コロナ禍による昨年の一斉休校から、不登校になってしまった児童が増えているという記事を目にして、18年前の長男が不登校になってしまった頃の事を思い出し、この記事を書いています。
主人が単身赴任でワンオペ状態だった時の私と息子の経験です。

子供が不登校になって悩んでいるお母さん達へ。学校に行かなくたって人生が終わるわけじゃないよ。私達親子の経験を読んで少しでも楽な気持ちになっていただけたらと思います。そのためには、たった1つのことだけ気を付けてね。
子供が不登校に~親が気を付けるべきたった1つのこと
子供が不登校になって親が気を付けるべきたった1つのこと 。
それは子供の命を守るということです。
そのためには以下のことに注意してほしいとおもいます。
心の休息場を作ることの大切さ


一番大切な事を最初に書かせていただきます。
家庭は安全な場所なんだという事を認識させ、安心させてあげてください。
学校に行きたくないと言ってきた時点で、子供は相当悩み、傷つき、心がすり減った状態になっています。
思い悩んで、悩んで悩んで悩んだ結果、学校に行きたくないと助けを求めにきたのだと思ってあげてください。
ここで、なんで行きたくないの?とか甘ったれてるんじゃない!とか言わないであげてください。
安全な場所であるはずの家庭内が孤独の場所とならないように、心がけることに集中すべきです。
無理に学校へ行かせなくてもよい
無理に学校に行かせようとせず、極々普通に接し、心を休ませてあげることが大切です。
ここを間違えると取り返しのつかないことになりかねません。
いじめが原因だった場合などは特にそうです。
長男の場合も入学1か月目で学校に行きたくないと言ってきました。
たった二人の子によるいじめが原因だったのですが、学校に行きたくないと初めて言ってきた初日、とりあえず休ませたら、その日は安心したようにほぼ寝てました。
相当心の疲労があったのでしょう。とにかく休ませてあげる事が重要な事と思います。
私が言いたいのは、まずは命を守ることを最優先に考えてほしいのです。
学校も家庭も敵ばかりのような環境ではなく、家の中だけは安心して眠れる環境を作ってほしいのです。
学校に行かなくたって生きていけます。
長男の場合もしばらく休ませ様子を見ていました。
話ができそうなタイミングで子供と会話をする


子供が落ち着いている時を見計らって、子供の話を聞いてあげてください。
その日のうちに聞いてあげられればいいのですが、子供が興奮しているようであるなら数日後でもいいでしょう。会話ができそうな状態がベストです。
自分も家事をすべて終わらせて、話を聞くことに集中できる時が好ましいです。
まずは話を聞いたら、批判的なことは一切言わず、できるだけ感情移入してあげる事をお勧めします。
私はここを少し間違えて自分の意見を言ってしまいました。
当時の事はあまり覚えてないのですが、息子は反発してきたように思います。
失敗はつきものです。すぐさま自分の非を認め、改めて話を聞くことに専念したと思います。
話を聞き、同情し味方になり、安心して会話ができるように仕向けるのです。
いつでも会話できる状態を作る
いつでも会話ができる状態にしておきましょう。
そのような関係ができたら、もう大丈夫です。
普通の生活をしてればいいのです。
仕事をしているお母さんなら、仕事をしてください。
なんなら、学校を休んで家にいる間、お手伝いを頼むのもいいでしょう。
極々普通に、学校に行っても行かなくてもなんら変わらない大事な子供なんだよと感じてもらえるように接してください。
実際、中学3年間を不登校していた我が子も専門学校を出て社会人になってますもの。
その後の行動


