大河ドラマ大好きアラカン主婦の雑記ブログ
PR

【光る君へ】第34話感想考察・あらすじ「目覚め」|まひろに心を開きつつある中宮・彰子

当ページのリンクには広告が含まれています。

興福寺の僧たちは、大和守・源頼親が興福寺に乱暴を働いているとし、朝廷にこの詮議を求めていたのでした。

引用元 光る君へ公式X

第34回人物相関図

引用元 https://www.nhk.jp/p/hikarukimie
スポンサーリンク
目次
あらすじリスト
  • 興福寺の僧兵たちが朝堂院に押し寄せるが道長は検非違使を使い追討する
  • 道長は定澄の四つの申し出のうち一つだけ受け入れ事を収める
  • まひろが書く光る君の物語が内裏で評判となり、一条天皇の心も捉え始める
  • 曲水の宴で初めてみる父・道長の笑顔に驚く彰子
  • 彰子はまひろの言葉に少しずつ心を開く
  • 相次ぐ火事や敦康親王の病など不吉なことが続く
  • 道長は嫡男・頼通と中宮権太夫・源俊賢を伴って金峯山へ出立する

興福寺と源頼親は以前から所領をめぐって争い続けており、僧も一人死亡していました。

これに対して興福寺は頼親の家来・右馬允当麻為頼の屋敷と田畑を焼き払うという報復をしており、頼親の側も朝廷にこの件を訴えていたのです。

興福寺別当の定澄が道長を脅迫に来た翌日、陣定で道長らが対応を協議していると、朝堂院に興福寺の僧兵が押し寄せているとの知らせが入ります。

一条天皇は道長の勧めにより、検非違使を向かわせ僧兵を追討させました。

引用元 光る君へ公式ページ


中宮大夫の斉信は万が一に備えて中宮様を命に変えてお守りせよと藤壺の女房たちに命じます。

どうしたらよいのかわからぬ女房たちに、まひろは清涼殿の帝の側に逃すのが一番安全だと言い、斉信もこれに同意しました。



後日、定澄は道長へ四つの嘆願を示したが、道長は一つだけ譲歩し他は受け入れませんでした。

しかし、興福寺側としては一つでも願いが通ったことで御の字だったのです。

僧兵らは南都に戻ったが、道長は定澄とのやりとりから、今後も興福寺との問題は尾を引くだろうと予感するのでした。

内裏では、中宮・彰子や女房、公卿たちがまひろが書く光る君の物語を読みふけり、一条天皇までもが藤壺にまひろを訪ねて、物語について問いかけるのでした。

なぜそなたは、あの物語を書こうと思ったのだ。

もともとは、一条天皇に献上する物語を書くよう道長に命じられたものだったが、道長から一条天皇の話を聞き、書き続けるうちにまひろの思いは変化していたのでした。

書いていくうちに私は帝のお悲しみを肌で感じるようになりました。

そなたの物語は、朕にまっすぐに語りかけてくる。また来る。

まひろは、一条天皇が自分にではなく彰子に会いに来ることを願っていました。

一条天皇と彰子の関係は依然として近づいていなかったのでした。

引用元 光る君へ公式X

3月3日、上巳の祓の日に土御門殿で曲水の宴が行われました。

道長は彰子の懐妊を願ってこの宴を催したのでした。

途中で雨が降り出したため中断して、皆、母屋の方へ移ります。 

すると、御簾越しの彰子の前で、道長、斉信、行成、俊賢らが談笑を始めました。

手拭いを持ってきた藤式部もその場にいます。

俊賢は藤式部に問います。

なぜ光る君を源氏にしたのだ。

親王様では好き勝手なことをさせられませぬゆえ。

臣下の籍に降ろされた亡き父・高明を思い出した。父は素晴らしき人であった。

どなたのお顔を思い浮かべられても、それはお読みになる方次第でございます。

そこへ斉信が一言、

光る君は俺のことかと思っていたぞ。

行成も加えて言います。

少なくとも道長様ではありませんね。道長様は笛もお吹きになれないし。

和やかな談笑が続くのを御簾越しに見つめる彰子です。

さっき父上が心からお笑いになるのを見てびっくりした。

殿御は皆、かわいいものでございます。

…帝も?

帝も殿御におわします。…帝のお顔をしっかりご覧になって、お話申し上げなされたらよろしいと存じます。

引用元 光る君へ公式X

まひろと話しをしている彰子の顔が和らぐのを遠くから見て、ほっとする道長です。

引用元 光る君へ公式X

寛弘4年(1007年)、都では、斉信、道綱の屋敷が火事になり、敦康親王が病にかかる等、不吉な出来事が相次いで起こりました。

道長は、吉野の金峯山で世の安寧と彰子の懐妊を祈願しようと決め、8月に嫡男・頼通と中宮権太夫・源俊賢を伴って京を出立します。

引用元 光る君へ公式ページ


これを聞きつけた伊周は何やら動きを見せるのでした。

つづく…

用語集 大河ドラマ「光る君へ」第34回

『口遊』(くちずさみ)…公家の子弟を対象に、初歩的な知識を暗唱に便利なようにまとめた平安時代の教科書。源為憲(みなもとのためのり)が著し、天禄元年(970)に成立した。

曲水の宴(ごくすいのえん)…3月3日上巳(じょうし)の祓(はらえ)の日に行われた遊戯の一つ。曲がりくねった水の流れに沿って座り、和歌や漢詩を詠んで競い合う催し。水の神によって穢(けが)れを祓(はら)おうとするもの。

