読書は人生を豊かにしてくれるって先生たちが言うんだけど、私は苦手。夏目漱石や芥川龍之介という名前を聞いただけで敬遠しちゃうんだ。もっと簡単に読めて面白い本があればいいんだけど。
こんな風に感じている女の子たちは、たくさんいるんじゃないかな。
中学、高校生の頃の私もそうでした。
そんな時に友達が1冊の本を貸してくれました。
それから私はその作者のとりこになり、読書が大好きになったのです。
今日は読書が苦手な女子中高生が、簡単に読めて楽しめるライトノベルを紹介したいと思います。
この記事を読んで実行すると
- 読書が苦手でなくなる
- 心が豊かになる
- いろんな本に挑戦したくなる
こんなふうに自分が変わっていくのを感じることができると思います。
ライトノベルとは、日本で生まれた言葉で、娯楽小説のジャンルの1つ。英単語のlightとnovelを組み合わせた和製英語で、略語はラノベ。
引用元 Wikipedi
読書が苦手な女子中高生におすすめのライトノベル作品
①ざ・ちぇんじ!新釈とりかえばや物語(氷室冴子著)
私が10代の時に友達からこれ面白いから読んでみてと渡されたのが、氷室冴子さんの「ざ・ちぇんじ」という小説でした。
平安時代が舞台の男女入れ替えラブコメディー。
権大納言の父をもつ格式のある貴族の女の子として生まれてきたが、活発で男の子のように育った姉。生まれた時から病弱で母によって女の子として育てられた異母弟。
同じ年に生まれたこの2人が男女入れ替わったまま、朝廷へ出仕してしまうことになったことで始まるドタバタ劇です。
副題に『新釈とりかえばや物語』とある通り、ストーリーは平安末期に書かれた『とりかへばや物語』が下敷きとなっています。
最後は本来の性に戻るのですが、それまでのドタバタエピソードが面白おかしく書かれていてとても読みやすいですよ。
氷室冴子さんの文章のテンポがよく、グイグイと引き込まれ夢中になること間違いない作品です。
マンガもあるよ
②なんて素敵にジャパネスクシリーズ(氷室冴子著)
「なんて素敵にジャパネスク」は氷室冴子さんの大人気作品で単発でドラマ化もされたんだよ。
こちらも平安時代が舞台のドタバタラブコメディーとなってます。
大納言藤原忠宗女(むすめ)瑠璃姫は16歳。
初恋の人、吉野君との清らかな思いを胸に生涯独身で過ごそうと決めています。
世間体を気にして結婚結婚とうるさい父さまとは毎日大ゲンカ。
そんな父さまの陰謀で「強行突破の既成事実」で結婚させられそうになるという絶体絶命の危機。
こんなドタバタから始まる悲喜劇のような作品です。
この作品に登場する人物は主人公の瑠璃姫はじめ、高彬、融、小萩、守弥、鷹男、吉野君、煌姫etc…みんな強烈なキャラクターで、どの人物も愛してやまない存在となります。
テンポのいい文章と言葉の選択が絶妙に笑いを誘ってくれるかと思えば、ボロボロと涙を流して泣いてしまうような描写もあって、感情が豊かになっていくのを感じた作品でした。
ぜひとも10代の女の子に読んでほしいと思う秀作です。
瑠璃姫が命がけで吉野君を助けようとするところや、吉野の山に積もる絨毯のような桜のはなびらを自然と想像できて胸が熱くなるんです。
この作品は、私の人格形成に多大な影響を及ぼしたと言っても過言ではないくらい大好きな作品です。特にちょっと変わった煌姫と瑠璃姫からの影響は絶大でした。
落ちぶれたとはいえ宮家の姫。プライドはあるけど生きるためには食べなくては。白いおまんま食べるためには何でもやるわよ。落ちぶれてから何度も人に騙されそうになったわ。私の座右の銘は「うまい話には裏がある」「人を見たらドロボーと思え」よ!
ぶっとんだ姫さんやな~!
