした。

そしてまひろは、その想いを一条天皇に伝えてはどうかと彰子に促します。

彰子の心の中に渦巻くあらゆる思いを、まひろはすくい取ってくれていたのです。

その息づくお心の内を、帝にお伝えなされませ。


ちょうどその時、一条天皇が藤壺を訪れます。

彰子は一条天皇への想いを言葉にしました。

お上!お慕いしております!

この出来事が一条天皇の心を動かし、寛弘4年(1007年)の暮れ、彰子は、一条天皇と初めて結ばれたのでした。

つづく…

用語集 大河ドラマ「光る君へ」第35回

敦道親王(あつみちしんのう)…63代・冷泉天皇の第四皇子。母は藤原兼家の長女で道長の同母姉である超子。居貞親王(いやさだしんのう/のちの三条天皇)の同母弟。

金峯山詣(きんぶせんもうで) 吉野山から山上ヶ岳までを金峯山と総称したが、弥勒信仰を基調とする「金峯山浄土」の信仰に基づき、御嶽精進の後、金峯山寺の山上蔵王堂に参詣すること。御嶽詣ともいう。

斎院(さいいん…上下賀茂社に奉仕する未婚の皇女、もしくは王女。賀茂斎院ともいう。

為尊親王(ためたかしんのう)…63代・冷泉天皇の第三皇子。母は藤原兼家の長女で道長の同母姉である超子。居貞親王(いやさだしんのう/のちの三条天皇)の同母弟。

朝拝(ちょうはい)…朝賀のこと。1月1日に天皇が大極殿(だいごくでん)で諸臣の年賀を受ける儀式。

天智天皇(てんちてんのう)…38代の天皇。中臣鎌足の協力で蘇我氏本宗家を滅ぼし、「大化の改新」を断行した。

選子内親王(のぶこないしんのう)…62代・村上天皇の第10皇女。母は藤原兼家の同母姉・安子。12歳のときから57年間にわたり賀茂神社の斎院をつとめ、大斎院と称された。

引用元 大河ドラマ「光る君へ」公式ページ特集より

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斎院の塀を超えて想い人に会いにいく太郎ちゃん。

禁忌を冒してまで会いたいと思うなんて、恋愛に関するモードがこの姉にしてこの弟ありだわな😆

太郎ちゃんの歌を大したことないと言い捨てたまひろだけど、とっさに歌を詠んで難を切り抜けた太郎ちゃんはなかなかにできる男ではないの。

まひろはもう斎院には近づくな、そんなことしてるとバチが当たって早死にすると言ってたけど、これはもしかしたら太郎ちゃんの早死にフラグが立ったってこと⁉️

姉上に死亡フラグ立てられる太郎ちゃんって…😣

史実ねじ曲げていいので、太郎ちゃんを最後まで出してあげて〜‼️

命がけの御嶽詣

御嶽詣って宣孝もかつて行ったやつだよね⁉︎
ド派手な衣装着てさ。

えっ⁉︎宣孝もあの命がけの行軍をしたってこと⁉︎
にわかには信じられないんだけど、そういうことよね。
なんというマンモス体力の持ち主だったのでしょう。

ていうか、どんだけ雨ばっかなのよ。20人もいて晴れ男は1人もいないのかーい!😅


源俊賢が足を滑らせ烏帽子まで吹っ飛び(パンツ丸見えと同じくらい恥ずかしいこと)ピンチな時に、ファイトいっぱーっつ!的に手を伸ばして助ける頼通くん。
嫡男として、雄々しく育っているようで頼もしかったけど、その後の道長の顔がなんか冷たくて気になるのよねぇ。
この親子の関係って今後どうなってくんだろう?
あまりうまくいかないことの布石なのかなぁ🤔

ご飯が食べられない道長の体調も気になるし…
ただ疲れていただけなのか。
道長の死が近いってこと?って心配したけど、確か道長って60過ぎまで生きたはずだからそうではないのよね。

とすると、これだけのことをしてほんとに彰子が懐妊できるのかどうかってただただ心配なだけで、飯もろくに喉を通らないって描写だったのかしら?
他にも悩みはありそうですしね😅