大極殿(だいごくでん)…朝堂院の正殿。

朝堂院(ちょうどういん)…大内裏(だいだいり)の中心をなす正庁。朝賀(ちょうが)や即位、そのほかの大礼が行われた。八省院(はっしょういん)とも呼ばれる。

法会(ほうえ)…経典の講説・読誦などの法事。

源 為憲(みなもとのためのり)…平安時代中期の詩人。藤原為光の長男・松雄君(のちの藤原誠信)のために『口遊(くちずさみ)』を撰した。

源 頼親(みなもとのよりちか)…平安時代中期の武将。源満仲の子で兄弟に頼光・頼信がいる。大和源氏の祖。


引用元 大河ドラマ「光る君へ」公式ページ特集より

\ 完結編は10/4発売!忘れないうちにご予約を /

楽天ブックス
¥1,320 (2024/09/04 13:21時点 | 楽天市場調べ)

\ YouTube解説でおなじみの市橋章男先生の著書です /

なるほど! 歴史ミステリー youtube.com/channel/UCwF4jHKm6T6-yhUVPtqiH6A?sub_confirmation=1

道長のおかげで蔵人に抜擢された太郎ちゃん。

父上のお下がりを着て姉上に見せに来るのがかわいいではないの☺️

そこで気になる一言が…

なんとなく恋バナになり、惟規には身分の壁を超えてほしいと言うまひろに、「実は神の斎垣を越えるかも」と告白する太郎ちゃん。

なんか聞いたことのある節だと思ったら、道長が伊勢物語から丸パクリしてまひろに送った恋の歌の一部だったよね😅

太郎ちゃんまで身分違いの恋愛に落ちてゆくのかしら。

姉弟だからってこんなところ似なくてもいいのにね😓

太郎ちゃんには、普通の姫君と幸せになってほしいものだわ。

父として

なんとかして早く彰子に皇子を産んでもらって、伊周の力を削ぎたい道長が最後の頼みとしたのが、まひろが書く物語。

一条天皇は藤壺に渡ってくるけど、敦康親王に会いにくるか、物語についての話しをするだけで、一向に彰子との距離は縮まりません。

定子が死んで六年も経つのにこんな状態見せられたら、道長は皇子なんてもうどうでもよくて、ただただ娘である彰子の幸せだけを願っているんじゃないかと思うのよ、父として。
姉・詮子の不幸を見てきただけに、娘にはそんな辛い思いをさせたくない、帝と仲良く暮らしてくれさえすればそれでいいってね。
皇子はそれからでいいと父として目覚めたのではないかな。

曲水の宴で、まひろと彰子が話をしているのを遠くから見て顔が少し綻ぶ道長の表情は、完全に娘を思う父親の顔でしたね。

同時に、やっぱりまひろはすげーやと思ったのかもしれません。

何年もお付きの女房たちの前で仏頂面かまして、笑顔は敦康親王の前だけでしか見せてこなかった彰子なのに、ほんの少しでも心を開かせたまひろに対して、俺の愛した女はこんなにすごいんだぞって思ったかもしれないですね。

彰子の感想と変化

まひろの書いた物語の面白さが分からぬと、わざわざまひろの局にまでやってくる彰子。

男たちの言っていることも、光る君が何をしたいのかも分からぬと素直に気持ちを吐露します。

帝がこの物語のどこに惹かれているのか知りたいとも思っています。

まひろは苦し紛れに、帝の考えていることとどこか重なったかもしれぬと答えるが、彰子は腑におちぬ様子です。

奥手の彰子にはついていけないことが多いのかもしれませんね😅

物語を読むのって共感できる部分が少しでもないと、おもしろくないのはよーくわかるってもんです😆

そんな彰子も、まひろの考えを聞いたり、叔父伊周に反発する敦康親王を見たり、父と公卿たちの談笑を見たりと経験を積んでいくうちに、少しずつ心の扉が開いていくようです。

帝のことが気になってしょうがない彰子に、まひろは父上と笑いあっていた公卿たちとそんなに変わりないのではと答えます。

帝の顔をしっかりご覧になって話してはどうかと助言され、彰子の帝に対する恋心も徐々に目覚めていくのでしょう。

「荒三位」の片鱗

蔵人に任命された伊周の長男・道雅が父にこの機を活かせと言われ、父上の復讐の道具にはならぬと啖呵を切るシーン。

ほほう、なかなかやりおる息子ではないかいと驚きました。

大体家族だったらお家の不遇の時を恨み、復讐の気持ちが起きてもおかしくないのだけど。

彼は事の発端がわかっていたのかしら。

それとも没落した中関白家で育ったせいで、ひねくれた性格になってしまったのか🤔

親を反面教師として、正道をまっすぐに進む青年になるのならよろしいのだけれど、彼は後に「荒三位」(乱暴者の従三位)とあだ名をつけられるほどの暴れっぷりを見せます。

どこまでドラマで描くのかは分からないけど、ここは伏線になるかもしれませんね。

道雅って伊周の子っていうより、隆家の子って方がしっくりくるんだけどなぁ😆




道長の子の頼通や伊周の子の道雅らが登場してくると、まひろが書く光る君の物語の着想となって、夕霧や薫となっていくのではないかとワクワクしてきますね。

次週は「中宮の涙」
なぜ彰子が泣いているのかめっちゃ気になります😣
早く彰子が覚醒して後宮で権勢を振るう姿が見たいものです。

なおらん

過去の大河ドラマや見逃し配信を観るならU-NEXTNHKまるごと見放題パックがおすすめです❗️

\U-NEXT 31日間無料トライアル 下のボタンから申し込みできます/

PVアクセスランキング にほんブログ村 にほんブログ村 テレビブログ 大河ドラマ・時代劇へ
にほんブログ村

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次