不登校をする子の大半は引きこもりがちになります。
外に出れば同級生に会うかもしれないという気まずさで、ますます外出できなくなります。
そのうち本人も家にいても暇で退屈を感じるようになるでしょう。
ここで私は息子と話し、2人で市の相談窓口に行き、不登校児の支援教室というものを知り、本人納得の上、通うことになりました。
ここまで来るのも夏休みが明け、2学期になってからです。
急ぐ必要はないのですが、普段からよく会話をし、(マンガのこと、ゲームのこと、子供の興味のあることでいいのです)子供の様子を見て、タイミングを見計らって、暇を持て余しているような時に提案するのがいいでしょう。
市内の不登校の小中学生が集うその教室も、安心していられる場所となったようで、私自身ホッと胸をなでおろしたのを思い出します。
近所の1学年上の男の子がいたのもあり、仲間が出来、家に遊びに来るようになったりして、だんだんと明るくなっていったように思います。
休みの日はなるべく車で遠くまで映画を見に行ったり、買い物に行ったりしてのびのびと楽しめるようにしたのも、今となっては楽しい思い出です。
進学について考える


中3になると、仲間だった1学年上の男の子も卒業してしまいいません。
すると、ちょうどその頃学校で、不登校生徒専用の教室を作って面倒を見てくれる先生が現れました。
息子も市の支援教室ではなく、そちらへ通うようになりました。
息子が在籍していた学校はまれなケースです。
普通は保健室登校が主流だと思います。
支援教室でも保健室登校でもどちらでもいいのです。
子供がずっと家に引きこもることのないようにしてあげることが望ましいのです。
学校へ行くとなると、お昼前には帰ってきます。
他の生徒達と会わないように帰ってくるのですから^^;
休む日もありましたが、登校する姿を見てほっと胸をなでおろしたものです。
不登校生徒を一手に引き受け面倒をみてくれた先生にも感謝です。
息子は唯一信頼できる先生だと言い、全幅の信頼を寄せるようになりました。
すると、ある日教室(本来いるべき3年○組です)へ行ってみるよと言ってきたのです。
この時の私は飛び上がらんばかりの喜びと驚きでいっぱいでしたが、プレッシャーを与えてはまずいと思い、気負わず、リラックスして行っておいでと言うに留めておきました。
教室に行けたのは数日の事だったと思います。しかし、1歩を踏み出せたことに、一筋の光が見えてきました。
ある日の事、息子が通信制の高校に行きたいと意思表明してきました。




その日から、主人と共に、ネットで資料を取り寄せ、学校探しの毎日です。
主人と共に学校を探している姿はたくましくもありました。
そして、自分でこの学校に行きたいと言ってきた学校に進学することに決めたのです。
私たちは心機一転し、単身赴任していた主人と共に生活できるように、息子の中学卒業を機に引越しをして、新しい環境でスタートすることができました。
ここで進学を選ばなくてもいいんです。
仕事をしたいと言えば、アルバイトでもさせて社会の厳しさを肌で感じるのもいいでしょう。
自分でどうしたいのか考えさせられればいいのです。
自分で考えて出した答えなら、自分で責任を負うしかないという事がわかってもらえればいいんです。
もはや、人のせいには出来ないんですから。
さいごに
これは私達親子が歩んできた経験です。
うまくいかないこともあるでしょう。
ですが、そんな時は一人で抱えこまないでください。
行政でも民間でも相談窓口はたくさんあります。
人に頼ってください。
学校に行かなくたって、なんとかなります。
ちなみに、私のいとこも中学3年間不登校をし、保健室登校も支援教室にも行かず、家で勉強をし、親の手伝いをよくし、ほんとに普通に家では明るく生活していました。
その後通信制高校を卒業し、立派な社会人となってます。
近年いじめが原因で自ら命を絶ってしまう子たちのなんて多いことでしょう。
そんな子たちがなくなるように、学校に行きたくないというサインを見たら、親である私たちの最初の行動を間違えないように、子供たちの味方となり、安心してくつろげる家庭にするように心がけてほしいと思います。
子供たちの可能性は無限です。
子供を信じ、親自身も楽しい時間を持てるように努めていきましょう!




ランキング参加中!
ポチっとしていただけたら励みになります!(^^)!


コメント