大河ドラマ大好きアラカン主婦の雑記ブログ
PR

【どうする家康】第36話あらすじ・感想考察「於愛日記」|偽りの笑顔が本物に。最後は笑顔の於愛の死

当ページのリンクには広告が含まれています。

居室で日記を読み返す於愛。

家康の側室となる前から書き続けてきたものです。

しかし、於愛の表情にはなぜか憂いがあります。

次第に於愛は苦しみ始め…

スポンサーリンク
目次

【どうする家康】第36話 あらすじ

家康は忠世と彦右衛門に何かを探すように指示を出していたが、一向に見つからないとのこと。

しかし、報告をする彦右衛門はどこかそわそわした感じです。

北条をどうする?

いまだ上洛をせぬ北条に秀吉は苛立ち、家康に関東を攻めよと。

しかし、娘が北条に嫁いでいるので必ず説き伏せるだろうと家康は返答します。


北条ではおふうと榊原康政が説得しているが、氏政は徳川は約束を果たしていないと反発するのみです。

真田との領地を巡るいざこざがこじれたままなので、北条は納得しません。

家康は代わりの領地を与え、本多忠勝の娘を養女として輿入れさせるつもりでいるのだが…

真田は好きではございませぬ。

忠勝の娘・稲は輿入れする気などありません。

忠勝もまた、娘を真田へやるつもりなど毛頭ないのです。

於愛

お稲殿、好き嫌いは傍におかれませ。おふう殿は今まさに戦を避けようと、懸命に北条殿を説得しておいでです。そなたも同様の役目が求められております。大事なお役目でございますよ。


於愛の言葉に、二人は目を伏せ考え込むのでした。

鳥居元忠と千代

於愛が目の不自由な者たちに施しをしていると、正信がやってきて困り顔で言います。

殿が探していた女(千代)を彦右衛門(元忠)が匿っているのを渡辺守綱が見つけて、言いふらしてしまったと。



千代は元武田の間者。今は真田あたりに雇われているのではないかと噂していたところでした。

それを聞いた平八郎(忠勝)は激怒します。

彦右衛門はたぶらかされている、稲を真田に嫁がせるわけにはいかんと言い、屋敷に殴り込みをかけ大喧嘩です。



そこで於愛が間に入り話を聞きます。

鳥居彦衛門元忠

真田とは関係ない。こいつはわしを慕っておると言ってくれたんじゃ。

於愛

千代、そなたの言い分は?

千代

ございませぬ。非道なことをさんざんしてきた私の言葉に、信用などありますまい。

於愛

彦殿を慕う気持ちはまことなのか?