なんとなく考察の難しい一連の道長の表情でした。

不義の子

物語の続きを読んで、不義の話をどういう心づもりで書いたのかと問う道長に、すべて我が身に起きたことだと答えるまひろ。
そしてそれは物語の種となるのだと言います。

お前は不義の子を産んだのかって聞く道長ですが、この時点ではそれが自分の子であるとは思ってなさそうな道長です。
なんて鈍感なのでしょう。
部屋を出て廊下を歩いてる途中で足を止めて何か感じたようですが。
この時にもしかしたら賢子は自分の子?って気づいたのでしょうか。

しかし、まひろにはっきりと言われたわけではないので道長としてはどうしようもないですよね。

まひろはなぜ、ほのめかすようなことを言ったのでしょうか。
これまで道長には真実を告げずに、宣孝の子として育ててきたのに、ここで道長の子かもしれないと思わせるようなことを言うのはどうしても納得がいきません。

賢子を本当に不義の子としてしまうようなことを普通の母としてはできないと考えてしまうのです。
宣孝との約束も反故にしているようですし。
言うなれば、墓場まで持っていく事案だと思うんですけどね。

奇しくも今話題の民放ドラマでも同じように、産んだことを知らされずに、突然父であることを知るなんてのがあるけど、女の考えに振り回される男の方が哀れに思います。

女のエゴを見せられているようで、まひろちゃんそりゃないぜって思っちゃいました😓

暗殺を止めた隆家

伊周の部屋から出ていく屈強な男たちを見て、察しのいい隆家は行動に出ます。

それも、兄の暗殺計画を無かったものにすべく、自分も御嶽詣に行く体で偶然道長一行に会ったことにし、落石に注意してくださいと言って事なきにするところが、スマート過ぎませんか。

それもこれも、自分が招いてしまった長徳の変で兄上の行く末を阻んでしまったという後悔があるゆえに、憎まれても兄上を止めなければならないと兄を案じる弟の愛からくるものってところが泣けてくるではないの😭

恨みからは何も生まれないと早く兄に分かってもらいたいですね。

こうして道長の命を助けた隆家は、道長のためにこれからも活躍します。
新出演者発表を見ると、どうやら刀伊の入寇はやりそうなので、隆家の活躍に乞うご期待です☺️

お上、お慕いしております!

まひろが書いた物語の若紫を自分のようだと言う彰子。
そして、光る君の妻になるのが良い、なれるようにしておくれとまひろに頼みます。

まひろは彰子を見て接して話しをしていくうちに、彼女の心の中にある色々な思いや帝に対する想いを理解するようになります。

彰子は初めてまひろのような女房と出会い、硬い心が溶けていくようでしたね。

息づくお心の内を、帝にお伝えなされとまひろに言われた彰子は、やってきた一条天皇に思わず「お上、お慕いしております!」と涙ながらに訴えるのです。

まひろがいる前にも関わらず声に出した彰子ですが、まひろがいたからこそ声に出せたのではないでしょうか。
自分の心の内を分かってくれていて背中を押してくれるまひろがいたからこそ、怖がることなく溢れそうな想いを出せたのだと思うのです。

突然の告白に驚き、また来るとだけ言い残してその場を去った一条天皇ですが、彰子の想いはその涙と共に届いたことでしょう。

藤壺に渡る一条天皇が雪を見て心にケリをつけているようでした。
きっと定子を思い出し、定子との思い出は思い出としてしまっておこうと思ったのかもしれませんね。
ここでの雪を使った演出は、一条天皇の転機ともとれる素晴らしいシーンとなりました。
定子定子ってうるさかった一条天皇は嫌いでしたが、このシーンで私の負の気持ちも一掃されてしまいました😁

そして、淋しい思いをさせてすまなかったと言い、彰子を抱きしめる一条天皇の背中にしがみつく彰子の手のアップがこれまた良かった!
(アンメットの9話の最後でミヤビを抱きしめる三瓶先生とその背中にしがみつくミヤビを思い出してしまって涙の量が倍増したわ😭😭)



ようやく結ばれた二人のことを月を見ながらホッとするまひろと道長。
もうね、夫婦だよね😅
その様子を見ている女房の影。
内裏で道長とまひろの関係が噂となり、倫子に伝わるという筋書きかしら。
どっちにしても二人の関係を知ってしまった倫子の反応が早く見たいわ。


なおらん

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36話につづく…
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