小説とはいえ、こんなぶっとんだ姫の生き方に毎日ボーっと過ごしていた私は日々の活力を与えられたのです。
マンガもあるよ
読書が苦手な女子中高生におすすめのライトノベル まとめ
今回は読書が苦手な女子中高生におすすめしたいライトノベル作家・氷室冴子さんの2作品を紹介させていただきました。
気が強くてやさしくて、思いやりがあって熱い心を持った女の子を描写するのがとても上手な氷室さん。
そんな女の子が登場する作品はまだまだあります。
- 白い少女たち 1978年
- さようならアルルカン 1979年 – 表題のデビュー作を含む短編集
- 収録作品は「さようならアルルカン」「アリスに接吻を」「誘惑は赤い薔薇」「妹」
- クララ&アグネス白書
- クララ白書 1980年
- クララ白書ぱーとII 1980年
- アグネス白書 1981年
- アグネス白書ぱーとII 1982年
- 恋する女たち 1981年
- 雑居時代 上下巻 1982年
- ざ・ちぇんじ! 前編・後編 1983年
- シンデレラシリーズ
- シンデレラ迷宮 1983年
- シンデレラ ミステリー 1984年
- 少女小説家は死なない! 1983年
- なんて素敵にジャパネスク シリーズ]
- なんて素敵にジャパネスク 1984年
- なんて素敵にジャパネスク2 1985年
- ジャパネスク・アンコール! 1985年
- 続ジャパネスク・アンコール! 1986年
- なんて素敵にジャパネスク3人妻編 1988年
- なんて素敵にジャパネスク4不倫編 1989年
- なんて素敵にジャパネスク5陰謀編 1990年
- なんて素敵にジャパネスク6後宮編 1990年
- なんて素敵にジャパネスク7逆襲編 1991年
- なんて素敵にジャパネスク8炎上編 1991年
- 蕨ヶ丘物語 1984年
- ボーイ・ガールシリーズ – 蕨ヶ丘物語と同舞台
- なぎさボーイ 1984年
- 多恵子ガール 1985年
- 北里マドンナ 集英社 1988年 のち文庫 1991年
- ヤマトタケル 1986年
- 冬のディーン 夏のナタリー1-3 1988年 – 1993年
- レディ・アンをさがして 角川文庫 1989年
- 碧(あお)の迷宮 上 角川書店 1989年
- いもうと物語 新潮社、1991年 のち文庫 1994年
- ターン―三番目に好き 集英社、1991年 のち文庫 1994年
- 銀の海 金の大地シリーズ
- 銀の海 金の大地1-11 1992年 – 1996年
- 古代転生ファンタジー・銀の海 金の大地 イラスト集 (短編小説「「羽衣の姫」を収録)
- 海がきこえる1-2 徳間書店 1993,1995年 のち文庫
- 月の輝く夜に/ざ・ちぇんじ! 2012年 – 『ざ・ちぇんじ!』と文庫未収録3作品を収録した作品集
- 収録作品「月の輝く夜に」「ざ・ちぇんじ!」「少女小説家を殺せ!(少女小説家は死なない!番外編)」「クララ白書番外編 お姉さまたちの日々」
引用元 Wikipedia
- 収録作品「月の輝く夜に」「ざ・ちぇんじ!」「少女小説家を殺せ!(少女小説家は死なない!番外編)」「クララ白書番外編 お姉さまたちの日々」
しかし、 2008年6月6日を境に新しい作品には出会えなくなってしまいました。(享年51歳)
氷室さんが残してくれた本はいつまでも心に響き、私たちの気持ちを豊かにしてくれます。
読書が苦手な女の子でもすんなりと読める軽さもあります。
ぜひこれを機会に氷室さんの本を読んで、読書が苦痛でなくなり、いろんな本が読めるようになってほしいと願います。
読書は人生を変えるだけの力を持ってる時があるよ。まずはライトノベルから読んでみて、いろんな本に挑戦してみてね。
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