千代

さあ、わかりませぬ。きっと偽りでございましょう。

ずっと偽って生きてきた、あなたは私に騙されたのだと言い残し、千代は彦右衛門の元を去ろうとします。

於愛は千代を呼び止め、殿が帰ってきて裁定するまで待つようにと。

偽りで生きてきたという千代の言葉に、偽りの笑顔を続けてきた於愛は自分を重ねるのでした。


腹を切る覚悟で殿の前に座る彦右衛門。

しかし、家康は元より千代を恨んではおらぬ、かつて穴山梅雪と共に我らが目指した戦の無い世を作ろうとした一人として思い、身を案じていたのだと。

家康

忍びの過去を捨て、鳥居元忠の妻となれ。

千代

いまさら人並みの暮らしが許されるものでございましょうや。お情けなら無用に。

家康

情けではない。幸せになることは、生き残った者の務めであるとわしは思うぞ。彦を支えよ。これはわしの命じゃ。


承知した千代と彦右衛門。

すべては於愛の助言によるものでした。

人の生きる道とは辛く苦しい茨の道、そんな中で慕い慕われるものがいることがどれほど幸せなことか。

それを得たのなら大事にするべきだと


前夫を戦で亡くし絶望の中家康と出会い、これまで二人で歩んできた於愛の切実な思いでした。

本多忠勝の娘・稲の決心

家康や於愛の言葉に心が動く稲。

平八郎はいまだ真田を信用できず、寝首をかかれたらおしまいだと稲を嫁に出すのを渋ります。

ならば私が、父上私が真田に入り込んで真田を操ればようございます。彦殿が寝首をかかれたら、私は真田親子の寝首をかきます。

本多平八郎忠勝

左様なこと、お前にできるはずがない。

父上に武芸を仕込まれてきました。できます。

稲は家康と於愛の前に進みます。

夫婦を成すのもまた女の戦と思い知りました。真田家、我が戦場として申し分なし。殿、謹んでお受けしとうございます。

ただただ娘を嫁に出したくなかっただけの平八郎も、観念しなければならなくなりました。

父上、本多忠勝の娘としてその名に恥じぬよう、立派に務めを果たして参ります。

平八郎は泣き崩れ、家康と於愛は安堵するのでした。

於愛の死

家康は於愛に感謝をし、これまでもそなたの笑顔に救われていたと伝えます。

すると於愛は自分の方こそ、殿にお仕えして救われていたと答えるのです。

いつのまにか偽りの笑顔でなくなっていたと…。

於愛はお方様と信康様の話を聞かせてくれと家康に頼みます。

殿がいつか二人のことを笑顔で語られる日がくることを願っていたのだと。

於愛

お二人のたわいない思い出が聞きとうございます。

家康

そうじゃなあ…愉快であったのは信康と五徳の祝言で…思い出すだけでも…ハハハ

鯉が鯉がと言って一向に笑って話さない家康と、笑っていてはわかりませぬと笑顔で追いかけまわる於愛。

いつまでもこの幸せを味わうかのような、楽しそうな二人の姿です。

西郷局こと於愛はその後しばらくして亡くなり、葬儀には多くの民が集まり祈りを捧げたのでした。

茶々との再会

徳川からの真田への輿入れにより、北条も重い腰を上げます。

氏政の弟を秀吉のもとへ遣わすと譲歩してきました。

榊原小平太康政

これにて我が主は戦を避け、北条は守られましょう。


しかし、秀吉は真田にも領土を分けてやれと言い出します。

家康が骨折り、代わりの領地と稲の輿入れによって真田を説き伏せ、北条も納得したと言うのにです。

秀吉

氏政も氏直も来んではないか!当主でもねえ奴が来ても意味がねえ。真田と分けよ。

家康

北条は納得しませぬ。

秀吉

我が裁定に不服なら滅ぼすのみ。

秀吉は最初から北条を滅ぼすつもりだったのです。

秀長は自分は病を患っているゆえ長くはない、兄に意見できるのは、北政所様と家康殿だけだと言います。

秀吉に取り入っている者の中には危ういものがいるゆえお気をつけなされと言った先からすさまじい鉄砲の音が…。



現れたのはお市にそっくりな女性。

家康

お市…様…

秀吉

我が新たなる側室、茶々よ。

家康に銃口を向けダーンと口で言い、楽し気に笑う茶々。

どうする家康…

つづく…

【どうする家康】第36話 感想考察

「於愛日記」

於愛は夫を戦で亡くし絶望の中、子供のために生きてきました。
縁あって家康の側室になっても敬っているが慕っているわけではない、無理矢理にでも笑顔を作らないと皆に好かれないので偽りの笑顔で過ごしてきたのです。

しかし、家康は瀬名と信康が自害するという計り知れないほどの苦しみを負ってしまったのです。
於愛は自分より辛く苦しい経験をした家康をなんとか救われてほしいと思い懸命に尽くしてきたことでしょう。
いつか笑顔で二人の思い出話を聞くという願いを叶えることが、於愛の生涯の戦いとなったのです。

目の悪い於愛が、事細かに日記をつけていたことが意外であり、それだけに心の中の葛藤が人知れずあったのだろうと思うと悲しくなりますね。

最後に信康の祝言の時の鯉の話で、笑ってじゃれあっている姿にはうるうるきましたね😢
(結局鯉の話は何だったのか…知らない方はオンデマンドで大河ドラマ「徳川家康」の11話をご覧ください😂)

また、彦と千代の件で一肌脱いだ時に言った、人の生きる道とは辛く苦しい茨の道、そんな中で慕い慕われるものがいることがどれほど幸せなことか。それを得たのなら大事にするべきの言葉は於愛が言うからこそ、胸をうつものとなりました。

於愛もまた家康に救われてこの思いに至ったのでしょう。

しかし、家康の側室になる方ってつくづくできたおなごばかりよね。やはり家康の人徳が引き寄せるのかしら。



平八郎の娘・稲も於愛の言葉に触発され、真田への輿入れを決心しました。
夫婦を成すのも女の戦、真田を戦場として嫁ぐ覚悟は平八郎の娘らしく勇ましくカッコよかったですね。

対する父・平八郎の子離れしないダメ父っぷりが、戦での勇ましさからは想像しがたいほどで、見ていてかわいそうになってきました。
娘を持つ世の父親って、いつの時代も同じなんですね。


久々に登場の千代さん。
最後に見たのは武田の元を去って行った後ろ姿でした。

千代もまた夫に先立たれ、生きるために武田の忍びとなったと推察できます。
瀬名の思いに共鳴した千代です、本当は戦などなければと思ったことも多々あったことでしょう。

武田が滅び野良仕事をしている時に彦衛門に拾われた時からは、普通の穏やかな生活に幸せを感じていたのだと思います。

殿に黙って匿っていた彦衛門の立場が悪くならないように、気のないそぶりで立ち去ろうとした時は、千代の悲しみがどっと押し寄せてくるような感覚になって涙があふれてきました。

そんな二人を夫婦として認めてあげる家康の懐の深さよ…。
ほんといい殿になったよね~!これもそばで支えてくれた於愛のおかげよねぇ。


最後に登場したのはお市そっくりな茶々。
大方の予想通り、北川景子さんの一人二役となりました。
鉄砲を撃ちド派手に振る舞う茶々にびっくり仰天したのは家康さんだけではありませんでしたね😂

母・お市が最後に待ち続けたが助けに来なかった家康に銃口を向ける茶々。
父・長政を死に至らしめた張本人である秀吉の側室となる茶々。

どちらも父と母の敵同然の二人に真逆の顔を向ける茶々ですが心の中はどうなっているのでしょうか。
今作の茶々の心は、どす黒い闇に覆われているように思えてなりません。
少女期の茶々を演じた白鳥玉季さんの素晴らしい演技が、そう感じさせているのでしょう。

鉄砲をぶちかます北川茶々。
家康のラスボスとしてふさわしい度肝を抜く演出に、大坂の陣への期待が膨らむばかりです。


今回は四人の女性の生き方や女としての戦いを見てきましたが、戦は男だけのものではないということがよくわかった回でした。
心をすり減らしながらの戦いは、ある意味女の戦いの方が過酷かもしれませんね。


関ケ原、大坂の陣に向けて役者が揃ってきました。
いよいよ後半戦、殿が戦のない世を作るための扉が開こうとしています。
松潤家康からさらに目が離せなくなりますね😉

みんなの感想

なおらん

過去の大河ドラマや見逃し配信を観るならU-NEXTNHKまるごと見放題パックがおすすめです❗️

\U-NEXT 31日間無料トライアル 下のボタンから申し込みできます/

PVアクセスランキング にほんブログ村

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次