瀬名（築山殿）について簡単解説～非業の死を遂げた家康の正妻【どうする家康】

今回は2023年大河ドラマ【どうする家康】で有村架純さんが演じる瀬名（築山殿）について簡単に解説したいと思います。

今川家の女性で、家康が人質時代から共に歩んできた正妻にいったい何が⁉

その辺をかみ砕いて紹介していきます。

どうぞ最後までご拝読ください😊

【新たな出演者発表！】

家康を一番、知り尽くした女
⌌　　　　　　 ⌍
瀬名／築山殿
⌎　　　　　　 ⌏#有村架純 （大河ドラマ初出演）

家康の正室。今川家家臣・関口親永の箱入り娘。太陽のように明るく、朗らか。家康の初恋の女性で、仲むつまじい夫婦となる。#どうする家康 pic.twitter.com/PbbUpqHmUD

— 2023年 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) November 29, 2021

どうする有村架純　其の壱#有村架純 #瀬名 #築山殿 #どうする家康 pic.twitter.com/KJbYpz9wqJ

— 2023年 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) December 20, 2021

放送前に読んでおきたい1冊

瀬名（築山殿）ってどんな人？

生まれ

生まれた年は不明ですが、今川義元（野村萬斎）の伯母とも妹ともいわれる母（巴）（真矢ミキ）と今川家の有力家臣である関口親永（氏純）（渡部篤郎）の間に生まれています。

竹千代（家康）との出会い

竹千代との最初の出会いは、竹千代が8歳の時に今川家へ人質としてやってきた時のことです。

瀬名は竹千代と同い年とも年上とも言われていて定かではありません。

幼い竹千代にとって、明るく朗らかな瀬名は初恋だったかもしれませんね。

この人質時代に竹千代は元服して元信と名乗りその後元康と改名。1557年に瀬名と結婚しました。

1559年に嫡男信康(細田佳央太)、1560年に亀姫（當真あみ）を生んでいます。

この頃は仲睦まじい夫婦だったようです。

運命の分かれ道：桶狭間の戦い

1560年、亀姫が生まれる直前に桶狭間の戦いで今川義元が織田軍に討ち取られてしまいます。

この機に元康（松本潤）は岡崎城へ帰還し独立してしまうのです。

その後元康は、織田信長（岡田准一）と同盟を組み名も徳川家康と改めます。

残された瀬名と子供たちは、今川の人質となってしまったわけです。

瀬名の父の関口親永は、娘婿が敵対する織田と同盟を組んでしまったため、今川氏真（溝端淳平）の怒りを買い自害してしまいました。

家康が瀬名たちのことを放っておいたわけではありません。

徳川家臣の石川数正（松重豊）を今川氏真との交渉人に立て、捕縛していた鵜殿氏長・鵜殿氏次と瀬奈たちとの人質交換をすることで奪還に成功したのです。

岡崎城へ

母子は岡崎へ移ってきますが、瀬名は一時的に岡崎城から離れた「築山」という場所で住むことになります。これが「築山殿」と言われるようになった所以です。

1567年、信康は信長の娘徳姫（久保史緒里）と結婚します。岡崎城には家康の母・於大の方（松嶋菜々子）もいたため、今川の人間である瀬名が岡崎城へ入ることをなかなか許されなかったようです。

1570年、家康が浜松城へ移ったのを機に、信康が岡崎城の城主となります。

ここでようやく信康は母・築山殿を岡崎城へ呼び寄せます。

夫である家康について浜松へ行かず、岡崎にとどまったことが悲劇の火種となってしまったのでした。

築山殿VS於万の方

浜松城へ移った家康は次々に側室をもうけます。（家康の側室と子供の数はいくら戦国の世といえど異常ですね^^;）

そのうちの一人、彼に仕えていた於万の方との間に次男をもうけてしまいます。（のちの結城秀康）

於万の方は元々瀬名に仕えていた女中です。築山殿は激怒し、於万の方を裸にし、庭の木に括り付けたという逸話があります。

徳姫との確執

信康と徳姫の間には、女子ばかり生まれ男子が生まれません。

浜松にいる家康と側室の間には、次男三男と次々に男子が生まれると、築山殿は気が気ではありません。

信康に跡継ぎが生まれなければ、徳川の家は次男や三男の方へ移りかねないからです。

そこで築山殿は信康に側室を持たせようと画策します。

それが武田家旧家臣の娘だったのです。

徳姫は築山殿の仕打ちにぷっつーん！

書状内容

• 築山殿が信康との仲を裂こうとしている
• 築山殿と唐人医師・減敬との密通があった
• 信康に旧武田家家臣の娘を側室に勧めた
• 築山殿と信康は武田勝頼と内通している
• 信康の日頃の乱暴狼藉な態度
  
  

信長は家康に、築山殿と信康の処分を命じるのでした。

非業の死

築山殿は1579年8月29日に遠江国敷知郡の佐鳴湖に近い小藪村（浜松市中区富塚）で徳川家の将来を危惧した岡本時仲と野中重政によって自害をせまられたが、自害を拒んだ事から彼らによって首を切られて殺害されました。

信康は9月15日に二俣城で自害し、遺体は浜松市中区広沢の高松山西来禅院に葬られました。

この時に信康の介錯を命じられていた服部半蔵正成（山田孝之）は、あまりのいたわしさに首を落とすことができなくて他の者に代わったと言われています。

まとめ

今回は【どうする家康】で有村架純さんが演じる瀬名（築山殿）について簡単に解説しました。

男子にも恵まれ仲の良かった夫婦が、どうして非業の死という運命によって割かれてしまったのかおわかりいただけたと思います。

戦や嫉妬、お世継ぎ問題や嫁姑問題。

ありとあらゆる悲運が重なり母子ともども死ななければならなくなったわけです。

清純派女優の有村架純さんの新境地が見られそうな予感がしますね。

於万の方を誰が演じるのかも気になります。

【 #どうする家康 クランクイン！】

我らが殿・徳川家康役 #松本潤 さん がクランクインしました！

松本さん
「丁寧に作品をつくっていきたい」
磯P
「どうする家康の世界へようこそ！」

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— 2023年 大河ドラマ「どうする家康」 (@nhk_ieyasu) June 6, 2022

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